【完結】無限泡影が飛んでこないこの世界で元気に生きてます   作:気力♪

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初動止めないととんでもない盤面になるあたり海皇水精鱗って割とカッ飛んでますよねー、流石9期テーマ狂ってる。
そんな訳で今回のお相手は海皇水精鱗です。マスターデュエルではないのでサラキ重装バハシャ餅の構えはないです。


勝者へのトレードとマナー

新生リンクヴレインズでは、発表された時とあるルールが物議を醸した。

勝者によるトレード、つまり擬似アンティルールの強要である。

発表された当時はリンクヴレインズ終わったなとか言われてるレベルの発表だったが、実際のところはどうなのか。

 

「トレードだ!俺のハーピィの羽根帚をくれてやる、貴様のハーピィの羽根帚をよこせ!」

 

だいたいこんな感じである。

 

理由としては主に2つある。

まず一つ目、使うデッキテーマが異なるのだからトレードといっても欲しいカードなど汎用しかないという事。デッキに必要なカードなどリンクヴレインズに来るようなデュエル厨なら当然完備しているものだ、よって汎用カード代表のハーピィの羽根帚が人々の手を渡り歩く通称帚交換が発生するのだ。

もう一つはネット社会ならではの闇だ。酷いシャークトレード、つまりレート差の非常に大きいトレードをしたら晒されるのだ画像と使用デッキが。

使用デッキがわかっていてかつ鮫トレを強要する悪者、そんな奴に躊躇するようなネット民はいない。メタデッキを持った集団によるリンチ発生待ったなしである。

 

そんな訳で、擬似アンティルールなんて非道なルールが適用された後でも、新生リンクヴレインズは今日も平和である。

 

まぁ、使用デッキに過剰なレアカードを入れないという暗黙の了解がカリスマデュエリストの中で広まったのがこのルールの1番の影響だろう。俺の開闢は日の目を見ることなくストレージの肥やしとなったのだ...

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「"ウォーターフォース"だ、デュエル良いか?」

「"Stargazer"だ。ウォーターフォース?ちょっと待ってくれ...オーケーだ、受けて立つ!」

「なんか不穏なものを感じたぞ今の一瞬。」

「気にするな。」

 

「「スピードデュエル!」」

 

「俺の先行!俺は手札から、深海のディーヴァを召喚!効果によりデッキからレベル3以下の海竜族モンスターを特殊召喚する!」

「それを通すと2ハンデスルート、当然止めるさ!手札の灰流(はる)うららの効果発動!このカードを手札から捨て、デッキからの特殊召喚を無効にする!」

「何⁉︎...さてはお前、俺の晒された動画見やがったな!卑怯者め!」

「鮫トレ用のゴキボールをデスティニードローするのはガチで笑ったわ。あとわざわざ鮫トレ用のカードをデッキに入れるお前ほど卑怯者な訳では無いと思うぞ?」

「ぐうの音も出ねぇ!...このままターンを渡すとワンキルルート間違いなし、それなら使わせてもらうぞ!エンドフェイズにスキル発動!"ウォーター・パワー"!デッキの水属性モンスターを除外して発動!フィールドの全ての水属性モンスターの攻撃力を次の自分のターンのスタンバイフェイズまで除外したモンスターのものと同じにする!俺が除外するのは水精鱗(マーメイル)-メガロアビス!攻撃力は2400だ!これでターンエンド!」

 

「俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン。星因子(サテラナイト)ウヌクを召喚、効果でデネブを墓地に。速攻魔法天架(あまか)ける星因子(サテラナイト)!テラナイト一体をデッキに戻し、デッキから違うテラナイトを特殊召喚する!ウヌクをデッキに戻し、現れろ星因子(サテラナイト)アルタイル!アルタイルの効果発動!墓地の星因子(サテラナイト)デネブを特殊召喚!デネブの効果発動!デッキから2枚目のアルタイルを手札に加える。

