【完結】無限泡影が飛んでこないこの世界で元気に生きてます   作:気力♪

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前話で紹介した魔王閃刀姫ですが、リアルで作るのには少しハードルが高いです。
何故ならデッキのメインエンジンたる閃刀起動-エンゲージが1枚3000円するのです。三枚でじゃなく一枚で。レイちゃんは高い女なのですなー。



カリスマデュエリスト狩り

出る杭は打たれる。世知辛いことに、この世界でもこの諺は有効であった様だ。

なんの話かって?当然、先日悪魔のデッキを組み上げ、カリスマデュエリストのトップ圏内に入らんとした”閃刀魔王”こと Lair Lordさんの事である。

 

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自分のデュエルディスクに、先日の交流会でフレンド登録を済ませておいたLair Lordさんからある悲鳴が届いた。

なんでも、最近自分に挑戦してくるデュエリスト達が揃いも揃ってあるカードをデッキに入れているとのことだ。そのカードとはこのカードだ。

 

(たましい)解放(かいほう)

通常魔法

お互いの墓地のカードを合計5枚まで選択し、

そのカードをゲームから除外する。

 

超シンプルな効果である。

 

一見なんのアドバンテージも生み出さないこのカードであるが、魔王閃刀姫デッキに対しては、展開の起点である閃刀姫-レイ、攻撃の切り札たる闇黒の魔王ディアボロス、閃刀魔法の追加効果を狙うための墓地の魔法カードの数、その全てをいっぺんに解決してしまう超パワーカードに化けてしまうのだ。所謂メタカードである。

 

何故そんなメタカードが流行りだしたのか?というとこれはリンクヴレインズの、というかカリスマデュエリストランキングのある恒例行事によるものだ。

 

"カリスマデュエリスト狩り"である。

 

カリスマデュエリスト狩りとは文字通りで、ランキングの低いランカー達が高ランクのランカーに対しメタカードガン積み、かつ集団で襲いかかり、ランクを無理やり下げさせようとする行為だ。要するにアンチによる足の引っ張り行為である。

 

こんな姑息で悪質な行為、運営規制しろよとか思う人も多いかもしれない。が、これはある意味、本物のカリスマデュエリストとなるための最終試験なのだ。ブルーエンジェルもGO鬼塚も、他のカリスマデュエリスト達もこの恒例行事を乗り切って、自分こそカリスマデュエリストであると世に示しているのだ。OCG次元(手札事故頻出世界)出身の自分としては、なんで勝てているのか不思議でならない。

 

なお、自分もこのカリスマデュエリスト狩りの被害にあった事がある。自分もランキング10位圏内に入ったことが一度だけだがあるのだ。その結果はいうまでもなかろう。裂け目もマクロはいつものことである、墓穴の指名者はやめてくれ、閃光を吸い込むマジックミラーはもう無理である。

しかもこういうメタ対策にツイツイ入れているのに肝心なときに手札に来やがらないのはもう何も言えん。

 

閑話休題

 

カリスマデュエリスト狩りの対策は実は簡単であるが、これを教えていいものか物凄く迷う。自分が教えてもらった時は、もっと早く教えろよ!と声を張り上げた覚えがあるレベルで超お手軽なのだ。

 

しかし物凄い迷う。なんせこれ、Lair Lordさんの結果次第では原作介入になりかねないのである。遊戯王だし最終的にはハッピーエンドで終わるんだろうが、その過程でとんでもないことが起きるのもまた遊戯王である。

物語の部外者に介入の余地を与えて良いのだろうか。

 

考えた結果、一週間カリスマデュエリスト狩りの猛攻を耐えたならば対策を教えようと彼女に返信した。

 

中途半端と笑いたくば笑え、友人の危機に(しかも自分が解決できるのに)何もしないというのは良心が咎めるのだ。

因みに一週間耐えろと言った理由は2つ。一つ目はLair Lordさんが原作に介入できないランキングまで下がることを祈ってのこと。

もう一つは、彼女にもっと自分のデッキについて知って欲しいと思っての事である。

自分は、カリスマデュエリスト狩りを喰らった結果、自分のデッキに対しての理解がより深まった。彼女もメタデッキの猛攻という荒波から貴重な経験を積んでほしいという親心もあるのだ。

 

さてそんな訳で一週間後のこと

 

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「残念だけど、私は本物のカリスマデュエリストにはなれなかったみたいね。もうランキングは48位、ここから10位なんて夢のまた夢よ。」

「一週間前にメッセしたよな、カリスマデュエリスト狩りには対策があるって。聞くか?」

「そうね、一応聞いておこうかしら。正直、この一週間は色んな対策を考えながらデュエルした。けどダメだった。あの時本当はどうしたら良かったのか、その答えがあるのなら知っておきたいわ。」

 

マジで心苦しい。俺にこの対策を教えてくれた先達も、この苦しさというか馬鹿らしさを感じながら教えてくれたのだろうか。

 

「その、な、これから言う対策を講じると、デメリットとして今まで見たくガンガンランキングが上がるって事は無くなる。それを前提にして聞いてくれ」

「?ええ、構わないわ。」

「まず必要なのはサイドデッキの用意だ。自分がどう対策されたら動けなくなるかってのはこの一週間で十分わかったよな?そのメタカードの対策となる15枚のサイドデッキを用意するんだ。Lair Lordさんの場合だと屋敷(やしき)わらしとか王宮の鉄壁とかな」

「サイドデッキって、え、ちょっと待って、この先が読めたんだけど、そんな事⁉︎」

「まぁ、もうわかったと思うけどな。カリスマデュエリスト狩りっぽい奴には、シングルじゃなくてマッチで良いですかーって言えば良いんだよ。それだけで大半の連中は帰っていくから。」

「そんなことで良いとか、私の一週間は何だったの...」

「言うな、俺も初めて聞いた時はそう思った。まぁこんな対処法を知るまでがカリスマデュエリスト狩りの恒例行事なんだ、諦めろ。」

 

「諦めきれるかぁ!デュエルよ!この憂さ、晴らさでおいていられるかぁ!」

「おいキャラぶれてるぞ大丈夫かお前」

 

「いいから構えなさい!」

「いや良いんだけどな、お前がそれで良いなら」

 

 

この後めちゃくちゃデュエルした

 

 




たまにはデュエルの無い話でも
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