東方軍器伝   作:RYUやん

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歓迎の宴と多少の混沌《カオス》

 と、言うわけで、仁と魔理沙は再び守矢神社へと戻ってきた。訳なのだが………

「おーい、霊夢居るかー!」

 と、仁は守矢神社に戻ってきたのは良いものの、霊夢やあの二柱の姿が見えずに魔理沙と共に右往左往としていた。

「やっぱ、居ないか……」

 すると、仁とは他を探していた魔理沙が出てきた。

「オーイ仁!そっち居たか?」

「呼んでも誰も出てこなかった。そっちは?」

「こっちもだぜ。多分、買い出しか何かだと思う」

「なら勝手に上がってもいいよな?」

「そうだな、中で待ってりゃ来るだろ」

 

 

 てな訳で二人は守矢神社にて霊夢らを待つことになったのだが……

 

 

「だーーー暇だぁぁぁ―ーーーー」

「一体、あいつら何しに行ってんだよ……」

 ゴロゴロと寝っ転がりながら寝返りを繰り返している魔理沙と、縁側で外を見ている仁の二人はいくら待っても帰ってこない巫女と二柱に若干イラついていた。

「確か、霊夢とあの二柱は買い出しかもしれないって言ったよな?」

「そうだぜ。だけど、それがどうしたんだ?」

「いや、何となく霊夢があいつらと一緒に行動はしなさそうだなー、って」

「そうだな。もしかしたら別件かも知れない」

 

 

 

 

『そういや仁、お前、体の調子は大丈夫か?』

 と、首からバルが喋り出した。(因みに魔理沙は暇潰しと言ってどこかに飛んでいった)

「ん、何だよいきなり?」

『良いから、早く』

「まあ、さっきの自転車移動で筋肉痛の箇所が少し増えたぐらいかな?」

『なんだ、そんだけか…』

「なんだ、そんだけか。じゃなくて、どうして今頃、俺の体調なんぞ心配すんだ?」

『いや、さっき“憑依”しただろ?お前はさっき大丈夫だっつったけど、念のためにな』

「憑依?」

『そういや言ってなかったな。近いうち(・・・・)に必要になるかも知れんから、よーく聞いとけ』

「なんだそりゃ…ま、とりあえず聞いとく」

『やっぱりお前は適当過ぎる気が……ま、いいや、そんで最初に“憑依”ってのは文字通りお前に“取り憑く”事だ。簡単に説明すると、お前の体が何かの器だとする、そして神川 仁の意識っつう飲み物が入ってる、そこに()っつう存在がお前の意識の代わりにお前の器に注がれる。するとほら、有るだろ?熱いお湯とか入れるとコップの柄が変わるって奴』

「ってことは、お前が俺に取り憑いて俺の体が“なんちゃって神様”モードになったってことか?」

『そう言うことだ。だが、この“憑依”は普通の人間には出来ないしやったところで器が壊れちまうんだよ』

「はい?」

『まあ落ち着けって。今回、成功したのは()が長い間お前の近くに居たことによる体質の変化のおかげだ。これに関しては、お前は元は普通のコップだったけど、俺の神性に当たり続けたせいで、普通のコップから柄が変わるコップに出世したわけだ』

 と、軽い調子で言うが、コイツ何気にとんでもないことを言っているのだ。

 そして、そんなことを言った仁の反応は……

 

 

 

「…そんで、他には?」

『いや、軽くね!?ほら、あるだろ?嘘だろ!とか、俺は普通じゃねえのかよ!とか?』

「ハァ……良いか?イチイチこんなことで騒いだりしてたらここで(幻想郷)生きてけねえぞ?」

 それに俺のメンタルが持たん。と、若干開き直っているような気もする。

『と、とりあえず、話つづけるぞ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とまあ、かれこれ一時間程の長話(バルの無駄話付き)が終わったわけだがここで思わぬ相手がやって来た。

 

「あっ、あなた誰ですか!?」

 と、恐らく先程まで仁が寝ていた部屋に居たであろう、あの緑髪の女の子がそこにいた。

「君は確か霊夢と戦ってた……」

「あれ?と言うことはもしかして、貴方霊夢さんの知り合いですか?」

 キョトンとしている仁に向かって緑髪の女の子は言った。

「ああ、そうだ。けど、それが?」

「という事は貴方が霊夢さんが言ってた外来人の方ですか?」

「多分、そうだな」

「そうなんですね!!私は"東風谷 早苗(こちや さなえ)”。あなたと同じ外の世界から来た者です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうやら、この早苗という女の子は守矢神社で巫女(厳密には巫女ではなく風祝という役職みたいだが)をやっているらしく、仁や霊夢らと同い年らしく、やっていた事の割にはある程度の常識人だったのだが……。

