ダンジョンにSCP-710-JP-J伝承者がいるのは間違っているだろうか   作:猫屋敷の召使い

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第八話

 全裸の男三人を放置して、【ヘスティア・ファミリア】のホームである教会の隠し部屋へと帰ってきた巧。

 

「ただいまー!」

「お帰りー!」

「今日の更新お願い!」

「はいはい、分かったよ。じゃあ、いつも通りにして」

 

 入って来ると同時に上着を脱ぎ捨て、ベッドに横になる巧。ヘスティアは彼の上に跨ると【神聖文字(ヒエログリフ)】を弄り始める。

 手を動かしながら、彼女は今日の様子を下にいる彼に尋ねる。

 

「今日はどうだったんだい?」

「『ミノタウロス』をお手玉して遊んだよ」

「うん。明日からは止めようね?」

「それエイナも言ってた」

「君の担当アドバイザーかい?」

「うん」

 

 いつものように雑談をしながら更新作業を進める。そこで巧が思い出したように上に乗っている彼女に尋ねる。

 

「それでさー」

「ん?なんだい?」

「あの屋台のバイトはいつからやってるの?」

「はい終わったよ!」

 

 さっさと更新を終わらせて、ヘスティアは巧から跳び下りて逃げ出そうとする。が、恩恵を授かっている冒険者には敵わずにすぐに回り込まれてしまう。

 そして彼女の前に立ちはだかった巧は両頬をつまむ。

 

「話を、逸ーらーさーなーいーのー」

「ふみゅうううぅぅぅぅぅ!?」

「あー、柔らかーい!」

 

 ムニムニムニムニムニムニ、と主神のほっぺを弄ぶ巧。腕をジタバタさせて巧の手から逃れようとするも、そこは流石に武人。体重移動や身体捌きによって逃がさないようにしている。

 弄びながら自らの主神を問いただす。

 

「いーつーかーらー?」

「つ、つい最近だよ!タクミ君ばかりに負担をかけられないと思って、少しでもお金を稼ごうと考えた結果なんだよ!」

「そっかー。じゃ、気をつけて頑張ってね」

 

 弄んでいたほっぺを若干惜しみながらも放すと、それだけ声をかけて上着を着直す巧。そんな彼の様子にきょとんとした様子で見つめるヘスティア。目を瞬かせながら彼に聞く。

 

「い、いいのかい?」

「別にいいよー。ちょっと黙って始めたのが許せなかっただけー。今度からは素直に話してね?じゃないと心配しちゃうからさ」

「……うん。ごめんよ」

 

 素直に謝った主神に満足そうに満面の笑みを浮かべる巧。彼女はいつも通り羊皮紙を手に取り、記憶を頼りにペンを走らせる。何も考えずに巧の【ステイタス】を写していく。

 

「はいこれ、【ステイタス】の写し、だ、よ?」

「……?どうしたの?」

 

 渡す直前に【ステイタス】の写しを見て動きを止めるヘスティア。そんな彼女を見て不審に思ったのか声をかける巧。

 

「……今気づいたけど君、【ステイタス】が限界を超えてる」

 

 二人はそのことに驚く。

 彼女はその事実に先ほどは巧から逃げるのに必死で気が付かなかったようだ。彼女の手から奪うように用紙を取る。

 

 

タクミ・カトウ

Lv.1

力:B761→A812

耐久:E403→E445

器用:S922→SS1034

敏捷:S905→SS1001

魔力:I0

 

 

 それを見た巧は目を丸くする。

 

「【ステイタス】の基本アビリティってSの999までじゃなかったっけ?」

「そのはず、なんだけど……」

「見間違いない?」

「確認してみようか」

 

 巧はもう一度上着を脱いでヘスティアに見せる。しかし、彼女は間違いないと答えて上着を着るように促す。

 その事実に巧は笑いながら話す。

 

「じゃあ、限界がないってことだね!そもそも限界を決められること自体おかしいんだし!」

「えぇー……」

 

 頑張るぞー!と燃え滾っている巧。それを呆れながらも、微かに笑みを浮かべて喜んでいる様子のヘスティア。

 

「あっ!?てかヤバいじゃんコレ!?二次関数じゃない!!?こ、殺されちゃう……!!」

「タ、タクミ君!?大丈夫かい!?」

 

 ガタガタと震え出した彼に駆け寄ってなんとか安心させようと奮闘するヘスティア。

 その後なんとか落ち着くことができ、シャワーを浴びて汗を流すとすぐに眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 二日後。中が一日空き、ヴェルフと一緒にダンジョンに潜るために、いつもの広場の彫像前で待ち合わせをする巧。設置してあるベンチに座って足をぶらぶらさせながら、ヴェルフが来るのをじっと待つ。

