東方軍器伝   作:RYUやん

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やったー、剣ディルだー(白目)


異変

 異様だった。

 何が?

 今までに嗅いだことないような焦げた臭いが辺りに充満してるから?

 たった一週間前に会った、見た目が幼女の吸血鬼が全身に火傷を負って目の前で倒れているから?

 今までに感じたことの無い寒気を感じたから?

 これら全てだ。

 いや、もしかする他にもあるかもしれない。だが、今の彼にはそれらしか思いつかなかった。

 「何だよ……何だよこれ…!!」

 無論、少年は混乱した。

 「あ…仁」

 と、魔理沙が目を見開いたまま、こちらを見て言った。

 「レミリアが急に突っ込んで来たの…。なんで日に焼かれるのを承知で来たのかしら…」

 霊夢がレミリアを見ながら言った。

 「ど、どういうことだ?」

 「吸血鬼は日光の下じゃ生きられないのよ」

 「じゃあ、なんで……」

 「分からないわ。とにかく、レミリアを運んでちょうだい応急処置くらいしないと本当に死ぬわよ」

 「分かった…」

 

 

 そして、3人はレミリアを治療するため比較的損傷の無い部屋へと移動させた

 幸いにも火傷を負った箇所は殆どが足や手などの露出した部位のみだったが吸血鬼という妖怪の性質なのか、日光を浴びたレミリアの意識はハッキリしていない。

 

 

 

 

 

  そんな時だ。

 仁がレミリアが大事そうに持っていたメモ用紙ぐらいの紙を見つけたのは。

 「っ!?霊夢、これ!!」

 彼はメモ用紙ぐらいの紙をレミリアの手から離し、包帯等を用意していた霊夢に見せた。

 「なにそれ?」

 「レミリアの手の中に…」

 ぐちゃぐちゃになって所々赤黒い"何か”が着いている紙には乱雑な字でこう書かれていた。

 

 

 

 たすけて ふらんが こうまかんのみんなが しぬ

 

 

 

 と。

 

 

 

 「………」

 「おい…この"ふらん”って?それに"こうまかん”って……?」

 「……紅魔館(こうまかん)って言うのはこいつの"家”よ。フランっていうのはこいつの妹…」

 と、白のシーツの上に乗せられたレミリアに目をやりながら言った。

 「だけど、なんで死ぬ(・・)なんて物騒な単語が……」

 「その事だけど、私達は今から紅魔館へ何が起きているか確認しに行くわ」

 霊夢はレミリアの腕に包帯を巻きながら、その作業を手伝っている仁に言った。

 「…俺も行っても良いか?」

 「構わないわよ。けど死ぬかもしれないのよ?」

 「関係ない」

 と、仁は迷うことなく言った。 

 「良いの?この前の神なんて比にならないぐらい危険よ」

 「問題ないよ。どの道、俺は外で妖怪と戦うんだ。多少の危険なんて構ってられない…」

 「じゃあ、仁は私の箒に乗るのか?」

 「ああ、頼んだ魔理沙」

 「分かったぜ」

 

 

 

 レミリアの治療(と言うよりは応急処置)を終え、3人はそれぞれの”戦闘準備"を始めた。

 

 仁は能力で作った防弾チョッキ、ハーネスを装備し。拳銃(ベレッタM9)、アサルトライフル(G36)をそれぞれ拳銃はハーネスのポケット、アサルトライフルはスリング(紐)を取りつけ背中に掛けた。

 ハーネスには持てるだけの代えの弾倉を入れた。

 それに必要ないかもしれないがナイフも装備した。

 

 

 霊夢は神社の部屋にある棚から普段から使っていると思われる、お祓い棒に普通の針よりも長さが何倍もある針をいくつも取り出し、用途不明の"御札”も何枚か取り出した。

 

 魔理沙の場合、彼女は何やら六角形の何かを弄くり回していた。一瞬、その六角形の何かを仁は見掛けた気がするのだが、思い出す事もなく特に気にもとめなかった。

 

 そして、霊夢と魔理沙そして仁は神社の庭へ出て紅魔館へと出発しようとしていた。(その内2人は箒に乗っている)