「という事は、仁さんの能力でビームとか出せる武器とか作れませんか!?」

「いやいやいや。無理!作れないから!今、言わなかったか?現世にあるものしか作れないって!!」

 と、まあこんな感じで東風谷早苗という少女はちょっとばかし外の世界の女の子とは少しズレていた。

 だが、仁にはかえってその性格が丁度良いらしく、仁にしては珍しく自分と趣味が合いそうな少女だなと思っていた。

 それもそのはず何せ、彼女はロボットやゲームが好きなオタク傾向のある女の子だったのだ。

「でも、良かったよ。まさかこの幻想郷で元・外の世界(・・・・・・)の奴に会えるなんてな」

「それなんですが仁さん、霊夢さんが言っていたのですが、幻想郷には私たちの他にも外から人が居るって本当なんですか?」

「みたい、だな。だけど俺はさっき言ったが、幻想郷と外を行き来してて、こっちの方(幻想郷)には今回含めて二回目ぐらいだもんでよ」

「そうですか……あわよくば幻想郷の他の外来人に会えるといいんですけどね」

「そうだな……」

 という風に早く打ち解けていた二人は趣味について話をしていた。

 

 

 

「あ、仁居たのね」

 と、霊夢が神社の縁側から入ってきた。

「おっ、霊夢」

「なんだ、帰ってたの……て、あんた起きてたの」

「ええ、先程はどうも」

「別に良いわよ。そういえば魔理沙は?」

「『暇潰して来るぜ』って言ってどっか行ったよ……」

「そう、じゃあ大丈夫そうね」

「じゃあ、って何だよ!?本当に大丈夫なんだろうな?」

「大丈夫よ。あの子、そう言う性格だから」

「なら、良いの…か?」

「そういえば、神奈子様と諏訪子様はどこに…?」

「あいつら?ええと…あっ、そうそう。あいつら、何か“天狗”の所に行ってくる、って言ってたわね」

「天狗ぅ?魔理沙も言ってたけど、なんなんだ?」

「ただの妖怪よ。人間みたいな社会を作ってる、ただの妖怪よ」

「ハァ!?」

「別に、悪さをしなけれ良いんじゃない?」

「そ、そういうもんか?」

 そして、三人は雑談をしながら宴会の参加者を待つとともに宴会の準備の方も始めた。

 

 

 だが、その後の状況は神川仁という人間にとっては最悪、と言っても過言では無かった。

 

 

「ハァ―………」

 まだ中学生の仁は中年の営業マンが出すような重い溜め息を吐いていた。

 仁が居るのは先程と変わらず守矢神社の縁側だった。

 しかし、仁の傍らにはちょっとした食べ物が乗ってる皿と麦茶が入ったコップ、後ろの部屋の障子は閉じられており、部屋からはギャアギャア騒ぐ少女達の声が絶えず聞こえてくる。