 そこに赤い髪の着流しを着た青年が現れる。

 

「悪い。待ったか?」

「ぜんぜーん!早く行こうよ!」

 

 ぴょん、とベンチから飛び降りるとそのままダンジョンに向かって走っていく巧。それを慌てて追いかけるヴェルフという、いつもの風景だった。

 そしてダンジョンの15階層まで降りてきた二人。

 

「ヴェルフー!どれがいいー!?」

 

 そう叫びながらダンジョンの通路の奥から『ミノタウロス』や『アルミラージ』といったモンスターをお手玉しながらこちらに戻ってくる巧。昨日二回もそれも別々の人物から言われたことを既に忘れているようだ。

 もう見慣れてしまい動じることも無くなった光景。このようなことに慣れてしまった自分を憐れんでしまうヴェルフ。彼はため息を吐きながらも巧の声に答える。

 

「『ミノタウロス』で」

「はいはーい!」

 

 ほいっと!とヴェルフの前に牛頭人体のモンスター『ミノタウロス』が落とされる。ズシン!という重い音を響かせながら、ダンジョンの地面に落ちる。

 少しの間、頭を振るような動きをして、眼前のヴェルフを見据える。

 

『ヴヴォオオオオオオオオオオオオオ!!』

「……フッ!」

 

 大刀を抜き放ちざまに二閃、胴と脚に叩き込むヴェルフ。そのまま横を通り過ぎると、振り返る際にもう一閃放ち背中を斬りつける。

 そんな彼の奮闘を見ずに『アルミラージ』の上に座りながら本を読む巧。

 それから少しすると、危うげもなくヴェルフの勝利で終わりそうだった。事実、上段からの振り下ろしで、肩から腰にかけてを斬るとミノタウロスは崩れ落ち、沈黙する。

 

「よし!」

「おめでとー。じゃ次これね」

「うおおぉい!?」

 

 いままでクッション代わりにしていた『アルミラージ』を投擲してヴェルフへと投げつける巧。それを間一髪で避けながら、応戦するヴェルフ。

 

「お、お前!?毎度言うけど少しは休憩させろよ!?」

「じゃあ毎回聞くけど、必要?戦闘中なのに話す余裕があるじゃん。いらない、いらない。ほら、いつも通りがんば!」

「おまっ、覚えてろよ!?」

「………え、なに?ごめん。今いいシーンだったから集中してて聞いてなかったや。もっかい言ってくれる?」

「ふざけんなあああぁぁぁぁぁ!?」

 

 ザンッ!と『アルミラージ』を両断するヴェルフ。怒りを発散するかのように振った一撃だったが、力と技術が混じった見事な一閃。

 その一撃を見た巧が感嘆の声を上げる。

 

「おぉー!はい、おめでとー!力任せでも、技術頼りでもない、良い一閃だったよー。初めてできたねー。今の感覚を忘れないでー」

「……はっ?」

 

 ヴェルフは先ほどまで睨んでいた巧が何を言っているのか理解できなかった。しかし、巧はそんな彼を無視して話を続ける。

 

「お前さんはこれで免許皆伝じゃー!技術面で特に教えることは無い!さっきの一閃を極めれば、もっと上に行けること間違いなしじゃ!」

 

 何時の間にか本をしまい、何故か老人口調で褒めながら手を叩く巧。

 巧が目指していたのはヴェルフの技術向上。それは前と変わっていなかった。

 元々大刀は性質上、刀とも大剣とも言えない半端な代物だ。刀のように技術で振るってしまえば、大刀が頑丈さが無駄になるうえ、刀ほど小回りが利かないために一歩遅れる。逆に大剣のように力で押してしまえば、大剣よりも柔らかい刀身が歪む可能性がある。まあ、ヴェルフの大刀はそれが起こりにくい幅の刀身だが、絶対に起こらないとは言えない。

 故に力と技術のバランスが大切になってくる武器だ。彼の大刀は反りが少ない分、力寄りのバランスとなってくる。巧はその完璧な扱いを実戦の中で覚えさせようとしていたのだ。結果、一月半ほどで彼は完璧な振りを一度とはいえ成功させた。そして一度でも成功してしまえば、あとは反復練習あるのみだ。

 唖然としてるヴェルフを見て、巧がちょっと頭を捻る。

 

「でも結構時間かかっちゃったかな?予想だともうちょい早くても良かったかと思うけど」

 

