【完結】無限泡影が飛んでこないこの世界で元気に生きてます 作:気力♪
こんなんとどうやって戦えばいいんだ(驚愕)
主人公他カリスマデュエリスト達にハノイの塔周辺の人たちの避難誘導でもさせようと思ったんですが、どうやら無理そうです。
自分は遊戯王VRAINSの世界に転生した転生者である。
なので当然この世界がこれからどうなっていくのかは知っている。
が、知っていた程度でどうにか出来る問題はあんまり無い。だって結局デュエルで決まるのだ。デュエルの強さもハッキング能力も兼ね備えたスーパー転生者ならどうなるかなーと思う事は多々あるが、何度も言うが無い物ねだりなのだ、それは。
自分は自分にできる事とよろしくやっていくしか無い。
それは、前世でも今世でも変わらないことである。
さて、なんで自分がこんな寒い自分語りを始めたかと言うと、転生してから、と言うか原作が開始してからずっと困ってたことがあるからだ。
何を隠そう天下の主人公Playmaker様についてのことである。
Playmakerは凄腕のハッカーだ。その能力を使い、敵対しているハノイの騎士達に気取られないようリンクヴレインズのログイン履歴、デュエルレコード、その他痕跡諸々を削除して回っている。
つまりプレイメイカーのデュエルを見るには、カエルと鳩のマスコミコンビが中継する生放送を見るしか無いのだ。
ここまで言えば分かるだろう、自分の困っていることが。
自分、Playmaker様のデュエルを見逃しっぱなしなのだ。転生してから今まで。タイムシフト機能とか付いてません?消しますかそうですか。
話題に上がっていたのでネットで調べたら、つい昨日ハノイの3騎士最期の一人ファウストとのデュエルがあったらしいのだ。誰か録画データ持ってない?消されましたかそうですか。
幸いにもこのリンクヴレインズが原作通りの推移をしていることから原作通り進んでいるだろうが、それでも心配なのだバタフライエフェクトとかが。
そして何故、他の原作キャラでなくPlaymakerへの影響を心配しているかというのにはスピードデュエルにおいて彼の使うスキルに問題がある。
スキル名”Storm Access”。効果は、ライフ1000以下の時、データストームの中からリンクモンスターをランダムにエクストラデッキに加える、というもの。
要するにガチャである。実はデータストームから最適解となるリンクモンスターを探り当ててると言う可能性はある。むしろそうであると言って欲しい。
だが、側から見てるこっちにとってPlaymakerのスキルはガチャなのだ。
もし、もしもだが、自分が転生したバタフライエフェクトによって入手するリンクモンスターの種類が変わってたりしたらマジで世界が詰みかねない。特にアニメで大活躍のエクスコード先輩とかな!
なのでPlaymakerのデュエル情報を集めるのは自分の心の安寧を保つために必要なことであった。
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ネット巡回をして気付いた事がある。Playmakerの情報削除のラインだ。
「Playmakerがハノイに勝った!」と言う程度なら消されない。
「○月○日○○時にPlaymakerのデュエルがあったよ」と言う何時、何処でという程度でも消されない。
が、ここからは違う。
「Playmakerがどんなデュエルしたの?」とか「Playmakerはどんなカードを使ったの?」とかの質問は掲示板などに残っている。でもそれに対する回答は何処を探しても見つからない。
この事から分かるのは、Playmakerが真に隠したいのは自分のデュエルスタイルであり、使用カード群の情報ではないかという事だ。特に切り札となりうる新たなリンクモンスターの。
自分にとっては最悪である推論であった。
まぁ、デュエリストならカード情報の大切さは当然分かる。自分のように前世の記憶で下駄を履いていないこの世界のデュエリスト達にとってはなおのこと。相手のマストカウンター、つまり必ず止めなければならないポイントが分かるかどうかはデュエルの勝敗に直結する事だからだ。
つまりPlaymakerは、デッキ構築段階でメタられるのを止めようとしているのだろう。情報戦を制すものはデュエルを制す、というところだろうか。
大した戦略である。が、相手はハノイの騎士と言うスーパーハッカー集団、騎士達のデュエルデータは当然Playmakerの手の届かないところに保存してある筈。この行動って意味あることなのかなーとか思ったりした。
まぁそれは、自分がガチャ結果を知れないという現実にイラついてついた悪態であろう。ハノイの騎士だけの千人規模で対策を考えるのとインターネット上の万人あるいは億人規模で対策を考えるのとでは結果は変わる筈。きっとPlaymakerはそれを恐れているのだろうと自分で納得した。
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そんな事を考えていたら、ふと気がついてしまった。