「宴会って聞いたときに気付いとけば良かった……!」

 ここで彼に何があったかを説明しよう。

 まず、仁らは宴会の準備を終え参加者達が揃うと大きな瓶を霊夢が沢山持ってきたのだ。

 そう、言わずもがなこの大きな瓶の中身は“酒”である。

 参加者はほぼ全員と言っていいほど、大きな酒瓶を持参しており。

 案の定、少女らはこれでもか、と言うほどの酒を飲みだした。

 外の世界では二十歳以下の人は酒は基本的には飲んではいけない。

 無論、少年は混乱した。同時に女性だらけのこの場に男一人という場違い感で、仁はここに居てはいけないと即座に判断した。

 だが、一刻も早くこの場から離れようとする少年を更に苦しめたのは……

「何だってぇ~?私の酒が呑めないっていうのかァ?」

「い、いや、だから俺は酒が呑めないって言ったろ?」

「知らないわよ。ほら、飲みなさいよ!」

 そう、酔っ払いのオヤジよろしく酒が飲めない仁に絡んできたのだ。それも、霊夢だけでなく魔理沙などの仁と面識のある少女全員からだ。

 という訳で仁はたまらず逃げてきたのだ。

「なんか、見た事ない人らもいたから霊夢も色んな人さそったんだな……」

『なんだろう、ギリシャでも似た光景を見た気がする』

「神話の世界の事だからロクなことなさそう」

『でも、なんだありゃ?なんかコウモリの翼が生えた幼女もいた気がするんだけど、どういう事だ?』

「……目でもイカレてんのか?」

『いやいやいや、確かに俺は見たぞ!』

 と、子供の駄々をこねるように言うバルに仁は少し呆れていたのだが……。

「ねえ、あなたが霊夢が言ってた外来人かしら」

 後ろから幼い女の子の声が聞こえた。

「そうだ……ってお前は誰だ?」

 仁が振り向くとそこには恐らく噂のコウモリの翼を持った青い髪の幼女と、その幼女に付き添うようにいる銀髪のメイドがいた。

 幼女の方はピンクのドレスの様なものを身に付けており、銀色の髪の上にはナイトキャップで、従者らしいメイドは丈の短いスカート。という和の雰囲気が大きい幻想郷には似合わない“洋”の雰囲気を醸し出していた。

「私は"レミリア・スカーレット”誇り高き吸血鬼よ」

 と、(無い)胸を張りながら言う幼女。

 オマケにその顔は酔っぱらっているのか、赤みがかっている。

「……あのー、この子大丈夫なんですか?吸血鬼とか言ってるけども」

 特に相手にせず仁は自らを“吸血鬼”と名乗った幼女の隣に佇んでいるメイドに言った。

 その時だった、いきなり仁の座っている感覚が無くなり尻餅を着くようにして仰向けに倒れたのは。

「何も言わないであげてください……。お嬢様は“500歳”を越えている正真正銘の吸血鬼なんですから」

 何故か仁の横には幼女の隣に居たはずのメイドが倒れた仁の肩に手を置きしゃがんでいた。

「えっ?は、えぇ?」

 混乱するのも仕方がないだろう。

 なにせ急に縁側から瞬間移動の如く移動したのだから。

「何がどうなっ……て?」

「安心してください。能力で時間を止めて移動させただけですから」

「何だって……????」

「とにかく、お嬢様はそう言うの意外と(・・・・)気にしているので……」

「聞こえてるわよ、咲夜ァ!!」

 と、両手を上げながら叫ぶ“おぜうさま”。

「わ、分かりました」

「すいません……」

 それだけ言うと咲夜と呼ばれたメイドの少女はそのレミリアと名乗った幼女の元へと戻ってった。

「で、俺に何の用が?」

「別に。どんな顔をしているのかが気になっただけよ」

「はぁ?」

「だけど、あなたに興味が湧いてきたわ…ねえ、あなた名前は?」

「神川仁。ただの外の世界の人間だ」

「貴方がただの人間?嘘ね、霊夢から聞いたわ。貴方、神を宿してるんだって?」

『なんだ、バレてんのか。じゃ、別に黙ってなくても良さそうだな』

 実のところ、仁にバルが居ることが他に知られると無駄な混乱を招く可能性がある。その為、下手に話はしないことにしているのだ。

「……で、何が目的なんだ?そこまで知っておいて興味がある(・・・・・)だけな訳がないだろ?」

「別に悪いことなんて考えてないわ」

「じゃあ何なんだ?」

「だから無いわよ。ま、一つだけ提案が出てきただけよ」

「あるじゃねえかよ……」

「お嬢様、と言うことは彼を“アレの参加者”の一人に?」

「ええ、別に問題はないわ。それに戦闘力もそれなりに有りそうだし」

「何だって????」

「ねえ、貴方

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “月旅行”に興味は無い?」




多分、誤字や変な文が多いと思います……。
すいません……夏休みに入り課題に追われているRYUです( 。∀ ゚)
今回はタイトルのカオスさをモット出したかったです……。とまぁ結局は宴パートと言うよりもキャラクター達との交流メインになっております。ここでの独自設定としては早苗のゲーム好きと言うものです、なんか書いてたらこんな女性と出会いたいと思ってしまった(T_T)
それでは今回はこれで。
誤字や脱字に変な文を見つけたら報告して頂けると大変助かります!!
こんな小説を読んで頂きホントありがとうございました!!



それとですがオススメの銃や武器があったら教えてください!!ストーリーで使える物があったら書いてみたいので!!

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