 その言葉にヴェルフが頭を下げて、落ち込みながらも言い返す。

 

「物覚えが良くなくて悪かったなぁ………!」

「いいよ。無茶させた感は否めないし」

 

 その彼の言葉に固まってしまうヴェルフ。

 

「自覚あんのかよ……」

「あるよ」

 

 ミノタウロス無限ループ。上層での軽めの『怪物進呈(パス・パレード)』。ミノタウロスの群れに投げ込まれる。etc……。

 といったことをやらされてきたヴェルフは、彼の言葉に唖然とする。しかし、その無茶ぶりを全てやり遂げた彼も大概だろう。

 巧はアルミラージの魔石を取りだしてバックパックにしまうとヴェルフに告げる。

 

「とはいえ、今日はこれ以上潜っても仕方ないし帰るよー」

「えっ?」

 

 またヴェルフは驚いてしまう。今日はまだ大してモンスターも倒していない。それなのに帰ると言い出した巧に首を傾げるしかなかった。

 そんな彼の反応を見て巧は理由を話す。

 

「だって、後は反復練習で技術を上げるしかないし。ヴェルフの【ランクアップ】は俺が【ランクアップ】した後に安全を確保できるようになったらやりに行こうと思ってるし」

 

 確かにLv.1二人、うち一人が規格外とはいえ、死ぬかもしれない危険な橋を渡りたくはない。そのため巧は自分が【ランクアップ】してからヴェルフの【ランクアップ】に臨むつもりなのだ。

 それがいつになるかは分からないが、ヴェルフは頷いた。それが一番安全だからだ。それを見た巧は微笑み、口角を鋭く吊り上げる。それにヴェルフは嫌な悪寒を覚えた。

 

「それとさヴェルフが強くなるのに協力したんだから、今度は俺の方を手伝ってよ」

「はい?」

 

 ニッコリと彼に笑いかける巧。

 

 

 

 

 

 

 

 地上に戻ってきた巧はホームの近くにある空き地、いつも巧が日課の修練を行っている場所だ。

 

「―――で、俺は何をすればいいんだよ?」

「はいこれ。これがポーション、こっちがハイ・ポーション、最後がエリクサー」

「ッ!?」

 

 ヴェルフの前にそれぞれ箱に入った三種類の薬品が置かれる。

 

「俺が怪我したり死にかけたりしたらかけて」

「なに言ってやがる……?」

「大丈夫。死ぬことはないはずだから!」

「だったら何をするのかはっきり言えよッ!!」

「『組手』だよ?相手はいないけど、怪我をするんだ!だから一人じゃ不安でね」

 

 いつもと変わらぬ笑顔で話す巧。しかし、表情を一変させる。

 

「こんなこと、ヴェルフぐらいにしか頼めないんだ。ねぇ、お願いだよ……」

「……」

 

 現状、ヴェルフ以外にこんなことを頼める人物はいない。そう訴える巧の表情は酷く落ち込み、暗く影が差していた。

 一月以上パーティーを組んでいるヴェルフは、彼のそんな表情は見たことがなかった。そのような表情で頼まれるとヴェルフも断りづらく、つい頷いてしまう。

 

「……わかった」

「わーい!ありがとー!」

「………」

 

 ヴェルフが了承した瞬間に、彼は表情を元の笑顔へと戻した。

 そんな彼を見て、ヴェルフはある考えが浮かんだ。

 

(だ、騙された………ッ!!?)

「じゃ、お願いねー♪」

 

 内心罠に嵌められたと思うもすでに遅く、巧は空地の中心に走っていく。

 そこで、開いた左手に握った右手を合わせて45度きっかりの礼を5秒間とる。

 

「『解放礼儀』」

『「テレポ遠当て」』

 

 それが終わった瞬間、巧の左肩に衝撃が走る。肩が砕ける音が全身を伝う。突然の衝撃に顔を怒りに染め上げながら吼える。

 

「こんの、クソジジイッ!?生き急ぎすぎなんだよッッ!!」

 

 ヴェルフには見えない敵に右脚で蹴りを放つ巧。狙いは足。低く、速い蹴りが放たれる。

 

「『共振脚衝』ッ!!」

『甘いですよ。「共振パンチ」』

 

 巧にしか聞こえない敵の声。それからダメ出しをされて蹴りも弾かれたうえ、力負けして脚を砕かれる。弾かれた勢いでバランスを崩した巧は、そのまま地面へと倒れ伏す。それを確認した相手は彼に告げる。

 

