【完結】無限泡影が飛んでこないこの世界で元気に生きてます   作:気力♪

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評価バーが、オレンジになってる⁉︎(クウガ感)
黄色とオレンジを行き来している。その様はまるでペンデュラムッ!
というか評価バーって調整平均7までがオレンジで6.9からが黄色なんですねー。今まで読み専だったので初めて知りました。

そして気づけば15話目、そろそろ短編ではなく連載に切り替えるべきですかね?まあ、短編の話数限界に挑戦してみたい気もあるんですが。

そして思う。何で主人公にリンクヴレインズ禁止させたんだろう。いや10歳だから当然なんだけどそれでも思う。
デュエルの導入が...辛いッ!


ヴィジランテ

気がつけば目の前には古城。なんかおどろおどろしいエフェクトとかついてる。

ふと、頬っぺたを抓ってみた。痛く無かった。夢だコレ。

 

そうと分かれば気楽なもので、普段なら入らないであろう古城の中に入ってみることとした。

 

中の内装は豪華絢爛と言って過言では無いのだが、どこか暗い印象を受けた。まるで吸血鬼の館のようだ。

 

そんな感想を抱きながら進んでいって城の最奥。えらい美人がそこに居た。

 

「フフッ、迷える子羊が一匹、この神聖暗黒宮殿へようこそと言うべきかしらね?」

「いや神聖なのか暗黒なのかどっちかにしろよ。」

「うぐっ!フフッ、子供ならではの無邪気さと言う奴か、まぁそれも当然か、ここは夢と現の狭間。只の子供ならば正気を保てず暗黒の支配(ダークネス・ドミネーション)に飲み込まれて然るべきか...」

「横文字使えばカッコいいとか思ってんの?しかもダークネスとか、捻りなさすぎ。型月見習え、中二病舐めんな。」

「うぐぐっ!ちゅ、中二病ちゃうわ!...フフッやはり子供か。深淵を覗き見ている事に気付いてすら居ないとは...だが良い、我は寛大だ、許そう。

我が名はナイトメア!夢を操る夢魔なるぞ!」

「あ、どうも。自分は結城天頂です。城を結んで天の頂きで。にしても突然の自己紹介。この脈絡の無さ、やはり夢か...それはそうとナイトメアさん、良いですか?」

「何だ?許そう、申してみよ。」

「自分は今、玉座の前の階段の下に居ます。」

「うむ、そうだな。」

「ナイトメアさんは玉座で足を組んで居ます。」

「うむ、それがどうかしたのか?」

 

「俺の位置からだとナイトメアさんのパンツが丸見えですよー」

 

瞬間、彼女は立ち上がった。

 

「こ、こ、子供と思い無礼な発言を許してきたがもう我慢できん!さぁ決闘だ!その性根、叩き直してやる!」

「夢の中でもデュエルか...流石遊戯王ワールド何でもありか。」

 

ナイトメアさんは指パッチンをしようとして、スカっと失敗した。恥ずかしそうだった。

すると城の天井が割れ、嵐が吹き荒れ始めた。

そして手にはDボード、彼女の手には棺桶があった。

 

「さぁ風に乗れ!決闘を始めるぞ!」

「ここまでのお膳立て、乗らねばデュエリストが廃るってもんだ。さぁ行くぞナイトメア!」

 

「「スピードデュエル!」」

 

「我の先行!我はおろかな埋葬を発動!山札から我が使い魔(ヴァンパイアの使い魔)を墓場へ!」

「その動き、ヴァンパイアデッキか!夢魔の癖に吸血鬼使うとか微妙にキャラがブレてんぞ!」

「うぐぐぐっ、続ける!手札のヴァンパイア一枚を墓地に送り我が使い魔の効果発動!墓地から使い魔を蘇らせる!そして使い魔のさらなる効果!500ポイントの命を支払い、デッキからヴァンパイアカードを手札に加える!だが我のスキル適用!"ナイトメア・ペイン"!1000ポイント以下のライフコストをゼロにする!」

「なかなかに強力なスキルッ!だが止めるのはここの筈!手札の灰流(はる)うららの効果発動!このカードを手札から捨て、デッキからカードを加える効果を無効にする!」

「なんと姑息な...ッ!我はコレで手番を終了する!」

 

「ヴァンパイアの使い魔は攻撃表示、てことは手札にあれがあるな...俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン。

