ちゃんとやられている方には申し訳ないです。
怜「よーし修行はじめよか」
小蒔「私も早くやりたいです」
霞「あらあら、すごいやる気ね。でもますはこちらに着替えてくれますか?」
咲「これって巫女装束ですか?」
小蒔「私たちとお揃いです♪」
怜「ウチ初めてやわ、コスプレするの」
咲「本物ですよ!私ちょっとあこがれてました。まさか本物を着れるなんて。」
怜「咲ちゃんは似合いそうやな。ウチにはどうやろ…」
咲「似合うと思いますよ」
怜「やっぱりか?ウチの儚い雰囲気と美
咲「…黙ってれば」ボソ
怜「なんか言うたか?」
小蒔「なんだか楽しいですね」フフ
霞「さあさあこちらへどうぞ」
~お着がえ中~
咲「準備できました」
怜「なかなか新鮮やな」
小蒔「お二人ともお似合いです」
霞「それにしても咲ちゃんと小蒔ちゃんは似てるわね」
怜「ほんまやな、巫女服でますますそっくりや」
小蒔「光栄です」
咲「いえいえ、こちらこそ光栄ですよ」
小蒔「そんなこちらこそです」
咲「いえいえこちらこそ…」
怜「二人で何してるん」ループ?
霞「似てるのは見た目だけじゃないのかしら」フフ
小蒔「もっと仲良くなれそうです」
霞「春ちゃんが準備してくれてますからそろそろ行きましょうか」
怜「そういえば修行ってどこでやるん?」
霞「これからあなた方を霧島神境にご案内いたします」
小蒔「外の方が来るのは宮守の方々以来ですね」
咲「これから移動するんですか?」
霞「大丈夫すぐですよ、こちらへどうそ」
小蒔「離れないでくださいね」
怜「そっち神社しかないで??」
~鳥居クグル~
怜・咲「」ポカーン
小蒔「ここにいらっしゃった方はみんなそうなりますね」
霞「無理もないと思うわ」
咲「“事実は小説よりも奇なり”とはこういうことを言うんでしょうか?」
怜「ホンマになぁ・・・」
咲「なんと言えばいいか・・・神秘的な空間です」
怜「ここになら神様もいそうやな」
霞「ありがとうございます」
小蒔「神様はきっと見ていてくださいますよ」
怜「そもそも二人の存在が“小説より奇なり”やったな。昨日から普通にしとったから忘れてたわ」
咲「ここに来ると改めて実感します」
霞「あまりかしこまらなくても大丈夫ですよ」
小蒔「これからも普通に接してくれると嬉しいです」
怜「そやな、昨日は散々遊んだしな」
咲「そうですね、これからも仲良くしてくれると私も嬉しいです」
小蒔「ありがとうございます」パァァ
霞「さあ行きましょうか」
春「待ってた。準備はできてる」
怜「まずは何やるん?」
霞「初めは祝詞を読んでみましょう」
怜「祝詞?」
小蒔「簡単に言えば神様に捧げる言葉・挨拶でしょうか」
霞「まずは私たちに続いてください。自らの祈りを込めるといいかもしれませんね」
怜「わかった(プロに…)」
咲「はい(私の願い…)」
小蒔「高天原に神留坐す・・・
・・・畏み畏みも白す」
霞「これで終わりです」
怜「やっぱり難しいなぁ」カミカミヤ
小蒔「大丈夫ですよ。本当に大事なのは心ですから」
咲「神様は聞いてくれたんですかね」
霞「宮永さんが真剣に読んだんですから、きっと聞いてくれています」
春「次は瞑想・・・こっちに並んで」
怜「瞑想はよく聞きはするな、やったことないけど」
咲「“心を無にする”とか聞いたことありますね」
小蒔「無にするですか?」
霞「心を静かに落ち着け、自分の心その奥深くを見つめる。そんな修行です。麻雀のことでも能力のことでもプライベートのことでも、自分を見つめ直してみてください」
怜「そうやな、今回の旅のこと振り返るにはいい機会や」
咲(私の旅の目的、私は強くなるために・・・来たはず)
小蒔「さっそく始めましょう」
春「早く座る・・・」
~瞑想中~
咲(インターハイ団体戦決勝の大将戦オーラス、私は嶺上開花を和了れなかった。槓はできた、でも和了れなかった。穏乃ちゃんの思いが私を上回ったんだと思う)
咲(その後の個人戦は準決勝で負けてしまった。お姉ちゃんと戦える機会を私は逃した。団体戦のあと仲直りすることができたのは、決勝まで連れてきてくれた清澄のみんな、私に牌を握る機会を与えてくれた和ちゃんのおかげだった。)
咲(なのに私が負けたから和ちゃんは転校しなければならなくなった。部長の最後の大会を負けで終わらせてしまった。)
咲(私が負けたから、私が弱かったから・・・・・・だから私は強くならなきゃいけない。今年私を導いてくれたみんなを今度は私が導くために。)
咲(なんとしてでも、どんなことをしても)
咲(強くなるためにいろんな麻雀を勉強している。和ちゃんの麻雀・部長の麻雀、そして小鍛治健夜。あんな人がいるなら、私だって全部勝てるようになれるはず。この旅も強くなるためのもの)
咲(でも最近はあまり勝ててない、インハイのころよりは強くなってるはずなのに。何でだろう?やっぱり技術が練習が足らないから?)