行くぞ!俺はテラナイトモンスター、デネブとアルタイルでオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろランク4!煉獄の騎士(テラナイト)ヴァトライムス!」

「攻撃力2600のモンスター...2400は軽々と超えてきたか!」

「ちなみにスキルなかったらワンキルルートでもあった。鮫トレ狙いの癖にデュエルの勘は良いんだな!」

「うるせえ、鮫トレ狙いはしたけど未遂だから良いだろうが!」

「未遂でも駄目だと思うぞ?だから晒されてるんだし。いやあれはお前のデスティニードローが神ってたのもあるだろうがな。」

「あのドローのお陰で目が覚めたんだ。デッキに不純物はもう入れない!」

「当たり前だろそんなこと、というか鮫トレ狙いの方を反省しろよ...デュエルを続行する。手札1枚とオーバーレイユニットを1つ使い、ヴァトライムスの効果発動!"スターライト・エクシーズ"!現れろランク5!星輝士(ステラナイト)セイクリッド・ダイヤ!カードを1枚伏せて、バトルフェイズ!セイクリッド・ダイヤで深海のディーヴァを攻撃!"ダイヤモンド・ブラスト"!」

「攻撃力はたった2700、今の強化された深海のディーヴァを倒しても俺には300しかダメージは入らない!」

 

ウォーターフォース LP4000→3700

 

「ターンエンドだ。」

「俺のターン、ドロー!良し、俺は手札からワン・フォー・ワンを発動!手札のモンスター1枚を墓地に送り、デッキからレベル1モンスターを特殊召喚する!現れろ海皇子ネプトアビス!」

「念のため言っておく、セイクリッド・ダイヤがオーバーレイユニットを持っている限りデッキからカードを墓地には送れない。よってネプトアビス第一の効果は発動できない。」

「何⁉︎このデッキのキーカードであるネプトアビスをメタって来たのか...なんて鬼畜なデュエルタクティクスだ。」

「おい、流石に鮫トレ狙いのやつに鬼畜って言われるほど酷いプレイングではないと思うぞ、オイ。」

「クソ、ネプトアビスが止められた事でこっちの戦術が狂った...プランBで行く!俺は海皇の狙撃兵を通常召喚!現れろ海の導くサーキット!召喚条件は魚族・海竜族・水族モンスター2体!俺はネプトアビス、狙撃兵をリンクマーカーにセット!リンク召喚!水精鱗(マーメイル)-サラキアビス!ターンエンドだ。」

「サラキアビスは相手ターンの好きなタイミングで手札を墓地に送れる、それにより手札の海皇の重装兵の効果でセイクリッド・ダイヤを破壊する気だな。」

「...俺の使うカードの知識が深すぎる、お前一体何者だ⁉︎俺を研究してきたメタデッカーか⁉︎」

「俺の名前はStargazer、ただのデュエリストだ!俺のターン、ドロー!スタンバイ、メイン!俺は手札から2体目のアルタイルを召喚!効果により墓地のデネブを特殊召喚!デネブの効果発動!デッキから最後のアルタイルを手札に加える!カードを1枚伏せて、バトルフェイズ!セイクリッド・ダイヤでサラキアビスを攻撃!」

「このタイミングで使わせて貰う!サラキアビスの効果発動!手札の重装兵を墓地に送り、デッキから水精鱗(マーメイル)を手札に加える!俺は水精鱗(マーメイル)-ディニクアビスを手札に加える!そしてこのタイミングで水属性モンスターの効果により墓地に送られた重装兵の効果発動!フィールド上の表側表示のカード、セイクリッド・ダイヤを破壊する!」

「デネブを墓地に送りチェーンして発動!カウンタートラップ、神聖なる因子!重装兵の効果を無効にする!よってセイクリッド・ダイヤの攻撃は続行!"ダイヤモンド・ブラスト"!」

 

ウォーターフォース LP3700→2600

 

「続けて行くぞ!アルタイルでダイレクトアタック!」

 