俺は手札から星因子(サテラナイト)ウヌクを召喚!ウヌクの効果発動、デッキからテラナイトカードを墓地に送る。俺は星因子(サテラナイト)デネブを墓地へ。

そして速攻魔法天架(あまか)ける星因子(サテラナイト)発動!ウヌクをデッキに戻し、デッキから星因子(サテラナイト)ベガを特殊召喚する。

ベガの効果発動!手札の星因子(サテラナイト)アルタイルを特殊召喚!アルタイルの効果発動!墓地のデネブを特殊召喚!デネブの効果!デッキから星因子(サテラナイト)シャムをサーチ!」

「モンスターゾーンが埋まったか...来るか、リンクモンスター!」

「残念なことにちょっとレトロな方さ!俺はテラナイトモンスター、ベガ、デネブの2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろランク4、煉獄の騎士(テラナイト)ヴァトライムス!」

「エクシーズモンスターッ!星を重ねる古き召喚法か、面白い!」

「さぁ、面白いかどうかは展開によるぜ?俺はヴァトライムスの効果発動!手札一枚とオーバーレイユニット一つを使い、光属性テラナイトを重ねてエクシーズ召喚する!"スターライト・エクシーズ"!現れろランク5、星輝士(ステラナイト)セイクリッド・ダイヤ!カードを一枚伏せて、バトルフェイズ!

まずはセイクリッド・ダイヤでヴァンパイアの使い魔を攻撃!"ダイヤモンド・ブラスト"!」

「フフッ、そう簡単にはいかぬぞ!手札の吸血鬼の令嬢(ヴァンパイア・フロイライン)の効果発動!モンスターの攻撃宣言時、このカードを守備表示で特殊召喚する!」

「そう簡単に行くのさ、この布陣ならな!セイクリッド・ダイヤの効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、闇属性モンスターの効果を無効にし破壊する!"ダイヤモンド・プレッシャー"!よってモンスターの増減は発動しない、攻撃続行だ!」

 

ナイトメア LP4000→1800

 

「続けて行くぞ!アルタイルでダイレクトアタック!」

 

ナイトメア LP1800→100

 

「うぐぐぐぐっ!だ、だがコレで貴様の手番は終わり!この我を倒しきることは出来なかったな!」

「俺はこれでターンエンド。」

 

「フフッ!我のターン、ドロー!」

「あ、スタンバイフェイズにカード発動します。何かありますか?」

「うむ?無いぞ。」

「じゃあトラップ発動します。戦線復帰、墓地のモンスターを守備表示で特殊召喚します。」

「フッ、壁モンスターを増やす気か!発動は無い、続けるが良い!」

「じゃあ終わりです。ヴァトライムスの手札コストにした星因子(サテラナイト)シャムを特殊召喚!シャムの効果発動!特殊召喚に成功した場合、相手ライフに1000のダメージを与える!」

「な、なんだと⁉︎つまり我のライフは...ッ!」

「言ったよな、これで終わりだ!喰らえ1000のダメージを!」

 

ナイトメア LP100→-900

 

「そんな、我が、こんな子供に、完全試合で負けるだと...ッ!もう一度だ!もう一度、我とデュエルしろぉ!」

 

「あっ、出口っぽい光が見えてきた。それじゃ自分帰りますんで、お疲れ様でしたー。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

凄くどうでも良い夢を見た。熊本の方から電波が飛んできたのだろうか。

というか棺桶でスピードデュエルとかなかなかロックな人だったなナイトメアさんは。

 

閑話休題

 

リンクヴレインズの話である。つい昨日、ブルーエンジェルとハノイの3騎士の一人、バイラとのデュエルがあった。当然ブルーエンジェルの勝利である。アニメオリジナルカード群とはいえ、ちょっと対策した程度であのブルーエンジェルを止めるなど無理があるのだ。

ククク、奴はリンクヴレインズで最強。流石リンクヴレインズの代表よ...

 

まぁ、自分が瞬殺された相手なだけに色眼鏡で見てる感はしてる。

 

尚、原作通りブルーエンジェルのデュエルに感化され、バイラはアナザーの除去プログラムの大元をインターネット上に拡散させた。それによりGo鬼塚の広めたワクチンプログラムでは治らなかった、新種(別種?)のアナザーによる被害者達が皆意識を取り戻した。

 

つまり、アナザーによる被害者はもう完全に根治されたと言えるだろう。

 

そうすると、ネット内で、もっと言うとカリスマデュエリスト達の間で、ある風潮が広まり始めた。

自警団(ヴィジランテ)を結成し、ハノイの手からリンクヴレインズを取り戻そう!と言う風潮だ。

その風潮を後押ししたのは、どっかの馬鹿がハノイに突っ込んだとある動画だと言うのは笑えない。広めたのが自分自身である辺りも本当に笑えない。

 