咲「・・・・・・」ゴゴゴゴ・・・・
春「・・・・・・」チラッ
霞「・・・・・・」フンフム
小蒔「・・・・・・」
怜「・・・・・・」チラッ
怜(咲ちゃん・・・どう見ても焦っとるよな、まだ1年生なんやしそんなに焦ることないと思うんやけど。と今は自分のことに集中せな)
~終了~
霞「どうでしたか?」
怜「自分のこといろいろ再確認できたし、少し試してみたいこともできた。たまにはいいもんやね。咲ちゃんはどやった?」
咲「私もやらなきゃいけないこと確認できました。でも心を静めるって難しいですね」
小蒔「毎日少しづつでもやっていれば慣れてくると思います」
春「時間は短くても大丈夫・・・」
咲「帰ってからも続けてみます」
怜「ウチもそうしようかな」
霞「この後は舞をやってみましょうか。普段からやってるものではないですけど」
春「今日は特別」
咲「私運動はあまり得意じゃないです」
怜「ウチも不安やな」
霞「最初はだれでもそうですよ。とりあえず小蒔ちゃんにお手本を見せてもらいましょうか」
小蒔「はい、わかりました。でも友達に披露するのは初めてなので緊張します」
春「姫様ならきっと大丈夫・・・、準備もできてる」
小蒔「宮永さん・園城寺さん見ていてくださいね」
怜「しっかり見とるよ」
咲「頑張ってください」
~舞~
咲「すごい・・・綺麗です」
怜「ああ・・・」
小蒔「ありがとうございます」
春「あいかわらず・・・すごい」
小蒔「お二人もやってみましょう」
咲「私もあんな風に踊れるんでしょうか」
霞「それは咲ちゃんしだいかしら」
春「すぐにはできないと思う・・・でも咲ならきっと」
咲「私やってみたいです」
小蒔「私も初めはへたっぴでしたから大丈夫です」ニコ
怜「私もできるだけやってみるで。覚えて帰って竜華に見せたら喜んでくれるやろか」
小蒔「きっと喜びますよ。私も全力でお教えします」
春「私も教える」
咲「二人で頑張りましょう、怜さん」
霞「舞の所作ももちろん大事ですが、その心・精神を意識してやるといいと思いますよ」
~修行終了~
怜「疲れたけど、すがすがしい汗やな」フー
咲「そうですね、楽しかったです」
小蒔「お疲れ様です。とてもお上手でした」
霞「今日の修行はここまでにしましょうか」
咲「ありがとうございました」
怜「ありがとうございました。シャワーとか浴びれんやろか?」
春「じゃあ私が案内する・・・咲はしっかりついてきて」
怜「手つなぐか?」ホレ
咲「二人とも心配し過ぎです」
小蒔「お友達を心配するのは当たり前ですよ。私が手をおつなぎましょう」ドウゾ
咲「ううっ、お・・・お願いします。」スッ
小蒔「はい!」ニコッ
怜「あれは強いなぁ」
春「そこは・・・姫様だから」
怜「あの笑顔には誰も勝てへんな」
春「でも・・・手をつないでよかった。はぐれたら帰って来れなくなるところだった」
怜「えっ!?冗談やんな?」
春「・・・」
怜「マジで?」
春「・・・」コクトウパク
怜「いや、どっちやそれ」ワカラン
霞「まあまあ、宮守の方々は全員で帰られましたよ」
怜「まあそうやろな。ん・・・宮守は??」
霞「さっさあ、はっちゃんたちがそろそろお仕事終わるころだと思うので、私は呼んできますね。そしたら麻雀しましょうか」アセアセ
怜「・・・春ちゃん手つながん?」ゾゾ
~まーじゃん~
初美「さあ麻雀の時間ですよー」
怜「やけにテンション高いやんな」
初美「お二人が来てるのに仕事なんてやってられませんよー」
霞「初美ちゃん??」ウフフ
初美「も、もちろんちゃんと終わらせましたよ」ヒッ
咲「私も早く打ちたいです」
小蒔「私も頑張ります」
