インフィニット・ストラトス~自慢の拳~   作:クウネル・コナン

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タイトルはテキトー


運命のセカンドブリット

「ふぁ・・・・・・ねみぃ。」

 

「随分と眠そうだな。夜更かしでもしてたのかよ、カズヤ。」

 

「カズマだ。・・・いや、そういうわけじゃねぇんだけどよ。今日は夢見が悪くてな。」

 

あくびをしながら思わず呟いた言葉に隣を歩く弾が答える。

 

「夢?どんな夢見たんだ?」

 

オレを挟んで反対側を歩く一夏が聞いてきた。

 

「うん。・・・束さんの夢。」

 

二人ははっとした顔をして暗い顔になってしまった。

しまった・・・!

この話題はオレ達3人にはタブーだった!?

 

「ま、まあそのうちあの人もそのうちひょっこり帰ってくるだろ!自由奔放な人だしな!」

 

暗くなった空気を変えようと引き攣った笑いを浮かべながら話題を変えようとした。

 

「そんなことよりお前ら明日の受験は大丈夫そうなのか?」

 

「あ、ああ。多分大丈夫かな。それなりに勉強したし。元々、藍越学園はそんなにハードル高くないからな。」

 

「そうだな、あそこは過去問とかもやったけどそんなに難しくなかったからな。」

 

一夏、弾は先ほどのような表情はすでにしておらず、余裕そうな答えを返した。

そういや、こいつら結構頭良かったな・・・。

 

「俺達のことより自分のこと考えたらどうだよ、数馬?」

 

「う、うるせえな!多分、大丈夫だよ?多分きっとおそらくメイビー。」

 

「曖昧な表現が入りすぎだぞ・・・。」

 

弾に余計なお世話をかけられた上に一夏に心配されてしまった。

ふん、どうせ俺は馬鹿だよ。

まあ、流石のオレも藍越は問題ないと思っている。

・・・まあ、そんなハードルの低いところですら必死に勉強しないといけないレベルなのだが。

 

「まあ、どうにかなるだろ。今回はオレもそれなりに勉強したしな。オレに任せておけ!」

 

「「おー。」」

 

気の抜けた声と共に拍手された。

何か良く分からない自信を出してみる。

何事もマイナスの感情を持って良いことに流れていったためしがないしな。

 

「数馬はなんだかんだ大事な局面ではどうにかするやつだから心配いらないだろ?」

 

「そうだな、カズヤは「カズマだ!」すまんすまん。数馬はやる時はやる奴だしな。」

 

「お前ら・・・。」

 

親友達がオレのことをそんなふうに思ってくれていたなんて・・・。

目頭が熱くなってお礼を言おうと思ったら。

 

「「馬鹿だけどな!」」

 

「台無しだよ、お前ら!?」

 

ちょっとでも良い奴らだと思ったオレが馬鹿だった!

そんな高校受験の前日まで馬鹿やってるトリオだった。

 

―――しかし、まさかその時のオレ達はあんな形で束さんやそのまわりで起きていることに関わっていくことになるとは思ってもいなかったのである。

 

 

◆     ◆     ◆

 

 

「――でだ、お二人さん?」

 

「「おう。」」

 

「ここ、どこだ?」

 

「「さあ?」」

 

「「「・・・・・・。」」」

 

高校受験当日、俺達は大雪のなかなんとか試験会場に到着することができた。

到着できたのだが・・・。

 

「「「迷ったー!?」」」

 

受験会場の通路で迷っていた。

 

「おいおい、どうすんだよオイ?!オレのなけなしの頭脳を必死に使ってこの日のために勉強してきたってのによ!」

 

「俺だってこんな大事な日にやらかしたら千冬姉に殺されるっ!?」

 

「遅刻?俺が遅い?俺がスロウリィ!?冗談じゃねえ!?」

 

3人で迷ってしまい慌てた。

一番、慌てているのは一夏だ。

マジで千冬さんの折檻は怖い!

いや、もしかすると俺や弾まで巻き添えくらう怖れがあるのでは・・・!