Playmakerが消して回っているのは不特定多数に公開される情報。つまり個人チャットとかなら消されない、或いは消される前に読めるのでは?と。
思い立ったが吉日、カリスマデュエリスト交流会のチャットで聞いてみた。
「昨日Playmakerのデュエル見た人いるー?ガチャでどんなモンスター引き当てたのかちょっと知りたいんだけど。」
「ガチャってw。でも昨日Playmakerがデュエルしたかってのは眉唾ものだよ。ブレイブなんとかってアカウント名の人が言ってるだけだし。昨日は中継もなかったからねー。」
「あれ、中継なかったの?てっきりいつも通り見逃したものかと。」
「いつも見逃しているんだw、まぁPlaymakerのデュエルはなんか動画残らないからねー。生放送見逃したら終わりってのは辛いところ。
にしても鬼畜星さんがPlaymakerに興味持つなんて珍しい。メタるの?」
「メタるも何もそもそもデュエルの機会が無い件。でもサイバース族ってどっからでも特殊召喚してリンクに繋げるからマストカウンターがイマイチわからないんだよねー。どっかのデュエルで使ったサイバース・ガジェットくらいかな?今のところ怖いのは。でもちゃんとG握ってればそれも怖くない印象。」
「Gって...あぁあの、絵面最悪な奴か。いつも思うけど良く使う気になるよねあんな事故要因。」
「実際腐る時はほんと腐るけども!相手の特殊召喚牽制できる良いカードだと思うんだけどなぁ...」
「絵面がもっと可愛くてステータスも高かったら私も使ってたと思う。でも所詮500/200だし、特殊召喚しない人には効かないしねー。」
「話逸れたね、Playmakerのこと教えてくれてありがとー。ノシ」
「ノシってまた古い表現を...やっぱお爺ちゃんなのでは?」
「それはどうかな?」
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原作通りか確認しようとしたらそもそも中継されてなかった件について。10年も生きてると、原作知識も曖昧になるものだなー。
まぁ今のリンクヴレインズはハノイの支配する世紀末シティ、今ログインしているのはハノイの騎士かよっぽどの命知らずくらいだろう。
...遊戯王VRAINSにおけるMC枠の山本先輩コンビなら中継してると思ったんだけどなぁ。
さて、くよくよしても居られない。原作通りか確認できないということは確認できたのだ。今できることをしよう。
リンクヴレインズが過疎ってる今こそ動画投稿である。今までの
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「ククク、"ヴァニティ"だ。」
「どうも、”Stargazer”です。デュエルお願いします。にしても恐ろしい名前だ...」
「「スピードデュエル!」」
「ククク、先行は貰った。俺はスキル発動、"リリース・リザーブ"!
手札1枚をコストに発動、フィールドにリザーブトークンを特殊召喚する。」
「いきなりのスキルッ!そしてリリース要因のトークンッ!嫌な予感しかしねぇ!」
「その予感は当たりだ、Stargazer。...どうした妙な顔をして、どこか痛めたか?」
「い、いや何でもない。Stargazerって呼ばれてビックリしたとか全然無いから。大丈夫、続けて。」
「アバター名で呼ばれて驚くとは妙な奴だ。まあ良い、行くぞ!俺はリザーブトークンをリリース!アドバンス召喚!現れろレベル6
「それがお前のエースモンスターかッ、ヴァニティ!」
「その通り、俺の魂のカードだ!続いて俺は永続魔法
「虚無魔人の存在により特殊召喚は封じられ、進撃の帝王により対象、破壊耐性を付与。いきなり制圧をかけてきたかッ!」
「ククク、何ならサレンダーしても良いんだぞ?」
「冗談、突破してみせるさ!俺のターン、ドロー!良しッ!スタンバイ、メイン!俺は手札から
効果で破壊されず、対象にも取れない。なら戦闘で破壊するまで!俺は装備魔法月鏡の盾を発動!デネブに装備する!カードを1枚伏せて、バトルフェイズ!」
「俺の虚無魔人の攻撃力は2400だ、デネブの攻撃力1500では届かないぞ?」
「それはどうかな?俺はデネブで虚無魔人を攻撃!」
「ふ、900の反射ダメージを喰らえ...何⁉︎」
「月鏡の盾の効果!装備モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動する!装備モンスターの攻撃力は戦闘するモンスターの攻撃力、守備力のうち高い方の数値+100ポイントとなる!よってデネブの攻撃力は2500にアップ!虚無魔人を破壊だ!」
ヴァニティ LP4000→3900
「俺はこれでターンエンドだ!」
「俺のターン、ドロー!ククク、勝機は未だ我にあり!速攻魔法
「...お前の最後の一枚が見えた!このデュエル、俺の勝ちだ!自分フィールドのデネブを墓地に送り、チェーンして発動!カウンタートラップ神聖なる因子!帝王の烈旋を無効にし破壊する!その後一枚ドロー!