『一度、治療休憩としましょう。治してきなさい』

「鬼畜ジジイが……」

 

 巧は仮想敵の天野博士に暴言を吐き、治療のためにヴェルフの下へ向かう。右足を引きずり、右手で左肩を触って肩の骨を元の形に組み立てる。

 

「ごめん。ハイ・ポーションをお願い」

「あ、ああ……」

 

 ヴェルフから渡されたハイ・ポーションを右手で受け取り、座り込むと奇妙な方向に折れ曲がってる右脚を元に戻す。骨もズレてくっつかないように元に戻してからハイ・ポーションを飲む。

 

「絶対殺すあのクソジジイ……」

「な、なあ……何が起こってるんだよ……?」

 

 近くで見ていても急に巧の肩が砕け、脚が砕けと何が起きたのか理解できなかったヴェルフは巧に尋ねる。

 

「強い思い込みで仮想敵を作り出して、敵からの攻撃を鮮明な記憶と体験から現実へのダメージ反映を行ってる。此処まではっきり出るのは初めてだけどな」

 

 まさか骨が折れるとはな。と困ったような表情を浮かべる巧。しかしそう説明されても、余計訳が分からなくなるヴェルフだった。

 スキルにはこの『仮想組手』も奥義、秘伝、秘奥と認められているのか、威力が上がっているらしい。

 そんなことを考えていると、傷が完全に治癒されたことを感覚的に理解した巧は立ち上がる。

 

「もう一戦してくる」

「……おう」

 

 再び中心に向かっていく巧。ヴェルフはそれを諦めたような表情で見送る。

 

 

 

 その後、五〇戦行うもすべて惨敗に喫する巧だった。

 

「あの爺、マジで容赦なさすぎんだろ」

 

 息を切らして地面に倒れ伏しながら呟く巧。

 

「……今のお前、傍から見たらただの死体だな」

「言うな。俺もまさか最後の最後で四肢を砕かれるとは思わなかったさ」

 

 今の巧は両手両足がそれぞれ曲がっていけない方向へと折れている。彼はそばにしゃがみこんでいるヴェルフに視線を向けて話しかける。

 

「悪い。向きだけ戻してくんない?」

「……おう………」

 

 ぐりん!ぐりん!ぐりん!ぐりん!と四肢をそれぞれ摑んで元の向きへと直すヴェルフ。その作業をしながらヴェルフは苦い顔をしながら彼に尋ねる。

 

「……痛くねえのか?」

「痛い。すげえ痛い。でもこれで動じてたら次の瞬間全身砕かれてるとかザラだったから」

「マジかよ」

「マジだよ」

「ヤベえな」

「ヤベえだろ」

 

 巧は驚き過ぎて語彙力が乏しくなったヴェルフに律義に返事をする。

 ヴェルフはハイ・ポーションの入った試験管のような容器を掲げながら巧に尋ねる。

 

「ハイ・ポーション飲むか?」

「待ってくれ。まだ骨の位置を戻しきれてない。ちょっとした欠片が行方不明だ。何処に消えた?ちょ、マジで見つかんねえ。ウケるわー」

「…………………………」

 

 筋肉の動きだけで骨の修復作業を行う巧。暢気そうな彼にヴェルフは呆れるしかなかった。

 それから少しして、砕けた骨を元に戻せたのか奥義で治癒する。

 

「『元素功法』」

 

 大気中の元素を取り込み、体内で再構築することで骨を治癒させる。そして念の為ハイ・ポーションを飲み干した。

 傷が完全に治ったのが分かると勢いよく起き上がって、いつも通りの笑みを浮かべる。

 

「うし!治った!今日はありがと!助かったよ!」

「……いつも、こんなことしてんのか?」

「流石に誰も傍に居ないのにやんないよ!?いつもは型の確認とか身体捌きの練習だよ!」

 

 やってたのはこの世界に来る前だ!ということは言わずに呑み込む巧。とはいえ一日で此処まで多くの『組手』をしたのは初めてだが。

 彼はこの世界の薬品様様だと感じながら、再び地面に寝転がり空を見上げながら溜め息を吐く。

 

「はぁ~。それにしても【ステイタス】やスキルの補正を受けても勝てないのかぁー」

「どんな化け物だよ、それ」

「更地を量産するような化け物」

「マジもんの化け物じゃねえか!?」

 

 ヴェルフの叫びを聞いて、少し前に似たような言葉を聞いた気がする巧。

 その叫びに彼は笑い声を上げながらも、ヴェルフにあることを告げる。

 

