【完結】無限泡影が飛んでこないこの世界で元気に生きてます 作:気力♪
空白の三ヶ月とかいうこの小説にとって都合の良すぎる展開がやってきたのでしばらくはただ単にデュエルするという本来のテーマで物語を作っていきたいと思います。
まぁ、ヒロアカのプロット作成作業とかもあるし、原作に追いついてもいけないので暫くは不定期更新になると思います。ご了承下さいな。
リンクヴレインズは変わった。
ハノイの塔事件での大崩壊によって、リンクヴレインズは大リニューアルを迎えた。
1つ、街並みがもの凄く綺麗になった。前のリンクヴレインズがスラム街に思えるレベルだ。明度が違うぜ。
2つ、スピードデュエルが正式に取り入れられた。一応ではあるが、旧リンクヴレインズにおいてスピードデュエルは実は違法であったのだ。Go鬼塚とPlaymakerとのデュエルがあって以降は有名無実とかしていたが。また、スピードデュエルでの転落はリアルに影響する程のダメージなのでその辺の安全性が確保できていなかった旧リンクヴレインズでは自己責任でね!という話だろう。
新生リンクヴレインズではその辺の安全性をルートからの落下を自動で戻してくれるマリオカートみたいな機能が追加され、ヤバそうなクラッシュには体にダメージが行く前に強制ログアウトが発生するようになった。また、スピードデュエルのコース周りにビルがなくなったため、ビルとのクラッシュの危険性は格段に減った。
ただしそのせいで自分が最後の30分で見せた数多のトリックはその殆どが実現不可能となったのだが。
そして3つ目、リンクヴレインズを救ったヒーローPlaymakerが指名手配された。まぁ原作通りなら彼は今から三ヶ月はログインする事は無いのでその辺は気にしなくていいだろう。
さて、新しいリンクヴレインズではDボードもリニューアル、安全性を確保する数多の機能が追加され、以前のDボードの使用は不可能となった。まぁ、以前のDボードは在野のプログラマが勝手に作った海賊版であり、新生リンクヴレインズのDボードはちゃんとしたプログラマの作ったライセンス品である。ちゃんとしたライセンス品使ってねという話だろう。
ちなみに自分が買ったのはST-01というモデルのDボードだ。ポイント2000とプレイメイカーモデルやブルーエンジェルモデルよりも安かったというのもあるが、星をイメージする黄色のカラーリングが気に入ったのだ。
さて、Dボードは持った、デッキは持ってる、良い風が吹いている。
三拍子揃ったスピードデュエル日和だ。やる事は一つだろう。
「さぁ、新生リンクヴレインズ最初のスピードデュエルッ、楽しんで行くぜ!」
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「"Stargazer"だ、今日は良い風だな!」
「"ロックラック"だ、こんな日だ、やる事は一つだよな!」
「「スピードデュエル!」」
「先行は貰った!俺はインスペクト・ボーダーを召喚!カードを3枚伏せてターンエンドだ!」
「メタビートか!だがいきなり手札を使い切って良かったのか?」
「スピードデュエルは一撃で終わるのが常ッ、手札を惜しんでいられるかよ!」
「スピードデュエルの定石を分かっていやがるッ!お前、前にもやってた奴だな!」
「そういうお前こそ!Dボードに乗るのが様になってるぜ!」
「ありがとう!俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン。まずはその伏せカードを退かす!速攻魔法ツイン・ツイスター手札1枚をコストに、お前の伏せカード2枚を破壊する!中央以外の2枚を破壊!」
「破壊されたのは醒めない悪夢とロケットハンドの2枚だ。」
「メタビートのタイプはインスペクト・ボーダーを守って勝つタイプか...
それならこの攻撃パターンで行く!俺は
「インスペクト・ボーダーの効果適用状態では、儀式、融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラム、リンク、それぞれの種類のモンスターの種類×1回しかモンスター効果は発動出来ない。いま、互いのゾーンにこれらのカードは存在しない。よってそのモンスターは効果を発動出来ないぜ?」
「知ってるよ。だがその効果は魔法罠には対応していない!俺はウヌクに装備魔法最強の盾を装備!攻撃力をウヌクの守備力分1000ポイントアップさせる!」
「攻撃力がインスペクト・ボーダーの2000を超えてきたか!だが俺にはまだ伏せカードがある。どうする?」
「伏せカードは怖いが、今は攻める時!カードを1枚伏せて、バトル!ウヌクでインスペクト・ボーダーを攻撃!」
「残念ながら、さっきのツインツイスターは外れだぜ!トラップ発動、破壊輪!お前のウヌクを破壊するッ!その後、俺、お前の順番で破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」
ロックラック LP4000→2200
Stargazer LP4000→2200
「俺にもう攻撃できるモンスターはいません、ターンエンドです。」
「さぁ、モンスターが来れば俺の勝ちだ!俺のターン、ドロー!...このままバトル!インスペクト・ボーダーでダイレクトアタック!」
Stargazer LP2200→200
「まだ運は俺にあるみたいですね!」
「それでもお前のライフは風前の灯火ッ!状況は以前俺の有利だ!」
「伏せカードは一枚、このドローで全てが決まるッ!俺のターン!」
Dボードを操作、左に一度ボードを向け右に重心をかける。そして右回りにボードを一回転させ、そのままデッキトップに手を置いて勢い良くッ!
「ドロー!」
「凄え、回転しながらドローしやがった!逆風もないこんな空中でッ!
