転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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男は子供が生まれるまで父親としての自覚が持てない!


発覚と就任

初夜を迎えてから2ヶ月が過ぎた。季節を言えば春だ、去年は色々有りすぎたんだ。そして年も明けて春になる頃にある事が発覚した。それは

 

「イクス、私達妊娠したよ♪」

 

「は?」

 

何時も通り騎士団の仕事を終えて帰宅したイクスにとても良い笑顔で報告してきたアーシャに思わずイクスは間抜けな声をあげてしまった

 

「まあ、妊娠したのは私、マリア、アーレスなんだけどね」

 

「……こう言う時何て言えば良いんだ?」

 

「素直に喜んだら?」

 

女性の場合は自覚を持てるが男性の多くは生まれてくるまでの間はどうも自身が持てない。特に妊娠が発覚した時の場合は特にそれに当てはまり、確かに愛する人との間に出来た子供は嬉しいのだがどうしても実感が沸かないのだ

 

「イクスが今何を考えてるのか当てて上げようか?父親としての実感が沸かないんでしょ?」

 

「良く分かったな」

 

「ふふ、何れだけ一緒に居たと思ってるの?イクスの考えなんて何でも分かるよ♪」

 

「そうか」

 

優しく頭を撫でるとアーシャは嬉しそうに目を細目ながらイクスのナデナデを堪能していた

 

「恐らく来週辺りに他のメンバーも分かると思うよ?」

 

「……全員か?」

 

「うん。イクスの子供が早く出来る様にお願いしたからね」

 

「……毎日全員を相手に5回も相手すればそうなるだろうな」

 

「ふふ、これも私達がイクスを想う愛ゆえだよ♪」

 

「……そんなものか?」

 

そんな会話をしながら他のメンバーにも話を聞きながらその日は妊娠が発覚した事にお祭り騒ぎだった。両親+魔族の幹部達が家に押し寄せて家の中でパーティーが開かれた

 

一番驚いたのが妊娠したメンバー全員が双子だと言うことだった。何故分かったかと言うと母さんのスキルの家の1つにそう言った物があったらしい。これは代々家に伝わるスキルだとか……それはもうスキルでは無く魔法なのでは?

 

しかも驚く事に物の見事に性別が男女に別れていたのだ。何て言うか此処まで来ると笑えなくなる

 

そんな騒動もありアリアとフルは一時的に騎士団から離れる事になった、妊婦になる女性に無理をさせる訳にもいかないのでアルトリウスが気を使って休ませてくれたのだ

 

「あ、それと今日からイクスは新部隊の隊長な。副隊長はアリアだから安心しな」

 

「は?どう言うことですか?」

 

まさかの言葉に持っていた書類を全部落としてしまった

 

「いや、去年から会議で話し合っててな。お前が率いると部隊の負傷率が圧倒的に下がるからな。そこで俺達はお前の為に新しい部隊を作ることにした」

 

「簡単に言ってしまえばお前達の部隊の役目は他の部隊の盾役だ。どんな状況下でも護衛対象を守り抜く部隊がお前達の役目だ」

 

「……要は弾除けですか?」

 

「言い方は悪いが概ねそうだ」

 

「…………」

 

アルトリウスの言葉にイクスは少し考える為に腕を組む。別に自分はその部隊の隊長になること事態は構わない。だが妻であるアリアをそんな危険な任務に付かせて良いのだろうかと悩んだ。もしも彼女に何かあれば自分は決して正気では居られなくなるだろうと自身を持って言えるだろう

 

「その顔は嫁の事を心配してる顔だな」

 

「……ええ、まあ」

 

アルトリウスの指摘に少し不貞腐れながら答えてしまったが別に自分は悪くない

 

「まあ、こんな仕事をしてるんだ、常に危険は付き物だ」

 

「隊長は奥さんの事は心配じゃないんですか?」

 

「俺か?俺は別に心配してないな」

 

「何故?」

 

「そんなの決まってるだろ?アイツに何か起きた時は全力で助けに行くからな」

 

その時のアルトリウスの顔を見てイクスは何処か不思議そうな顔を浮かべていたが妻を持ったイクスには彼の言っている事には素直に賞賛を贈った

 

「お前も男だろ?だったら惚れた女くらい軽く守って見せろ」

 

「……分かりました」

 

イクスの返事に気を良くしたのかアルトリウスは仕事の途中にイクスを連れて肌面積が多い女の子が沢山居るお店に連れて行ったがその日の内に嫁全員から説教と言う名の武力行使が行われたのは言うまでもなかった




キャバクラとかに行った日には浮気判定を食らってその日の内にイクス君はミイラ以下の存在になり果てるとか……
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