ウォーターフォース LP2600→900

 

「俺のライフは残った!次のドローに全てをかける!」

「...かける必要は無い。お前の手札はサーチしたディニクアビス一枚、次のドローによるが結果は見えた。このデュエルの結果は2パターンだ。」

「何を言っている?結果は常に2パターン、俺が勝つかお前が勝つかの二つだろ。」

「いいや、次のターンで俺が勝つか、その次のターンで勝つかの2パターンだ。俺の次の手が決まれば俺の勝ち、その手を防ぐカードを引いた場合、ディニクアビスは使えず次のターンのダイレクトアタックで終わりだ。」

「スカしやがって!やってみせろ、Stargazer!」

「ターンエンドだ。」

「俺のターン、ドロー!」

「お前のスタンバイフェイズにトラップ発動!リビングデッドの呼び声!墓地のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する!」

「発動は無い!何が次の手で俺が終わるだ、ただの蘇生カードじゃねえか!」

「お前へのアドバイスは二つだ。一つ目、鮫トレ狙いなんてやめてもっと気楽にデュエルを楽しもうぜ?視野がグインと狭まってるのが俺には見えた。」

「...誰だって勝者によるトレードなんてルールが決まったら悪用を思いつくだろ。」

「それが視野が狭まってるって言ってるんだ。まともな考えならちょっと様子見てバレない方法が見つかってから行う筈だ。」

「お前俺に鮫トレ辞めろとか言ってる割に俺よりやろうとしてること鬼畜じゃないか⁉︎」

「例え話だよ、実際にやるとかの話じゃなくてな。そんなことも思いつかないほどお前は欲望に目が眩んでたって話だ。」

「...もう一つは何だ?」

「こっちはデュエルの話、墓地に行ったカードはしっかり確認しましょうって話だ!リビングデッドの呼び声の効果により、墓地からこのカードを特殊召喚する!現れろ、星因子(サテラナイト)シャム!シャムの効果発動!相手に1000のダメージを与える!」

「そんなカード、一体いつ墓地に...そうか、ヴァトライムスのコストか!」

「そういうこと!さぁフィナーレだ!くらえ1000のダメージを!」

 

ウォーターフォース LP900→-100

 

「畜生、完敗だ。」

「初手で展開を止めれなかったらどうなってたか分からないけどな。ありがとう、楽しいデュエルだった。」

「ああ、正直俺もちょっと楽しかった。でも勝ちたかったなぁ...」

「その悔しさは次のデュエルでな!」

「...さぁ、俺の負けだ!トレードをしやがれ!」

「潔いなお前...決まった!お前のハーピィの羽根帚を貰う!その代わり俺のハーピィの羽根帚をくれてやる!」

「お前...ありがとう、この羽根帚に誓うよ。もう鮫トレ狙いなんて卑劣な真似はしない。デュエルはお互いに楽しんで終わるのが一番だってことを、もう忘れはしない。約束する。」

「あ、それならアバター名は変えた方が良いかも。」

「...なんでだ?」

「ウォーターフォースって名前要注意デュエリスト名簿に晒されてたから、俺みたいな物好き以外デュエルなんて受けて貰えないぞ。」

「嘘だろ、俺鮫トレ一回も成功したことないんだぞ!その名簿のURL教えてくれ、どうにか消せないか試してみる。」

「おう、ついでにフレンド登録もぽいっと。んじゃ、またな!」

「おう、次は俺が勝つ!」

 

こうして、鮫トレ狙いの馬鹿が一人減ったとさ。

 




久々のこっちの更新です。何も考えないでデュエルだけでいけるこの小説は楽です。アニメのヴレインズは展開が気になる感じですが、展開が動くのは暫く先っぽいです。なので原作がある程度進むまでこの小説は空白の3ヶ月をサザエさん時空でやっていきます。
ヒロアカの方があるので、こっちは相変わらずの亀更新になりますけどねー。
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