だが、トリックはドローに関係しない!この布陣を破れるカードは引き込めたか?」
「お前の次のドロー次第さ!お前の手札、2枚目のインスペクト・ボーダーだろ?」
「何⁉︎...どうしてわかった。」
「メタビートデッキの基本はセットカードでの妨害です、妨害系のカードなら迷わずセットする筈です、よって魔法罠の可能性は無い。次に俺にトドメを刺さなかったことから召喚できるモンスターでも無い。つまり考えられるのは、今の状況では召喚できないモンスターであるということ。よって、ほかにモンスターが存在する時には召喚できない効果を持つインスペクト・ボーダーだと断定できたんです。」
「はっ、凄い推理力だな。だがわかったとしてもこの盤面を打開出来なきゃ変わらないぜ?」
「行くぞ、スタンバイ、メイン。俺は
「インスペクト・ボーダーの攻撃力は2000だ、まだ届かないッ!」
「いいや、倒すピースはもう揃っている!トラップ発動リビングデッドの呼び声!墓地のウヌクを特殊召喚する!」
「...モンスターが2体、来るか!」
「俺はウヌクとベガ、2体のテラナイトモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろランク4!
「攻撃力2600のモンスターか!」
「バトルフェイズ!ヴァトライムスでインスペクト・ボーダーを攻撃!"ヴァトライムス・チャージ"!」
ロックラック LP2200→1600
「俺はターンエンド。さあ、運命のドローですね。」
「俺のターン、ドロー!俺はインスペクト・ボーダーを召喚、カードを1枚伏せてターンエンド。」
「俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン。俺は装備魔法、
「残念ながらまたまた伏せカードは大外れさ!トラップ発動、砂塵のバリア-ダスト・フォース-!攻撃モンスターを全て表示形式変更不能の裏守備表示にする...何⁉︎」
「
ロックラック LP1600→500
「俺はこれでターンエンド。メタビートでは1枚で状況を打開するカードはあまりありません。どうします、サレンダーしますか?」
「いいや、最後まで足掻かせて貰う!ドローフェイズにスキル発動!"トリプルチェック"!ドローフェイズにデッキトップから3枚を公開し、通常ドローの代わりに一枚を手札に加える!
1枚目、フォッシル・ダイナパキケファロ!
2枚目、紅蓮魔獣ダ・イーザ!
3枚目、ロケットハンド!
畜生、俺に盤面を打開するカードは無い、その上トリプルチェックで見たデッキはそのままの順番で元に戻る、よって俺にこの盤面を返す手段は少なくとも3ターン後のドローにかけるしかないが、それまで俺のライフは持たないだろう。だが、サレンダーはしない!スキルの効果により俺はパキケファロを手札に加える。
モンスターを1体セットして、ターンエンドだ。」
「セットモンスターはパキケファロ、リバースした時に特殊召喚モンスターを全て破壊する効果を持つモンスターですね。」
「本当に良く知っているな、だが通常召喚したモンスターには効果は及ばない。お前がドローするのがモンスターなら俺の負けだな。」
「俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン。ドローしたのはモンスターじゃありません、でも、このデュエル俺の勝ちです!
ヴァトライムスの効果発動!手札の神聖なる因子とオーバーレイユニット一つを使い、光属性テラナイトを重ねてエクシーズ召喚する!"スターライト・エクシーズ"!現れろランク4!
「星を司る戦士のモンスター...そうか何処かで見た顔だと思ったが、あの時の勇気あるデュエリストだったか!デュエルできて光栄だよ!」
「広告効果狙った訳じゃないですけど、俺の名前広まらなさすぎるのは何故なんでしょうねー。いや理由は知っていますけど。
さて、デルタテロスの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、フィールドのカード1枚対象に取りを破壊する!俺はセットモンスターを選択!"デルタ・ドライブ"!」
「セットカードは当然パキケファロだ。発動は無く破壊される。」
「行くぞ!バトルフェイズ!デルタテロスでダイレクトアタック!"デルタ・ブレード"!」
ロックラック LP500→-2000
「ありがとう、良いデュエルでした。」
「こちらこそありがとう。楽しかったよStargazer!」
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あのハノイの塔事件の際、俺は報道陣の目の前で自身の名を名乗るという超売名行為を行った。決して意図してやった訳では無いが。
だが、自分のカリスマデュエリストランキングが急上昇したかといえばそうでは無い。
中継見ていた人曰く、自分が名乗ったタイミングで狙ったかのようにノイズが発生してあの格好いい名乗りはかき消されてしまったのだそうだ。嘘だろ承太郎。
それでも自分を知っている人が多少は拡散してくれたのだそうだが、そんな細かい事よりリンクヴレインズのアップデートという超一大イベントである。勇気ある没個性アバターのことは忘れ去られてしまったのでした、まる
課金してアバターをもっと個性的なのに変えようかとも思うが、Dボードの新調という予想外の出費により懐にそんな余裕はない。
まぁ派手で格好いい尚且つ安いというアバターを想像できない自分のイメージ力の無さが一番の原因なのだが。
原作が再開し、Playmakerがリンクヴレインズに戻ってくるまであと3ヶ月、自分は思う存分この新生リンクヴレインズという新しいデュエリスト達の遊び場を思う存分楽しんでいたのであった。
前話書く時に調べたサーフィンのトリックが全て無駄になるとは思いませんでした。まさかスピードデュエルのコースがあんなに開放的になるなんて...
まぁそしたらスピードデュエルで出来そうなオリジナルのトリックを考えるだけなんですけどね!
4/16 主人公の口調を修正しました。見返してみると思った以上にヒロアカの方の主人公に引っ張られていてびっくりです。多作品抱えてる作者さんは一体どうやってこの現象に対処しているのかとても気になります。