作られていた。その船の正体とは
「皆さんこんにちは作者です。」
「同じく涼太です。」
「最近台風すごいですよね」
「うん、今年は雨もだけど風がすごかったよ」
「作者の家すごいキシキシ言ってましたもんね。」
「うん、飛ばされるかと思ったよ」
「皆さんは大丈夫でしたか?」
「この機会に台風含めた防災対策を見直していきましょう」
「それでは第8話始まります。」
「ゆっくりしていってね」
?年?月?日 ルイ15世広場
「おい、裏切り国王が来るぞ!!」
「オーストリア女に味方して国を売った売国王め......」
なんだ? オーストリア女?
売国王?
なんの話をしているのだ?
私、ルイ16世は気づいたら樽?らしきものに座っていた。
すぐそばに悪臭漂う大きな川がある
私の記憶が正しければセーヌ川のようだ。なぜ、こんな所に私はいる?
そんな疑問が頭をよぎる。私はパリでは無く、ヴェルサイユにいたはずなのに?
私の周りには普段いるはずの家族や衛兵達の姿は見えず、
かわりに、パリの市民達が集まっていた。
私は情報収集がてら彼らに質問することにした。
「売国王?とは誰の事だ?」
私は悪気もなく、思ったことを聞いた。
「おっさんそんなことも知らないのか?」
彼は呆れたように聞いてきた。しかし、本当に知らないのだ、誰のことなのか。
彼はそんな私の様子を見て困ったように
「元国王、ルイカペーを知らないのか?」
はて、そんな人いただろうか?私は頭の中を隅々まで掻き回して考えるが
誰も思い浮かばない。そんな私の様子に仕方ないというふうに
「ほんとに何も知らないのか.......まぁ良い、今日は奴の命日さ!!」
タン、タン、タン、タン、タン
その言葉とともに遠くから太鼓の音が聞こえてきた。命日と言うことは今日彼は処刑
されるのか?
私はすぐにでもその様子を見たいと思い立ち上がったが、周りの観衆が邪魔で
何も見えない。
その様子を察して、彼は手招きをしながら、
「そこからじゃ見づらいもんな、私の家に来るか?特等席だぞ。」
私は、彼について近くの建物に入った。確かに2回からは周りの風景がよく見えた。
そして、この場所がどこであるかも理解した。
しかし、その広場の中心にある処刑器具らしきものは見たことがない。
見た目、イギリスのスコッチメイデンのようだが、我が国は
採用していなかったはずだ。
そんな事を考えている中、先程の馬車が衛兵?達に護衛されながら処刑台の前に到着
した。そして、中から出てきた人の顔を見て、我が目を疑った。
なんと、中から出てきたのは
私自身であった。
私はおかしいと思い何度も目を拭ったが、景色は変わらず、ついには彼は後ろ手に
縛られてしまった。
そして、一瞬、本当に一瞬だが目があった。
私はその時、全てを理解した。これこそが、ペタン元帥の話していた
革命の結末であり、未来であると
私は、必死になって叫んだ。無駄だとわかっていても叫んだ
しかし、それは声にならず、ただ嗚咽しているだけに見えた。
そして、彼は死刑執行人(ムシュドパリ)の支えの元階段を登った
そして登りきった時、彼は突如、国民の方を向き叫んだ
「私は、無実のうちに死ぬ。私は私の死を作り出した者を許す。
私の血が二度とフランスに落ちることのないように神に祈りたい」
私はなぜか私に対して感動した。私は私の世界で死ぬときにこのような最後を
迎えられるのだろうか?と思った。しかし、時は進む
突如、護衛の将校が剣を振った。
その途端、
トントントントントントントントントントントントントン
死刑の執行を告げるドラミロールが始まった。
後ろに控える死刑執行人も実は王党派であったのだろう、涙を流していたがドラムロール
の音に小さく舌打ちした後、彼を処刑器具の方に促した。
その時彼は私の方を向き、今までのやつれた顔を私自身今までに作ったことも
無いような笑顔を見せてくれた。
その様子だけではとても今から死に行く人の顔には見えず、むしろそのことが
余計儚く思え、抑えていた感情が再びこみ上げてきた。
しかし、そんな私をおいて時間は進む。
彼は体をベルトで板に縛られ、処刑器具の刃の下に首が来るように倒された。
彼はその時に神父より最後の祈りを受け時を待った。
私にはその時が無限に長いように思われた。
そして、
刃が一瞬ギラリと輝いたと思うと、彼の首の上に落ちてきた。
「ーッ!!」
私は声にならない叫びを上げ
目を覚ました。
私ルイ16世は最近このような夢ばかり見る。内容からして'本来の'未来の姿なのだろう。
(私自身、自らの力だけで、国を牽引していくのには無理があったのかもしれない。
しかし、今の私にはたくさんの友がいる。その友を信頼するしかない。
信頼することこそが、未来を変える原動力になるのだから)
私は、鏡の前でぼやけた顔を叩き、気合を込めた。
そして、その未来への第一歩を踏み出した。
..............................
