転生したら何故か親友がTSヤンデレ勇者に生まれ変わって求婚してくるんですけど!?   作:エスト瓶

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今回でヒロイン関係のフラグは終わりかな?多分

感想が思いの外来てたので結構楽しみにして読んでます


無表情の女騎士

俺が騎士団に入隊してから2年が過ぎた

 

え?早く無いかだって?馬鹿を言わないで欲しい、13になってから騎士団に入隊してから訓練に訓練が重なり、更に実戦と言う名の地獄に叩き落とされた時の記憶なんて思い出したくないんだよ。それと何故か騎士団では俺はボッチだった。誰も話し掛けてくれないし、目も会わせてくれないんだよ!ストレスで死にそう(白目)

 

「……イクス、おはよ」

 

「ああ、おはよう。アリア」

 

騎士団の中でボッチの俺だが先程俺に挨拶してくれたアリアと呼んだこの子だけは俺に話し掛けてくれる、勿論口数は物凄く少ないけど……

 

騎士団に入隊した時は見習いとして色々な知識や訓練をやり、その後は新人騎士団の歓迎会で先輩騎士に色々と戦場のいろはを教わったりと色々と騒がしかった。そして一番辛かったのは訓練で近くの森の調査をしていたらオークの群れに襲われた。見習い騎士達はパニックになり、我先にと逃げ出す始末。残った何人かの見習い騎士と残ってくれた先輩騎士の人と一緒にオークの群れを食い止める事に成功した

 

その際にオーク達の視線が何故か俺に集まり、一斉に襲ってきた。俺は咄嗟に他のメンバーから離れ、右手に装備してある盾で何とか防ぎながら後衛のメンバーによって迎撃してくれたけど何故自分だけ?

 

「……格好よかった」

 

戻る時に見習いの騎士の一人の女の子にそんな事を言われたが何処が格好いいんだ?

 

そんなハプニングに遭遇しながらもあっと言う間に2年が過ぎていました。一番解せないのが俺が出掛ける度に魔物や犯罪者に遭遇する事だった、そして毎度の事ながら初めて格好いいって誉めてくれた女の子が仕事が終わる度に抱き付いてきて寝てしまうのだ。本当にこの子は何がしたいのだろう?

 

あ、そう言えば最近何故か何処からか視線を感じる事が多くなった、何て言うか悪意の視線じゃないのは分かるけど好意的な視線でもないのが凄い気になる……。まさかストーカー!?いやいや、こんな平凡な男をストーキングする物好きは居ないだろう。何故か奏には何時も行く先々で遭遇していたが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリアside

 

今日から私、アリア・ローベルも遂に騎士団に入隊することになった。別にギルドで冒険者をするのもアリだけど、あっちだと成果と報酬が釣り合わないし、無駄に命を捨てたくない

 

騎士団に入隊すると色んな種類の人間が居る。自信に満ちている者、成り上がろうとする者、嫌々入った者と様々な人間が居た。その中で一際目を引いた存在が居た、灰色の髪に黒い瞳を持ち、誰とも話さずにただ待っている人が居たのだ

 

周りを寄せ付けない雰囲気を醸し出し、同年代の彼等では怖くて話し掛けられないのは仕方無いことだろう。勿論私も彼等と同い年だけど。勇気を持って話し掛けてみよう。女は度胸だ

 

「……こんにちは」

 

「……ああ」

 

視線をチラッと此方に一瞬だけ向けた後はすぐに視線を戻し、また無言の空間が広がってしまった

 

「……名前は?」

 

「イクス、イクス・クラウンだ」

 

名前を告げると今度はお前の番だとばかりに視線を向けられた

 

「……私は……アリア・ローベル……よろしく」

 

今度こそ興味を無くしたのかイクスは何も喋らなくなり、会話が終わってしまった。その後は騎士が来て訓練の内容を告げられた。私はチラッとイクスの方に視線を向けるが特にこれと言った反応は無く、ただ淡々と聞いていた

 

それから何ヵ月も己が扱う武器の訓練や雑学を学んでいった。そして先輩達の引率で近くの森の調査に来てみると何処から現れたか分からないけど大量のオークの群れが現れた。それもオーク達のレベルは1体が40超えの奴等ばかりだった。オーク達の姿を見た同期の者達は声を上げて真っ先に逃げだしてしまった

 

今の私達ではどう頑張ってもオークを倒す事は不可能だ。どうしたら生き残れるのかと考えていると突然イクスが私達から距離を放した。すると先程までイクスが居た場所にはオークの持つ斧が降り下ろされていた。一瞬何が起きたのか理解できなかった。だけど私の脳が理解するよりも先に状況が動いた、オーク達が一斉にイクスの方に向かって攻撃し始めたのだ。普通なら40超えのオーク達の攻撃を一斉にされたら生きてはいない。だが私の目の前でそれは起きなかった。何故ならばイクスは手に持っている盾でオーク達の攻撃を受け止め、弾き、往なし、もう片方の手には剣が握られ確実にダメージを与えていたのだ

 

正気を取り戻した先輩騎士達がイクスの援護に回り、オーク達は森の奥に撤退していった。どうやら私達は生き残れたようだ、それもイクスのお陰で。だからか自然と言葉が出てしまった

 

「……格好よかった」

 

私の言葉にポカンとしたイクスがしていたが私にはそれを気にする余裕がなかった。何故ならば私の顔は真っ赤になっていたのだから……

 

その後は特にこれと言った事は起きなかった。あれ以来私はイクスと会話をするようになり、イクスも初期よりも良く喋ってくれる。こんなに他の者と会話をするのが楽しいとは思わなかった

 

だから感謝するよイクス。ありがとう




無表情の女の子って良くないですか?心の中では必死に頑張って会話を広げようとするけど、周りが勘違いしていくとか最高だと思えます

あと、勘違い物を書いていると色々と難しいですね
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