 「準備は良い?」

 と、紅白の巫女。

 「万端だぜ」

 と、白黒の魔法使い。

 「問題ないよ」

 と、赤一割黒九割の少年。

 

 かくして、少年1人と少女2人は異変解決の為、"紅魔館”へと飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 「なあ、魔理沙。フランってどういうヤツなんだ…?」

 と、仁が猛スピードで飛ぶ魔理沙の箒の上から聞いた。

 「フランか…」

 「レミリアの持っていた紙にそのフランが危険(・・)って感じだったけど」

 「あんまり、詳しくは話せないが。フランは自分自身の性格のせいで時々、〘狂気〙に支配されかけてたんだ」

 「狂気…支配…?」

 「ああ、簡単に言うと2つ目の人格、まあ、二重人格みたいなものだぜ」

 「それと今回の件は関係はあるのか?」

 「分かんない…。けれど、ある時レミリアが起こした異変解決しに行った時にフランと私達が会ってそれからは狂気でおかしくなる事は無くなった…って聞いてたんだ」

 「だから、今回の件は何かがおかしいと?」

 「そうだぜ。だけど、今回の異変はいつものとは違うと思う」

 「なんで?」

 「なあ仁、お前はレミリアに初めて会った時に"咲夜”って言うメイドに会ったろ?」

  「ああ、ずっとレミリアに寄り添ってた銀髪の人だろ?」

 「で、そいつの能力は知ってるか?」

 「確か、時間を操る能力だったっけ?」

 「そうだぜ。それで何でレミリアは神社に来た?」

 「霊夢に助けを求め……あれ?ちょっと待て…」

 「そう、"咲夜”という能力を使えば一瞬で伝言なんて直ぐに伝えられるのにも関わらず、何でレミリアは自分を犠牲にするのを承知で神社にやって来たんだと思う?」

 「……咲夜が居なかったから?」

 「いや、そんな事なら咲夜は直ぐに異変に気づいて動くだろうぜ」

 「じゃあ、何で……」

 「簡単だぜ、それは咲夜が何かが原因で行動不能(・・・・)になっていたからだと、私は思うぜ」

 「で、でも咲夜は時を操るんだろ?そんなに簡単にやられるとは…」

 「それだけ相手が危険だってことだぜ。なあ、仁。お前、本当に行くのか?」

 「もちろん、行かないで後悔するぐらいなら行って後悔したい」

  「……そうか、なら私は止めないぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おっと、見えてきた…っ!?」

 そう言うと魔理沙は前方を見たまま固まった。

 恐らく、仁らの進行方向上にある大きな庭がついてる血のような真っ赤で大きな館が魔理沙や霊夢の言ってた"紅魔館”だろう。

 だが、その館はもはや本当に人?がいるのか分からない、廃墟のようになっていた。

 何故か極端に少ない窓は割れ、壁には大小様々な穴が空いている。

 しかし、外の庭にはまるで損傷を受けてないように見え

 る。

 「美鈴がいない…?」

 と、霊夢が仁が知らない人名を紅魔館の門を見ながら言った。

 「やっぱり、なんかあったのか…」

 「もういいわ、魔理沙!このまま、中へ突っ込むわよ!」

 と、霊夢が顔を仁らに向けて言った。

 「分かった!だけど、どこに行くんだ?」

 「とりあえず図書室に。あそこならあの⦅魔法使い⦆がいると思うし」

(魔法使い?なんだなんだ、吸血鬼やら魔法使いがいる紅魔館ってどんなダンジョンだよ……)

 仁がそんな事を考えてたら、魔理沙と霊夢は紅魔館に空いている一番大きな穴へと突入した。

 突入した所は紅魔館の廊下であろう所だった。

 確かに、ただでさえ外観からして広そうな感じはしたのだが。その廊下の長さと奥行きはそれでも外見に不釣り合いな広さだった。

 「…見えてきた!」

 と、霊夢が指さした先には大きな木製の扉があった。

 扉は少し開いていて、その隙間から黒い服を着た赤い髪の少女がこちらに向かって手を振っていた。

 