..............
1886年 シェルブール
カタカタ
「もうすぐですよ」
「うむ、やはり海はいつ見ても気持ちが良い」
私は、馬車より見える美しい大西洋を眺めていた。それを見ていると
朝の夢も忘れられるようで気持ちが良い
私は今シェルブールに向かっている。
シェルブールは昔からある港町だが、私の指示により、開発が進み
以前とは比べ物にならないくらい発展した。
それは、地元の漁師だけでなく、海軍にとっても重要な港湾要塞に
変化するほどであった。
ドーン、ドーン
ふと、山の上の方から腹のそこに響くような発砲音がした。
私は、気になって視線を山の方にずらし、望遠鏡を向けると
祝砲と共に皆、揃って敬礼をしていた。
私は、そこに敬礼を返し、目的地が近づいた事を実感した。
そして、しばらく町中を進んだ後に目的の場所に到着した。
そこは、街のハズレの新たに作られたドックであり、
規模は今までで一番大きな物であった。
私は馬車より、降りて、造船所の関係者の人達に挨拶をしながら
ある場所に向った。
そこには、すでにペタン、ラファイエットといった将軍達や
ダントンなどの弁護士等、これから始まる式典の主役達が集まっていた。
そして、私は彼らにも挨拶をした後に、予め準備された場所
ー船をつないでる一本のロープの前ー
に座った。
そして、私達が全員座ったのを確認するとペタン元帥が司会となり、式典ーーー
進水式が始まった。
今日進水する船は軍艦だが、今までとは一線を画した軍艦であった。
船の見た目こそ、どこにでもいるフリゲートのようだが、この船には最新鋭の技術と
ペタン元帥達未来の人間の技術が多分に含まれている。
それ故、フリゲートなのに建造に四年の月日を費やしてしまったが、それにみあう
世界の海軍の常識を変えてしまうような要素を多分に含んでいる。
とりわけ、驚異的なのは動力と火器であろう
フリゲート艦なのに、それに見合わないほど強力な榴弾砲(20センチ前装砲)と最新式の
後ろから弾を込めるタイプの速射砲(10、7.5センチライフル砲)がたくさんの
載せられ、しかもどちらのタイプ(榴弾砲、速射砲)共に内側にライフリングが刻まれて
おり、今までのようにピストルの射程圏内でなくとも有効な射撃を行うことが
できるようになっている。しかも、どの大砲にも信管付の榴弾が使用されており、
今までのように鉄の弾丸を飛ばすことよりも、より壊滅的な打撃を
敵の戦列艦に与えることが出来るのだ。しかも、その信管非常に信頼性が高く、
今まで危なくて、ボムケッチしか使えなかった榴弾もたくさん詰め込めることが出来た。
しかも、船体には一部鋼鉄で出来た装甲があり、敵の鉄球程度なら十分無力化出来るのだ。
ある意味、ここだけでもすごい事だが、一番は動力にある。
なんと、動力は蒸気機関なのである。
この時代、蒸気船はまだまだ実験段階に入り始めたばかりであり、
とても実用的なものでなかった。しかし、ペタン元帥より未来の技術
(といっても、陸軍の軍人が知ってるほどの簡易な事)をもとにして改良を重ねた
この時代にしてはなかなか優秀なものであった。
しかも、この蒸気機関を推進力に変える装置には外輪では無く、この時代、発想すらない
スクリューが使用されている。
当然海軍全体で反対が出たたため私自身身をはってスクリュー推進の
実験船に何度も乗船した。
今思えば、考え過ぎなのかもしれないがいつ水が隙間から漏れてくるか気が気でなかった。
しかし、このスクリュー推進のおかげで13ノットという後のスクーナーほどじゃないに
しろ、かなりの高速を実現することが出来、なおかつ自然に影響されない航海が可能になった。
これらの点で今目の前に有る船はまさしく、後年のドレッドノートと同じような可能性を
秘めていた、まさしく100年先を行く船である。
私はそんな船を眺めつつ時間を待った。
そして
工場長の婦人らしき方が正装に見を包み、船体に登った。そして紙を広げ
「本艦をティグル(タイガー(虎))と命名します。」
