想像以上にショックが大きかった
~松実館~
怜「すっかり遅れてもうた、咲ちゃん怒ってへんやろか」
玄「お待ちしておりました。お久しぶりです、園城寺さん!」
怜「玄ちゃん久しぶりやな」
玄「インハイ以来ですね。さあこちらへ、咲ちゃんが首を長くして待ってますよ」
怜「やっぱり怒っとるか?」
玄「ふふっ、自分で確かめて見てください」
怜「気が進まんなぁ」
玄「さっこの部屋です。私はまだ仕事が残ってますから、後でお邪魔しますね」
怜「ありがとな」フー
ガラガラ
怜「咲ちゃんゴメン!!このとおりや!」
「」
怜「あれっ・・・」チラッ
こたつ「・・・・・・」
怜「・・・」
こたつ「・・・・・・」
怜「玄ちゃん、部屋間違えたな」ハハーン
こたつ「」モゾッ
怜「」ビクッ
怜「だっ、誰かいるんか?」
こたつ「」モゾゾッ
怜「咲ちゃん?」
咲「う~ん、誰ですか?うるさいです」ゴシゴシ
怜「よかったで、知らない人の部屋でいきなり謝り倒したかと思ったわ」
咲「怜さん?」
怜「怜さんやで」フフン
咲「・・・おやすみなさい」
怜「なんでやねん。ウチって理解してから寝たやろ今?」
咲「阿知賀のみんなと麻雀打って疲れたんですよ」
怜「去年ぶりの再会やで、もっと喜んでくれてもええやろ」
咲「3日ぶりですよ、1年ぶりみたいに言わないでください」
怜「ウチは会いたかったで」
咲「・・・おやすみなさい」
怜「なんでや!?」
咲「疲れたんですよ、誰かと違って」
怜「ウッ、やっぱり怒っとる?」
咲「怒ってません」ツン
怜「お願いやから堪忍してや」
咲「怒ってないので堪忍も何もありませんよ」
怜「怒っとるやんか」
こたつ「もぞもぞ」
怜「えっ!?他に誰かいるん?」
咲「いますよ。ここ玄さんと宥さんの部屋ですし」
こたつ「ごそごそ」
宥「うーん・・・園城寺さんお久しぶりです」
怜「おっお久しぶりや・・・今までこたつの中おったんか?」
宥「すごーくあったかいよ」
怜「今までの話聞いてたんか?」
宥「うん。咲ちゃん心配してたんだよ、園城寺さんなかなか連絡とれなかったから」
咲「ちょっ、宥さん!?」
宥「練習中もうわの空で”怜さん大丈夫かな?”って呟いてて」
咲「ううっ・・・」チラッ
怜「」ニヤニヤ
宥「連絡取れたときは、ほんとに安心してたよね」
怜「連絡遅れてすまんかった、そんなに心配してくれてるとわ思わんかった」
咲「別に心配なんて・・
怜「してくれたんやろ、嬉しいもんやで」
咲「そ、そもそも怜さんが誘っといて遅刻するのが悪いんです」
怜「堪忍してや」
咲「私一人だったんですからね!」
怜「申し訳ないことしたわ、二度と会えんくなるところだったな」
咲「私の迷子癖なめないでください」
怜「自分で言うほどか!?」
宥「あったかいねー」
ガラガラ
玄「お待たせしました」
宥「玄ちゃんお仕事は終わったの?」
玄「友達が来てるなら先にあがっていいって」
怜「玄ちゃんの仲居さん様になっとったなぁ、着物も似合うてたし」
咲「しっかり者のお姉さんって感じでした」
宥「玄ちゃんはお仕事の時はしっかり者だから」
玄「ありがとうございます」
怜「着物はロングヘアの人が髪をアップにするのがええよな」
咲「ショートも着物似合うと思いますよ」
怜「普段見せないうなじがええんよな」
玄「マニアックですね」
咲「それ単に竜華さんのこと言ってるだけですよね」
宥「確かに清水谷さんは着物似合いそうだねー」
咲「怜さんより似合うと思います」
怜「一言余計や。玄ちゃんはどう思う?」
玄「私はやっぱりおもちですね」
咲「おもち?」
玄「おもちが帯でこう・・・
宥「玄ちゃん・・・着物関係ないよね」
玄「は、はい」ブルッ
咲「怜さんが玄さんに聞くから、玄さんが怒られましたね」
怜「なあ咲ちゃん?」
咲「はい?」
怜「今日ウチへの当たりきつく無いか?」
咲「遅刻したからですよ」