アナザーによる昏睡被害が無くなった今なら、自分たちも戦える!と言うのはわかる。だが、相手は千人規模の超スーパーハッカー集団であるハノイの騎士だ。アナザーが使えなくなったところで別の危険なウィルスを使われるだけだろう。ハノイと戦うことの危険性は変わらない。

 

よって自分のスタンスは変わらない。ハノイの騎士と戦うことは危険なことであり、自分達のような吹けば飛ぶような一般市民がやるべきでは無い。

 

リンクヴレインズなんかやっているのだ。誰もがヒーローになりたいのだと言うことは理解できる。だが、前世の漫画にこんなセリフがある

 

「勇者とは勇気ある者ッ!! そして真の勇気とは打算なきものっ!!

 相手の強さによって出したりひっこめたりするのは本当の勇気じゃなぁいっ!!!」

 

かつて悪魔と思われていたハノイだが、アナザーという危険なリスクが無くなった今、ハノイの騎士はただの悪者である。倒せば自分もヒーローになれるというおまけ付きの。

そりゃリンクヴレインズにいるにもかかわらず頭抜けてない連中が、ハノイをターゲットにするのも理解は出来る。

だがそれは勇気からの行動であろうか。Go鬼塚やブルーエンジェルのような、アナザーのリスクに関わらず行動した本当に勇気ある人物達が自警団を結成しようとしているなら自分は応援しただろう。

だが、この風潮を流している人物がそうであるとは思えない。何故なら風潮を流すだけで、自分が自警団のリーダーになると名乗り出る者が居ないのだ。

それは、ハノイを倒してヒーローになりたい、しかし自分が矢面に立って責任やハノイからの憎しみを背負うのが怖い、そんな打算が見え隠れするようだった。

 

そんな打算と壊滅の見える自警団など、自分は反対だ。

 

そんな事を批判覚悟でカリスマデュエリスト交流会の皆にチャットしたら、帰ってくるのは意外な反応であった。

 

「ダイ大なんて古い漫画知ってるとか鬼畜星さんって意外とお爺ちゃん?

まぁ、その意見には賛成。鬼畜星さんが言うならともかく、名乗りもせず提案だけしてくるような連中のために命かけたいとは思わないわ。」

 

「自分の実力以上の事をすると痛い目見るってのはこのくらいのランクの連中ならわかっている事だしな。一対一ならなんとかする自信はあるけど、囲まれたら何もできずにやられるって自信もあるからあんま危険は犯したくないって。あと、ダイ大ってどんな漫画?ちょっと読みたくなってきたんだけど。」

 

「もう事件が起きてからどれだけ時間が経ってると思ってるのさ。そろそろPlaymakerなり運営なりがハノイを根絶してくれるって。だから俺たちのホントにすべき事は彼らの足手纏いにならないように自分の身をしっかり守ること。そうだよね、鬼畜星さん。

あと、ダイ大は〇〇社のコミックデータアーカイブスに全巻載ってるよー。正式にはダイの大冒険って漫画。月額500円だしデビルマンとか他の面白い漫画も読み放題だしマジでオススメ。」

 

帰ってくる言葉があったかくて、ちょっと泣きそうになった。でも鬼畜星は止めろ。

なお、どうでもいいが、カリスマデュエリスト中堅勢の中でダイの大冒険が流行りだした。雨が止んだ午後、傘を逆手に持って振ってたスーツの人は、きっとこのチャットの住人だろう。アバンストラッシュ、カッコいいもんね。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

その日から自分の習慣のハノイ警告の内容を少し変えた。

「アナザーはブルーエンジェルの活躍により収束しましたが、ハノイはまだまだ危険なウィルスを持っています。決して自分自身でなんとかしようとは考えず、リンクヴレインズへのログインは控えて下さい。」

 

今回の警告もソースは無いが、ネットニュースに取り上げられたアカウントからの警告だ。信用性は以前より遥かに強いだろう。

そんな姑息な事を考えながら思った。

 

あ、こういう自警団への反対とか言ってる人が居たから、ロンリーブレイブでありブレイブマックスである男、島直樹は立ち上がろうとしたのかなーと。

 




ネーミングセンス無くナイトメアなんて安直な名前を使ってしまいました。原作キャラとか用語でナイトメアが出てきたらここの話はしれっと編集すると思います。

ナイトメアさんもっと厨二弾けさせようと思ったんですが作者の、文才が、無いッ!すまねぇ、熊本弁はさっぱりなんだ。
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