巴「始める前に少しいいですか?園城寺さんって麻雀以外でも未来が見えるんですか?」
怜「一応秘密やったんやけど、何で気づいたん?」
巴「それは・・・私たちが異能に敏感だからとしか」
怜「さすがは永水やな。ただこれを知ってるのは竜華だけや。一切他言無用でお願いします」
巴「それは申し訳ないことを聞いてしまいました。すみません」
怜「といっても大したものは見えへんよ。昨日のトランプとか簡単なものなら少し未来が見えるけど」
巴「なるほど」フム
怜「聞いた理由がなんかあるんやろ?」
霞「あなたの力には私たちお同じものを感じていたの。」
怜「同じもの?」
霞「ええ、麻雀以外にも使える力を麻雀に使っている、そしてそれが上手くいってないんじゃないかって」
怜「消耗激しいしやな、上手くいってないのかもな」
霞「昨日も言いましたけど麻雀に私たちの力を集中させるのは難しいんです、もともとそのための力ではないですから。園城寺さんの力もそうなんじゃないかと思いまして」
怜「まぁ未来見える人がいても、それを麻雀に使おうとはならんやろな」
怜「ウチは最初麻雀しか思いつかなかったけどな」
初美「私たちが麻雀で力を使うときに気を付けることとか教えます」
巴「ただ“未来を見る”というその力は私たちに理解しきれるものではありません。ですので必ずしも力の使い方が上達するとは限りませんがよろしいですか?」
怜「もちろんオーケーや。今日やった修行もこの下準備みたいなもんやったんか?」
霞「麻雀も修行の一環ですよ」
怜「なるほど。それじゃあビシバシ頼むで!」
巴「ではまずは・・・
怜(必ずものにして帰るから。待っててや竜華!!)
小蒔「宮永さんは私たちと全力で打ちましょう。負けたら罰ゲームですよ」フフ
春「清澄には負けない・・・」
明星「よろしくお願いします」
咲「罰ゲームですか?」
春「そのほうが面白い」
小蒔「もっともっと仲良くなりたいですから。楽しく麻雀しましょう」
咲「麻雀は全力でやるんですよね?」
春「もちろん・・・勝ちに行く」
小蒔「楽しみながら全力です」
明星「私だって頑張ります」
咲「・・・はいやりましょう。私も負ける気はありませんよ」フフ
小蒔「はい!!」ニコッ
咲(神代さんが全力でやってくれるなら。私も全力で倒す!)ゴッ
春「・・・・・・」
~麻雀終了~
巴「怜さんどうですか、コツはつかめましたか?」
怜「さすがに1日でとはいかんみたいやな」
巴「そうですよね」
初美「落ち込むことじゃないですよー。私たちだって未だに苦労しています」
怜「でも今までがむしゃらにやってたから、すごい進歩や」
巴「それはよかったです」
霞「私はすごいスピードで上達していると思いますよ」
怜「ホンマか!?石戸さんに言われると安心感がちゃうな。母性があふれでとるな」ウンウン
霞「」ピク
初美「母性があふれてるのは、きっと一番年上だからじゃないですかー」ケラケラ
霞「あらあら、私たちは同い年のはずだけど?」ニコニコ
初美「精神的にですよー」
霞「何が言いたいのかしら?もっとよく聞きたいわね」ニコニコ
初美「いいんですかー?言ってしまって?」
霞「あらまあ」ニコニコ
怜「あれほっといてええんか?」コソコソ
巴「大丈夫ですよ、はっちゃんはお仕置きかもしれませんけど、いつものことですから」
怜「・・・ならええか」(触らぬ神に祟りなしやな)
霞(それにしても園城寺さんは上達が早いわね。これも思いの強さかしら。修行の時も思ったけど本当に強い心と思いを抱えている。これならもしかするとすぐにでも・・・)
怜「咲ちゃんたちも終わったかー?」