 

 

 

 

 「小悪魔、何があったの?」

 扉の前に3人は降りて、霊夢が小悪魔と呼んだ黒を基調とした服の赤いロングの少女に聞いた。

 その少女は白いシャツに黒褐色のベスト、ベストと同色のロングスカートでネクタイを着けている。

 そして、少女にはまるで悪魔が持つような羽が背中にあった、頭にも小さめなサイズの羽がある。

  「説明は中でパチュリー様が説明します。とりあえず外は今、危険なので中へ」

 そして、3人はその大きな扉の中へ悪魔のような羽を持つ少女についていった。

 

 

 

 扉の奥は壮大な光景が広がっていた。

 確かに、霊夢の言っていた通りそこは図書室だった。

 だが、少年が知ってるような小狭い図書室や市営図書館等とはまるで比べ物にはならないほどの大きさだった。

 壁は全て本で埋まっており、壁紙という物が見えない。それに今、少年らがいるのはその部屋(・・)の1番上のフロアらしい、よく見ると真ん中は吹き抜けとなっておりそこから4フロアが下にあるのが見える。

 

 

 最下層には本棚の他にもテーブルに椅子、それに紙のような物が散乱していた。

 

 

 「で、その男の人は誰なんですか?」

 不意に小悪魔と呼ばれていた少女が口を開いた。

 「連れよ」

 「なんで連れてきたんですか?ここに居ると普通の人間なら直ぐに死にますよ」

 「大丈夫、こいつは少なくとも自分の身は(・・・・・)は守れるわよ。守矢神社でのことって言ったら分かるかしら?」

 「え?えぇ、確かにパチュリー様に聞いたことだけですが、外来人が守矢の1柱を倒したんでしたよね?」

 「その、外来人よ仁は」

 「なるほど…それなら、大丈夫そうですが…」

 

 

 

 「なあ、小悪魔」

 「何ですか魔理沙さん?」

 「フランの奴はいつからそういう(・・・・)状況になったんだ?」

 「……正確には分かりません」

 「そうか…」

 「ですが、最低でも3、4時間前というのは分かってます」

 仁らは現在、図書館の階段を降りていた。恐らく、小悪魔が言っていた"パチュリー”という人物がいると思われる最下層に向かっているのだろう。

 まず、最下層に着いて仁らが見たのは軽く、30人?匹?程いる恐らくは"妖精”だろう、その妖精らがメイド服を着て、それぞれ右へ行ったり左へ行ったりと落ち着きがなかいように見えたが、よく見ると全員、同じ所に行っては移動をしていた。

 「こっちへ」

 と、小悪魔がその"妖精メイド”達が移動していた所の中心へと進んで行った。

 

 

 「これはどうですか?」

 「ダメ、あの子が気がおかしくなる薬なんて触れる筈がないし、第一に私達がさせないわ。もっと他のを見てみて、なるべくなら魔法関連のものを」

 「分かりました」

 小悪魔に連れられてきたのは、上から見た所で言う大きなテーブルの所だった。

 そこには小悪魔を小さくしたような少女と紫色のローブと言うのだろうか、そんなゆったりとした服を着て三日月形のブローチを付けたドアノブのような帽子をかぶった肌が真っ白で病弱そうな少女がいた。

 「パチュリー様、霊夢さん達が…」

 「あ、霊夢に魔理沙…遅かったじゃないの」

 と、その病弱そうな少女はこちらを見て言った。

 だが、彼女の声は今にでも倒れてしまいそうな疲れきったような声だった。

 「あれ、貴方は噂の外来人ね?何でここにいるのか聞きたいけど、今は猫の手でも借りたい時だから、何も聞かないでおくわ」

 「…俺は神川 仁、君は?」

 「わたしはパチュリー・ノーレッジよ」

 と、自身の名前だけ言うとパチュリーは霊夢の方へ向き直った。

 「パチュリー、紅魔館で何があったのか1から順に教えて貰える?」

 「…そうよね、何も言わないとこうなってしまうわよね…。分かったわ。けど、事態が事態だから手短に話すわよ」

 