ついでに月鏡の盾の効果発動!表側表示のこのカードがフィールドから墓地に送られた場合発動する。500ライフを支払いこのカードをデッキトップもしくはデッキボトムに戻す。俺はデッキボトムを選択。」
Stargazer LP4000→3500
「ここで勝利宣言だと⁉︎クッ、確かに俺の手札は残り1枚、もう行動は無い。ターンエンドだ。」
「俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン。俺は手札から
行くぞ!俺はデネブとベガ、テラナイトモンスター2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろランク4、
「...一つ聞かせてくれ、どうしてあのタイミングで自分の勝利を確信できた?」
「...まず最初のターンのスキルだ、コストにされた手札は、グローアップ・バルブや真源の帝王の様な墓地発動のカードでなく、モンスターカード
そしてお前の使った帝王の烈旋、あのカードのドローを勝機と捉えたという事は手札のモンスターは当然リリース1枚で召喚できるカード。よってお前のデッキタイプから虚無魔人か威光魔人のどちらかだと断定出来る。
どっちか一枚に限定できないのがちと格好悪いがな。どちらにせよバトルフェーダーのように攻撃に対して反応できるカードでは無い。
よって、俺のダイレクトアタックを防ぐカードは無い事が分かった。だから俺はあの瞬間に勝利を確信したんだ。」
「ククク、ほぼ正解だ。因みにどちらのカードだと思う?」
「初手に召喚したのは虚無魔人だ。ならばより完璧なロックを作り上げるために必要なカードは威光魔人。つまりお前の最後の1枚は威光魔人だ、と思う。」
「残念だったな、ハズレだ。俺の最後の手札は虚無魔人、俺の魂のカードだ。」
「あちゃーハズレかぁ、最後の最後で格好つかないなぁ...
バトルを続行する!俺はまずアルタイルでダイレクトアタック!」
ヴァニティ LP3900→2200
「これでトドメッ!ヴァトライムスでダイレクトアタック!"ヴァトライムス・チャージ"!」
ヴァニティ LP2200→-400
「ククク、完敗だStargazer、良きデュエルであった。」
「こちらこそ。ありがとう、良いデュエルだった。」
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そんな訳で、ヴァニティさんとの初デュエルの動画は完成した。
ちなみにヴァニティさんは使用デッキの割にめちゃくちゃ良い人だ。ククク、とか意味深なセリフはただのロールプレイであり、デュエル中に自分を心配してくれた優しさの人がヴァニティさんの本性である。
尚、リンクヴレインズでのロールプレイとチャットに著しいギャップのある人でもある。どれくらいかと言うと例を挙げて言おう。
何を隠そう、今日自分にPlaymakerのことを教えてくれたチャットの相手がヴァニティさんなのだ。本当にギャップの人だ、今でも驚きである。
今日のアニメでリボ様が初のエクストラリンク達成しましたねーしかも全部リンク4とか言う超豪華仕様の。一体どんなエクストラしているんだろうか。
せっかく遊戯王小説書いているんだからあれくらい派手な盤面を作り、それを突破させるという一連のお約束をやってみたいですねー。
まぁ、主人公の考えがOCG次元なので即サレンダーか壊獣使うかになりそうですが。