転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!? 作:エスト瓶
共和国が消え去ってから一月が過ぎた。その間に帝国と王国は兵を使って共和国国があった場所に向かうがそこには巨大なクレーター以外何も残っていなかった。人々が歩んできた営みなど最初から存在していない様な気配さえ感じてしまったらしい
共和国の件は帝国と王国が預かり、一旦この話に折り目がついたお陰でイクスとアリアはこの一ヶ月間で送られてきた膨大の書類を終えて自分達の家に帰宅した。共和国が消えた次の日に何故かマリアから家と変わらない程の家をプレゼントされた。理由を聞くと
「これからはイクス様と暮らすのですから当たり前です♪」
との事だがハッキリ言って意味が分からなかった。使用人はマリアが連れて来た使用人を住み込みでお世話してくれるとか、その理由から今までバラバラに生活していた婚約者+魔王+吸血姫+メイド+双子が何時から聞いて居たのかは分からないが既に引っ越しの準備を終えて自室でまったりとしていた
自分の部屋に案内されて中を確認すると前の部屋と全く同じだった事に驚きを感じながらもアッサリと受け入れることが出来た。そしてある程度部屋の中を見た俺はマリアに案内されてとある場所に向かっていた。場所を聞いても教えてくれなかったので頭を悩ませるが答えは出なかった
「此処です。イクス様」
部屋の中に入ると一番最初に目が言ったのは巨大なキングサイズのベットだった。その大きさは全員が一緒に寝ても余るくらいの大きさのベッドだった。次に目に入ったのは机の上に置かれている赤い液体が入ったボトルだった
「……なあ、あれは何だ?」
「あれですか?あれは【ラックスネーク】の血液から作り出した精力にとても効くお酒ですね♪名前の通り運が良ければ1発で当たりますよ♪」
「マリア……流石にその言い回しはどうかと思うぞ?」
マリアの説明を受けて痛む頭を押さえながら溜め息を吐く。要するに此処は子を作る為の部屋か?別に性交をするのは別に構わない。母さんからも早く孫の顔を見せろと言われているから。だが流石に全員まとめて相手をしろとか言わないよな?
チラッと視線を向けるとマリアはまるで考えている事が分かっていたのかニッコリと微笑み返してきた
マジか……
俺この世界で生きていけるのかな?
少しの絶望に打ちのめされながらマリアに手を引かれて向かった場所は食事場だった。既に俺達以外のメンバーは来ていたのか俺達を見や否や早く座るように視線で訴えてきた
その視線に従いイクスは空いているアーシャとシルフィの真ん中に座りると見計らっていたのか次々と使用人達が料理を運んできた。運ばれてきた料理に口を着けるとあまりの美味しさに少し目を見開いてしまった。その後は全員と楽しい会話を加えながら出された料理を完食した。料理の後はゆっくりとお風呂に入り自室に戻ると同時に部屋の扉が鳴らされる
「はい、どちら様?」
「私だよ」
訪ねてきたのはアーシャの様だった。何か用があると思い聞こうとするがそれよりも早くにアーシャはイクスの手を掴み歩き出す
「ア、アーシャ?」
イクスの呼び掛けに反応する事無くアーシャは目的地の場所に向かった。そして到着した場所はさっきも説明した【あの】部屋だった。部屋の中に入ると先程のメンバー全員が肌色面積の多い下着を着てスタンバっていた
「あ、あの、これは一体?」
「何ってこれからイクスと私達で子作りだよ」
まるで何でもない様な風に言うアーシャに流石のイクスも顔が赤く染まってしまった。既に逃げ道である扉は魔法により空かなくなっており、扉も同じ様に割れない様に何重にも魔法が重ねられていた
「女がここまでしてるんだよ?イクスも覚悟を決めて?」
「…………分かった」
長い沈黙の果てにイクスは彼女達を抱くことを決意した。ここで抱かなければ彼女達を傷付けてしまう結果になるし、何よりも自分も男なので……分かってくれ
「それじゃあ、イクスには頑張ってもらおうかな?一人最低でも三回だならね?」
「…………逃げたい」
その後彼女達が部屋から出てきたのは三日後の夜だったらしく、全員が肌に艶があり逆にイクスはミイラ寸前になっていたらしい
「イクス!」
「何だ?」
「僕と初めてを貰ってくれてありがとうね!」
「……どういたしまして?」
「僕も生前はイクスの童貞を貰ってたから大丈夫だよ!」
「あ、その事で後で詳しく聞くからな?」
「ヒィィィィ!」
イクス君が遂に決意しましたて!IFの世界では散々な目に遭っていたのに……