怜「そやけど・・・うーん」
咲「実は竜華さんに言われてまして」
宥「何を言われたの?」
~回想・電話~
咲「次は阿知賀ですね、了解です」
竜華「今度も怜のこと頼むで」
咲「任せてください」
竜華「でもあんまり甘やかさんといてな」
咲「?甘やしてはないと思いますけど」
竜華「怜帰ってきてから咲ちゃんとパーティーしたとかお風呂入ったとかそんな話ばっかりや」
咲「確かに事実ですけど」
竜華「特訓に行ったはずなのにな」
咲「特訓もちゃんとしてましたよ」
竜華「まあそういうことやから甘やかさんと厳しくしたってな」
咲「は、はい」
竜華「信用しとるからな」
~回想終了~
咲「というやり取りがありまして」
怜「厳しくってこういうことなんか?」
咲「それからもう1つ・・・」
怜「まだ何かあるんか!?」
咲「怜さん遅刻以外で私に謝らないといけないことありませんか?」
怜「遅刻以外・・・うーん・・・」
咲「はあ・・・お姉ちゃんに写真送りましたよね」
宥「写真?」
怜「ギクッ!?なんで知ってんねん?」
咲「ギクッて。お姉ちゃんが教えてくれましたよ」
怜「秘密にする約束やったのに・・・」
玄「そんなに恥ずかしい写真なんですか?」
怜「ただの寝顔やよ」
咲「ただのって何ですか!?あれだけダメだと言ったのに」
宥「それは怒られてもしょうがないよ」
怜「阿知賀でのウチのイメージが、どんどん悪く」
咲「イメージより私を気にしてください!!」
怜「せやかて、あの写真見ても“咲ちゃん可愛いい”しか思わんて」
咲「なっ!?」////
怜「照にしか送っとらんし、なんも悪いことないで」
咲「悪いです!私がすり減ります!」
宥「園城寺さんが悪いかな」
玄「私にも・・・じゃなくて謝ったほうがいいと思います」
怜「ごめんなさい」
咲「反省が感じられません」
怜「厳しない!?」
宥「これは私たちも厳しくした方がいいのかな?」
怜「勘弁してや」
玄「遅刻もしましたししょうがないですのだ」
怜「なら一つ言うこと聞くから勘弁してや、咲ちゃん」
咲「そうですね・・・じゃあ膝枕しますか?」
怜「してくれるんか!?」
咲「何でですか」ハァ
玄「それじゃご褒美ですね」
咲「怜さんが私にです」
怜「竜華にはいつもやってもらってるけどウチはやったことないなあ」
玄「なら初体験ですね」
咲「怜さんがいつもしてほしいって言ってるので私も気になってたんです」
怜「そのくらいならお安い御用や、ほれ」
咲「し、失礼します」ドキドキ
怜「どや?気持ちええやろ」
咲「初めてだからわかりません」
怜「貴重やからなしっかり堪能してや」ナデナデ
咲「まるでお姉ちゃんになったみたいですね」
怜「それもええかもな、照になら勝てるかもしれへんな」ナデナデ
咲「何の勝負ですか!?でもお姉ちゃんは負けませんよ」ウト
怜「チャンピオンやもな。疲れたんやろ、このまま寝てもええで」
咲「また撮るんですか?」ジト
宥「私たちが見張ってるよ」
咲「宥さんなら安心ですね」
怜「ウチの信頼が減ったなぁ」
玄「自業自得ですのだ」
怜「そういうわけだから安心して寝や」
咲「・・・そのままでいてくださいね」
怜「わかった。ほなおやすみや」
咲「・・・はい・・・おやすみなさい」スー
宥「やっぱりあったかいねー」
玄「なんだか羨ましいのです」
怜「誰にもやらんからな」
宥「そもそも園城寺さんのじゃないですよ」
玄「清水谷さんに報告して方がいいかもしれませんね」
怜「それは堪忍してや」
宥「今日は誤ってばかりですね」フフ
怜「せやなぁ」ナデナデ
玄「咲ちゃん本当に心配してましたから、園城寺さんも気をかけてあげてくださいね」
怜「遅刻してごめんな。心配してくれてありがとな」
宥「明日はあったかいといいね」
怜「そうやな。二人も明日からよろしゅうな」
玄「お任せあれ!!」
咲「・・・・・・」スースー
怜「・・・・・・」ナデナデ