 

 

 「事の始まりは、4時間ほど前の事よ。まず、私達は変な物音が聞こえたから、咲夜に様子を見に行ってもらったのよ、そして帰ってきたのは全身血まみれになった咲夜だったの…。それで彼女に、何があったの?って聞いたら、一言だけ「逃げて」だったわ…。それで、フランの様子がおかしい事が分かって、彼女(咲夜)の代わりに美鈴がフランを止めに行ったけど、結果は惨敗。今は私が紅魔館に仕掛けてある"結界”で何とか外に出させてないし」

 「じゃあ、何でレミリアが神社に?あんた達なら、絶対に止めると思うんだけども」

 「……止めなかったわ。それだけじゃないわ、私たちからレミィに頼んだのよ」

 「どういうこと?」

「美鈴も昨夜もいなくて、紅魔館には…癪だけど戦力が足りなかった。私なら、足止めくらいにはなるかもしれない、けどレミィはすっかり戦意を無くして駄目になってたわ…。それに吸血鬼は天狗よりも速く飛べる、伝達にはもってこいよ」

 その時、仁の横にいた魔理沙がいきなりパチュリーの胸ぐらを掴み上げた。

 「っ!お前はそれで良かったのかよ!!アイツは…レミリアは親友なんだろ!例え、咲夜や美鈴がいなくても小悪魔とかがいるのに何で!?アイツが強い妖怪である前にお前の親友なんだろ?じゃあ、何でレミリアの命を削るようなマネをさせた!」

 「仕方ないじゃない!私達だって…いいえ、()だって平気でそんな事させるとでも思ったの!?」

 そう言うパチュリーの目には涙があった。

 「ごめんなさい、少し取り乱したわ…。でも、今の状況はそれだけということなの、少々強引かもしれないけど理解してちょうだい…」

 パチュリーは落ち着いた様子で言った。

 「それで、結局私達に何をしてほしいの?」

 と、霊夢が言った。

「ええ、それのことなんだけど………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「ねえ、レミリア様は無事なの?」

  「ん。ああ、今は博麗神社で安静にさせてるよ」

 「なら良かった」

 仁は紅魔館内の窓が少ない少し薄暗い廊下を歩いていた。

 傍らに妖精メイド数名を連れながら。

 状況としては、仁の横に1人、前に浮遊しながらはしゃぐのが3人だ。

 「……お前ら、怖くないのか?」

 「「「別に」」」

 と、妖精メイドらはどう考えてもこの雰囲気に合わない陽気な返事をした。

 「…あと、弾幕ごっこしたことはあるよな?」

 「「「ないよ」」」

 「………」

 「ごめんね、緊張感がなくて」

 「いや、大丈夫。かえって気が楽だよ…」

 仁は若干、溜め息混じりに呆れたような感じで言った。

 「ホントに大丈夫かなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜10分前〜

 

 「まずは、フランを止めて欲しいの。けれども、フランが分身出来るのは知ってるわね?」

 いや、知らんがな。と仁は心の中で言った。

 「まあ、外来人のあなたにとってはなんの事だか分からないでしょうけど。とりあえず、吸血鬼特有の能力だと思ってくれれば良いわ。それで、フランは分身をする可能性があるの。分身したら彼女は4人になってしまう、今のまま分身をされると厄介よ。だから、それを防止するため、もし止めるのが遅かった場合にすぐに対応出来るようにあなた達にはバラバラに行動してもらいたいの。……頼めるかしら?」

