インフィニット・ストラトス~自慢の拳~ 作:クウネル・コナン
なお、文章力(ry
夢を、夢を見ていた。
それは、随分と昔の夢。
オレはダチの一夏の伝手でとある女性と知り合いになった。
いや、知り合い程度の弱い関係ではなく友達と言っていいのかは良く分からない。
少なくとも、仲良くはなった。
最初はあの人は拒絶しかしなかったけどな。
最初は結構酷いこと言ってたなー。
『何かな、私は今忙しいから話しかけないでくれないかな?』
初見ではそんなことを言われた。
口調こそ優しいものオレともう一人のダチの弾はゴミを見るような目で見られた。
いやー、子供心に心が折れそうになったわ。
でも、普段自分で悩みを抱えがちな一夏が頼ってくれたことが嬉しかったからオレと弾は粘った。
その人は何かの開発をしていて全く外に出ないのだと言っていた。
だから、それを何とかしないとまずいので手伝ってくれとのことだった。
放っておくと飯も食わずにずっと部屋に籠って何かやっているらしい。
オレ達は根気よくその人に歩み寄ろうと頑張った。
部屋にあるものはなんだとか、色々と教えてもらったり。
かなりめんどくさそうな顔をしていたが、最終的になんだかんだ教えてくれた。
・・・今、思えば『アレ』の開発だったんだろうな。
おかげで知識と技術は並の研究者よりついたんじゃないだろうか。
色々付きまとってどれぐらいたったころだろうか。
ついには、女性の方が折れてオレ達をちょっとずつではあるが受け入れてくれるようになった。
『全くキミ達には負けたよ・・・。よーし、この束さんについてくるってことはどういうことか教えてあげよう!』
それからその人に振り回される毎日が始まった。
あの人の研究を手伝ったり、一夏や箒、弾や千冬さんとかも一緒になって無理矢理外に連れ出して遊んだり色々やった。
あの頃は楽しかったな。
いや今も楽しいけどさ。
ただ、『あんなこと』があったせいかあの人はオレ達から離れていってしまった。
あの人が責任を負うことなんてないし、誰もあの人を責めていないのに。
普段、頭のネジが外れているようなことをしでかす人なのにあのときは異常に責任を感じていた。
だから、あの頃にいた人がいないことが少しだけ悲しい。
こんな考えは女々しいのかも知れないけれども。
◆ ◆ ◆
―――意識が浮上する。
目を開けると見慣れた天井。
先ほどまで見ていた夢のせいでなんとも言えない目覚めになってしまった。
「・・・なんで、今更昔の夢を見てんだ?」
気分が悪いというほどではないが、気持ちダウナー気味な目覚めだった。
一見何の変哲もない右腕を目の前に持ってきて眺める。
グーパーグーパーしたりして動きを確認する。
問題ない動きだ。
問題なく動かせるようになった腕だ。
「はあ・・・起きるか。」
体を起こした俺は着替える。
さて、今日もオレこと御手洗数馬の一日が始まる。
本命の作品の息抜き程度にしか執筆しない予定なので恐らく尋常じゃなく投稿スピードは遅いです。