「それと、ごめん。しばらくは一人で潜らせてほしいな」

「あぁ?何でだよ?」

「24階層に暫く籠もる」

「っ!?」

 

 ヴェルフはその言葉に息を呑む。自分では到底ついていけない『大樹の迷宮』と呼ばれる中層。ついていっても要らぬ迷惑をかけるだけだと彼は理解している。

 そんな彼の心配や不安を感じ取ったのか、巧は話を続ける。

 

「あそこでも大して怪我することは無いし、解毒薬も持ってくから大丈夫」

「……わかった。気を付けろよ」

「うん!」

 

 笑顔で語りかけてくる巧にヴェルフは頷くことしかできなかった。そんな彼の手は、強く握りしめられていた。

 

「駄目だよー?鍛冶師の商売道具に傷をつけちゃー」

「っ!」

 

 しかし、それも巧に見られていた。巧は爪で傷つき、血が滲み始めた掌にポーションをかけて治療する。

 

「心配なのかな?自分が情けないのかな?なんなのかは分からないけど、ヴェルフが俺のパーティメンバーであることには変わりないよ」

「……悪い」

「あはははー!こっちこそごめんね?中々【ランクアップ】させてあげられなくて」

「そこまで急いじゃいねえよ。お前といればいずれ上がるだろうしな」

 

 じゃ、また今度な。最後にそう告げて立ち去っていくヴェルフ。

 またねー!と巧も手を振って見送る。完全に姿が見えなくなると教会の隠し部屋に入ってシャワーを浴びて、ヘスティアがバイトから帰ってくるまで昼寝をした。

 

 




 今日の巧メモ。
人として:ヘスティア様とヴェルフが心配。
武人として:ヴェルフがんばえー。クソジジイは許さん。目指せ完全カンスト。
研究者として:やべーわ、まじポーション類やべーわ。どうなってんのこれ?

 限界を超えられたのは巧の三つのスキルの総合的な影響です。これら三つが全て効果持続してる場合のみ限界を超えられます。一個でも効果が消えると、限界が超えられなくなります。

 活動報告にてヒロインアンケートもどき継続中。良ければ覗いてください。
 現在、ヘスティア、アイズ、リリ、ティオナ、レフィーヤが浮上(ベル×アイズを考えていたとは口が裂けても言えない)。

 ま、アイズは人気者だから出てくるのはしょうがないよね。私の見通しが甘かったのが原因だからどうしようもないね。
 さて、ベルをどうしよっかな?と考えていた私の脳裏に一つの案が過った。

 ……いや、これってベルをTSさせれば万事解決しねぇか?(錯乱)

 いやいや落ち着くんだ私。まだ発狂する時ではない。(もうしてる)

 だが、残念ながら(まだ)正気だった私の理性は、

「ベル君がベルちゃんだと、原作の根幹が崩れちゃうかもしれないんだよ!?原作改変タグはついていても原作崩壊、ましてや性転換の警告タグすらもついていないんだよ!?それに性転換原作キャラを表現する腕は無いでしょう!?(←致命傷)」

 とトドメを、じゃなくて語り掛けてくれたことで、一瞬で却下して頭の隅に追いやることができたのだがね。

 ……ちなみに皆さんはどう思います?(丸投げ)

 ※注:アンケート結果は必ずしも反映されるものではありません。出来る限り反映したいとは思っている所存です。ただ物語の構想上、やむを得ない場合があることをご理解ください……。

 以下クレジットです。

INTRODUCTION OF 財団神拳
by sakagami他
http://ja.scp-wiki.net/sakagami006-portal-of-foundation-shinken

「解放礼儀」は”aisurakuto”作「INTRODUCTION OF 財団神拳」の「新たな奥義」欄に基づきます。
http://ja.scp-wiki.net/sakagami006-portal-of-foundation-shinken

「テレポ遠当て」は”Kwana”作「SCP-710-JP-J」に基づきます。
http://ja.scp-wiki.net/scp-710-jp-j

「共振脚衝」は”Indigolith”作「INTRODUCTION OF 財団神拳」の「新たな奥義」欄に基づきます。
http://ja.scp-wiki.net/sakagami006-portal-of-foundation-shinken

「共振脚衝」は”Indigolith”作「INTRODUCTION OF 財団神拳」の「新たな奥義」欄に基づきます。
http://ja.scp-wiki.net/sakagami006-portal-of-foundation-shinken

「元素功法」は”sakagami”作「INTRODUCTION OF 財団神拳」の「新たな奥義」に基づきます。
http://ja.scp-wiki.net/sakagami006-portal-of-foundation-shinken

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