 

「っていうかおかしいだろ!普通に会場の案内に従って場内に入ったのに迷ってるとか・・・。」

 

「確かに・・・。しかも、他の人たちも案内を見たなら俺達以外にも迷ってる人もいそうなものだもんな?」

 

「お前ら、状況確認してる暇があるなら足動かせ!まだわずかではあるが時間はあるぞ!」

 

ああ、と俺と一夏は返事すると走り出した。

学校の中で走るのは良くないとは分かってはいるが、この際マナーがどうのとは言ってられない。

5分程度場内の試験会場を探していると一つの扉を見つけた。

 

「ここそれっぽくないか?」

 

「周りにはもうそれらしい扉ないな・・・。」

 

「もう時間的に限界だしな。この中がそうじゃなかったらアウトだ・・・。」

 

3人して息を飲む。

これでラストチャンスだと思うと緊張する。

・・・なんで試験そのものではなくそこが試験会場なのかどうかで緊張しているのかと思うと泣けてくるが。

覚悟を決めて扉を開けて中に入った。

すると中には・・・。

 

「これは・・・。」

 

中には今の世の中を騒がせているモノが3体鎮座していた。

―――IS。

正式名はインフィニット・ストラトス。

10年前に束さん---篠ノ乃束が開発した宇宙での活動を前提としたパワースーツ。

ISには3人のそれぞれに色々な感情がある。

一夏には世界最強のブリュンヒルデである織斑千冬がいること。

弾は今の世によくありがちな女尊男卑の煽りを受けた一人だ。(といっても本人の気質のせいかそんな気にしていないようではあるが。)

そして、俺は・・・。

 

「束さん・・・。」

 

無意識に未だに心残りになっている人の名前を呟いてしまった。

あの人は恐らく後悔のような責任感のような感情から俺たちから離れて行ったはずだ。

特に俺のこの右腕のせいで・・・。

別に俺は束さんに対して非を責めるつもりなんてなかった。

・・・いや強いて言うならこんなことで束さんに対して嫌悪感を持つと思われたのだけは責めたいかもしれないな。

こんなことくらいで俺たちが束さんを嫌うと思っているのか、とでも言ってやりたい。

と、色々と複雑な感情を抱いている中でまず気になるのは・・・。

 

「「「なんでこんなところにISがあるんだ?」」」

 

3人同時に口にした言葉は全く同じ言葉だった。

仲良しかよ!?

 

などとアホみたいなこと考えていると少々怒り気味の声が響いた。

 

「何してんの!?着替えたならさっさとそれに触れなさい!?時間は無いのよ!!」

 

「「「は、ハイ!触りますっ!」」」

 

「へっ?お、男の声?」

 

その声に俺たちはそれぞれのISに触れた。

すると、そのISの様々な情報が流れてくる。

基本動作、操縦方法、機体性能、機体の特性・・・ISを動かすための情報。

これってまさか・・・。

他の二人の様子も見てみると一夏と弾の二人もISを動かしているようだった。

 

「「「「う、動いたー!?」」」」

 

先ほど、俺たちにISへ触ることを促した女性も一緒に驚いて声をあげた。

 

「お、俺たち実は女だったのか!?」

 

「アホ一夏、そんなわけないだろ!?いやでもなんで・・・。おい、弾?」

 

「いや、俺だって分かるわけないだろうが。まあ、たとえばこれは最新型のISで男でも乗れるものを開発したとか・・・。」

 

「ち、違いますよ!?これは訓練用のISで・・・。そんなことよりも男の人がISを動かして・・・。あわ、あわわわわわわわ。早く連絡を取らなきゃああでも今雪で電話使えないんだった!どうしよう!?」

 

俺たち以上に動揺しているその女性は大慌てでこの部屋から出て行った。

部屋に男3人が残される。

・・・これは大変なことになった気がする。

部屋に静かになってしまい一夏が口を開く。

 

「これ、ひょっとしてかなりすごいことになってないか?」

 

「いや、相当やべえだろこれ・・・。」

 

「これも文化か・・・。」

 

弾は訳のわからんこと言ってる。

俺はISに視線を戻すとやはりなんとも言えない感情を覚える。

・・・まさか、こんなところで再びISに関わることになるなんてな。

 

そして、黒服の明らかに怪しい人たちが現れ俺たち3人は連れて行かれた。

普通だったら怪しすぎるので抵抗するところだが、千冬さんも一緒にいたため素直についていくことにした。

道中、何か色々なところに連絡を取っているようすだったが馬鹿な俺にはよく分からなかった。

まあ、流れに身をまかせる他ないか・・・。

車の窓から見える外の景色をぼんやりと眺めながらやや諦め気味に溜息を吐いた。

 

あの黒服連中に連れて行かれた後は、どこかの施設に連れて行かれ色々な質問等をされた。

家族構成など質問の内容は様々だった。

もはや、質問というよりは尋問と言っても差し支えなかった。

しかし、数時間と長く続いた質問責めは唐突に終わりを迎えた。

千冬さんが来たからだ。

一言二言黒服と話をすると「出るぞ。」とだけ言って施設を出た。




実は設定だけ考えてニヤニヤ予定だったんだけどいつの間にか執筆していた謎
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