と宣言した。
会場からは一斉に拍手が湧き上がり、新たな戦力の誕生を喜んだ。
そして、頃合いをみて元帥は私の方を向き
「では、陛下お願いします。」
と支縄切断用の斧を渡してきた。
私は、それを受取、構えようとするが、想像以上の重さで少しふらついた。
「手伝いましょうか?」
「ありがとう、だけどいいよ」
元帥はそれをみて不安そうに尋ねたが、私はそれを断り縄の前に構えた。
刃が太陽の光を受けてギラリと輝く
そして
パン!!パリンガラガラ〜
私は勢いよく縄を切断した。と同時に繋がれたシャンパンが舳先にあたり割れる。
そして少しずつ船は傾いた船台を滑り、勢いよく進水した。
話は聞いていたが想像以上のもので体中ビショビショになってしまった。
しかし、船はきれいに海に浮かんでいる。
一応は成功したみたいだ。周りからも拍手と共に国王陛下バンザイの声やフランス王国
バンザイの掛け声が聞こえてくる。
今はまだ艤装工事が進んでおらず、少々頼りない見た目だがいずれ出来上がった時には
我が国を英国から救う救世主となるであろう。
そこで我が海軍はこの軍艦のために新たにフリゲート(巡防艦)によく似た巡洋艦
という艦種を作ることにし、同型艦で5隻の精鋭艦隊、巡洋艦隊を作った。
この艦隊は、来る英国との大戦争に備えてここ、シェルブールに全艦配備される。
全艦各造船所で同時に作っていたため、ティグルが戦力化された時には、
艦隊も一斉に揃うことになる。
また、将軍達の話によるとまだ竜骨を作り上げてる途中だか
本格的な砲塔式の装甲艦も製作しているようだ。
こちらが出来上がるときには国中の大型の戦列艦に変わる新たな海戦の主力となるであろう。
まだまだスクリューどころか外輪船さえ試作段階の今であれば有事の優位は我々にある。
「まぁ一番良いのはそんな大戦争が起きないことだけど」
私は一言ボソッとつぶやいて、だけど期待しつつ熱が冷めやまぬ会場を後にした。
しかし、この時私は気づいていなかった。
近代戦艦のもたらすリスクについて。
〈装甲巡洋艦ティグル〉
排水量3000トン
装甲 主砲弾薬庫120ミリ 副砲弾薬庫90ミリ 司令塔100ミリ 舷側50ミリ
速力 13ノット
武装 20センチ前装ライフル砲一門、10センチ後装ライフル砲12門、
7.5センチ後装ライフル砲4問
同型艦 セル シュバァル コック シアン 以上5隻
フランス海軍初の巡洋艦。装甲巡洋艦という名前がつくぐらいバイタルパートに対しては
ある程度頑丈な装甲が施されている。しかし、まだまだ船体そのものはオーク材で出来ており
強度としてはやや不安が残る。
しかし、速力の13ノットは帆船と比べると高速であり、巡洋艦の名の通り、偵察、護衛
牽制と様々な役目に使うことが出来る便利屋である。
しかも、この船の砲は皆ライフリングが刻まれており、戦列艦の射程圏外より、一方
的に砲撃することが出来る。
ある意味、攻守共にバランスの取れた最強の船であるが、建造にはたくさんの錬鉄を
必要とするため、まだまだ大量生産はできなさそうである。
「うーんなんか締めが無いなぁ」
「どうしました?」
「いやーなんか終わり方がしっくり来なくてねぇ」
「リスクでしたっけ?なんのことですか?」
「それはまだ言えないなぁ、ただヒントをいうと」
「ヒント?」
「大戦争を招く一つの大国が滅びる遠因となった。あることが問題でね。」
「さて、どこの国だかさっぱり」
「まぁ見てなさい、いずれ分かるよ」
「はぁ、まぁ言ったからにはちゃんと失踪しないで作ってくださいよ。」
「大丈夫です。」
「不安だなぁ」
「ハハハ」
「まぁ、いいや、それでは皆さん」
「「ありがとうございました。」」
話は再び教練を終えた学校に戻る。放課後彼女らは部活動を始めるために先生のもとに集まっていた。そんな彼女がみた部活動は、そして彼女は何部に入るのか
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