転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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アーシャはイクス君至上主義の一人である


復讐者の狩人

「畜生!アイツどんだけ強いんだよ!」

 

「分かるかよ!糞!」

 

前衛を任されていた戦士がアーシャの一撃を受けて片腕が吹き飛び、戦士の補助をしていた盗賊もアーシャが放った投げナイフで左肩を持っていかれていた。逃げようと背中を見せた二人に躊躇いも無く彼女は最上級の炎の魔法で跡形も無く焼き尽くす

 

「止めてください!何で奏先輩と戦わなくちゃ「五月蝿いよ?」ゴッハ!?」

 

僧侶である元後輩だった彼女の言葉にアーシャは耳を貸さずに蹴りで数メートル吹き飛ばした後に全身に余す事無くナイフを突き刺す

 

「ま、待って?お姉さんは奏くんと争うつもりは「僕には貴方達を消す理由がある」ヒッ!?」

 

魔法使いの元先輩には一瞬で近付き、腹目掛けて拳を振り抜く。恐らくは彼女の体の中身はグチャグチャになっているだろう

 

「よくも皆を!」

 

仲間の仇を取る為に突撃してきた勇者をアーシャは一瞬で近付き、手に持っていた2本の短刀で一瞬でバラバラに解体した。勇者は自分が殺された事にすら気が付かないで死んだであろう

 

「ヒッ!?な、何でこんな事するのよ!昔のアンタならこんな事!」

 

「ハ?何言ってるの?僕が君達を殺すのに躊躇うと思ってるの?寧ろその逆だよ。僕はずっと君達を殺したかった」

 

最後に残った元同級生の彼女はアーシャに対して非難の言葉を投げるがアーシャにとってはどうでも良いことだった。目の前にイクスを殺した犯人が居るのだから死よりも恐ろしい目に遭わせてやる

 

「君は最初に会った時から気に入らなかったよ。たまたま隣の席に座ってから君は僕にベッタリだった。休み時間も昼休みも休日さえも僕の前に現れた。分かる?僕は君よりも春人と居る方がずっとずっと大切だった。本当なら僕の隣の席は春人だったのに君が無理矢理に春人から席を奪い、昼休みも春人と話してると君が割り込み春人を追い出した、僕が春人の為に作ってきたお弁当も君は厚かましくも春人から奪い、それを我が物顔で食べていた。何よりも許せないのは僕の春人に暴力を振るっていたことだよ!」

 

「あ、あれはアイツが!」

 

「お前が春人の何が分かるんだい?外見だけしか見てないビッチの君に何が分かるんだい?教えて欲しいな?僕の憧れであり、ヒーローであり、僕の全てだった人の何が分かるんだい?」

 

「あんな低脳グズと一緒に居たら奏の才能が埋もれると思って私は!!」

 

「……黙れよ」

 

彼女の言葉にアーシャの何かがキレた。この世界に転生してからアーシャはイクスが他の貴族から影で悪口を言われていた事は知っていたが本人は気にも止めなかったしアーシャも影でしか悪口しか言えない貴族に興味を示す事は無かった。だが目の前の彼女は知ってか知らずかアーシャの最も触れてはいけない逆鱗に触れてしまった

 

「春人と居たら才能が埋もれる?ハッ!低脳クズなのはテメェ等の方だろうが!春人の才能すら気付けない低脳クズ以下のテメェ等には本当に吐き気がする」

 

「な、な、何ですって!?」

 

アーシャにとっての逆鱗はイクスと才能で比べられる事だった。確かにアーシャは生前の頃から成績優秀、スポーツ万能と世間で注目されている才能に溢れていたがその全てはイクスに褒めてもらいたくてやった事に過ぎない。自分とイクスを比べる事すら馬鹿馬鹿しく思える程にアーシャはイクスに才能では勝てないと思っている。イクスの才能を言葉で表すのならば【他人を天才にする事】だとアーシャは思っている

 

その理由は簡単だった。過去に自分以外にも虐められたり挫折したり心が折れた人達をイクスは必死に慰めてくれた。そして慰められた人達はまるで生まれ変わったかの様に才能に目覚めていた

 

チームで埋もれて心が折れていた野球部の選手を慰めたらその翌日からメキメキと力を付けて試合の日に出された日には全てホームランを決める程だった。そしてその数年後には日本一有名な名選手に成る程だった

 

他にも有名な投資家、サッカー選手、社長、大統領、政治家、警察、医者、その他多くと言った1度は心が折れた者達をイクスは救って来た。当の本人は気が付いてなかったが

 

だからアーシャにとってイクスは神とすら言える彼と比べるのは愚かとすら言える事だった

 

「やっぱりお前だけは楽には殺さない」

 

「いや、待って!お願い!いやああああああああああ!!」

 

平原で彼女の声が鳴り響くが誰も助けに来る者は誰も居なかった




いやぁ、イクス君マジで何者かな?
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