咲「はい、終わりましたよ」カオニスミ
怜「それどしたん?」
咲「罰ゲームになっちゃいまして」ハハ
小蒔「汚れちゃったけど、すごく楽しかったです」クロ
春「やっぱり強い」クロ
明星「完敗です」マックロ
怜「見比べると勝敗はごぶってとこやろか?」
咲「また勝てませんでした」
怜「そうやな」
小蒔「悔しいです、次はもっと勝ちます」
怜「4人とも楽しそうやな。ちょっとウチもやりたかったわ」
咲「次は一緒にやりますか?私が黒く塗ってあげますよ」
怜「ウチが咲ちゃんに第3の目でも書いたろか?」
咲「どんなセンスですか!?」
怜「なぁ咲ちゃん、楽しかったか?」
咲「突然なんですか?楽しかったですよ、こんな罰ゲーム久しぶりです」
怜(罰ゲームか・・・)
小蒔「宮永さん一緒に洗いに行きましょう」オーイ
咲「神代さん、待ってください」
春「園城寺さん・・・」
怜「なんや?」
春「咲のこと。分かってると思うけど・・・」
春「罰ゲームは楽しんでた。でも麻雀中は・・・怖かった。全てを圧倒しようとしていた」
怜「・・・」
春「ちゃんと見ていて。園城寺さんなら咲に思い出させてあげられると思う。久の言っていた咲の本来の麻雀」
怜「原村和でもなく宮永照でもなく、ウチがか?」
春「私はその二人をよく知らない。でも園城寺さんと咲のことを2日間だけど見てて、できると思った。だからお願い」
怜「なんや無責任やな自分」
春「私は久にいろいろ聞いただけで咲をよく知らないから。お願い」
怜「まぁ言われんでもやるけどな。一緒に麻雀楽しみたいからな」
春「ありがと。・・・久も喜ぶ」ニコッ
怜「なんや重たいもんを背負うたかもしれんなぁ」
~数日後~
咲「忙しい時期にありがとうございました」
怜「おかげさまでこれからの希望が見つかりました」
霞「随分大げさなのね」
怜「誇張でもないですよ、実際ウチの目的に一気に近づけたと思います」
小蒔「こちらこそありがとございました。この数日間は本当に楽しかったです。咲さんは来年のインターハイで絶対に戦いましょう、約束です」
咲「小蒔さん・・・待っててください。必ず約束を果たせる力をつけて見せます」
霞「すっかり仲良くなりましたね。今ならだれでも姉妹で押し通せますね」
怜「心なしか咲ちゃんの胸も大きくなったような・・・」
咲「本当ですか!?きっとあの温泉が・・・」
怜「やっぱり気のせいやな。というかけっこう気にしてたんやな」
咲「気にしますよ!!周りがこんなのばっかりだったんですから」
霞「あはは・・・」
小蒔「??」
怜「まあ確かに、もう一緒に風呂入りたくはないかも知れへんな」
小蒔「ええっ!?何でですか?悪いところがあるなら直しますから」
咲「小蒔さん・・・それは無理です」
小蒔「ええっ!?」ナンデ
咲「むしろ私を直してください!!」
怜「咲ちゃん落ち着き。キャラがおかしなっとる」
霞「小蒔ちゃんも落ち着いて。それよりも来年があるのは羨ましいわね」
怜「そやな。ウチらはインターハイは1回だけやったからな」
霞「次はどうするんですか?旅はまだ続けるんでしょう?」
怜「もう今年も終わりやし、いったんは帰省やな。そこから先は竜華とかにも聞いてからやな。これまでのことの振り返りもしときたいし」
咲「そうですね。一度帰ってお父さんに顔も見せないと心配するでしょうし」
怜「次があるとしても年が明けてからやな」
小蒔「なるほど、私も旅の無事をお祈りしています」
怜「こんなに心強いこともないな」
咲「では改めてありがとうございました。この恩はいつか必ず返します」
霞「またいらしてくださいね」
怜「それじゃあ、ホンマおおきに」バイバイ