 ひととおり話し終えたパチュリーは霊夢と魔理沙と仁に向かって言った。

 「もちろんよ」

 と、霊夢が。

 ああ。と魔理沙。

 仁はただ頷いた。

  「けど、あんたはどうするの?」

 「私はこあ達とここで"あれ”を守るわ。"あれ”が壊されてしまったら、私達の努力は水の泡。だから、何がなんでも守りきらなければダメよ」

 「そう、分かったわ。で、フランはどこにいるの?」

 「…分からない。けれど、彼女の通ったあとには何かしらの破壊の痕跡がある筈。それを辿るか近くを探せばいるかもしれないわ」

 「じゃあ、行ってくるわね」

 「私も行ってくるぜ」

2人はそれだけ言うと飛び上がって先程の廊下の方へと飛んで行った。

 そして2人は図書館の出口へと向かっていった

 「じゃあ、俺も…「待って」

 と、2人のあとを追おうとしていた仁をパチュリーが止めた。

 「さすがに戦闘慣れしていない、外来人の貴方1人に任せるのは心配よ」

 そして、パチュリーはそこら辺にいた妖精メイドを4人ほど呼んだ。

 「貴方は彼女たちと一緒に行動してちょうだい。大丈夫よ、しっかりと役に立ってくれるわ」

 「「「「よろしくお願いします!」」」」

 と、小柄な妖精メイド達は仁に向かって言った。

 「分かった。よろしく頼む」

 と、仁は妖精メイドに向かって会釈をしながら言った。

 そして、テーブルに座り先程の小さい方の小悪魔が持ってきた分厚い本を食い入るように読み始めた。

 そんなパチュリーに向かって仁は言った

 「なあ、さっきの"あれ”って月旅行に関係することだろ?」

 「……もしかして。いえ、もしかしなくてもその話レミィから聞いたのね。そう、あれって言うのは"月ロケット”の事よ」

 パチュリーは一瞬、驚いた顔をしたがすぐにいつも通りになって言った。

 「なるほど…」

 「月ロケットの完成を誰よりも喜んだのはレミィだったわ。子供のようにはしゃいでいたわ…。ねえ、お願い彼女の為にもこの異変を解決してくれるかしら…?」

 「もちろん、期待通りに出来るか分からないけど、とりあえずやってみる」

 「ええ、頼んだわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜現在〜

 

 

 「で、疑問なんだが。なんでお前はずっと黙ってたんだ?普通なら質問とかしそうだけど」

と、仁が宝石内の神様に聞いた。

『ん…ああ。ちょっとな』

 「悪巧みか?」

『ンなわけねえだろ。役に立ちそうな、武器を考えてんだよ』

 「やくにたつ?」

『ホントなら、今度人目のないところで試作を試してみたかったんだが…。今回、使えるように頭ん中で設計してるんよ』

 「それで、その武器は?」

『なるべく、フランってのと戦う前までには創れる(・・・)ようにしとく』

 「了解した」

 

 

 

 

 「ここら辺、通ってきた所よりも荒れてんな…」

そう言う、仁の周りには地面が抉れていたり、壁にヒビが入っていたりと荒れ放題だ。

『警戒を怠らないようにしろよ』

 「分かってる分かってる」

 他にも周囲には元々は天井か壁の1部だったであろう瓦礫が、至る所に落ちている。

 「みんなー、気をつけてえー」

 と、妖精メイドの1人が手に持つ小さな剣を持ちながら言った。

 

 

 

 「ん…。ちょっと待っててくれ」

 と、仁が妖精メイドを止まるように言い。

 1人で正面右の部屋へと繋がる入口へとG36を構えながら進んで行った。

 そして、仁は入り口の横へ来て部屋の中を銃を構えながら覗いた。

 「ん?」

 案の定、部屋の中は瓦礫が散乱していた。

 部屋には軽く、15メートルはありそうな長いテーブルが、ある。恐らく、この部屋は食堂だろう。

 「危ないな…」

 そして、仁が見ていたのは1人ポツンといる赤い服を着た幼い少女だった。

 「おーい、君。ここ、危ない…」

 そう言おうとして、近づいた仁は先程別れ際にパチュリーから聞いたある"言葉”を思い出した。

 

 

 

 

『それと、フランの見た目のことなんだけど。あの娘の羽は木の枝に宝石がぶら下がっているようなもので帽子はレミィとお揃いのものだから、すぐに見つかると思うわ』

 

 

 

 

そして、その少女はどんな見た目をしている?

 

 

 

 

そして、その少女は静かに、そしてゆっくりと顔をこちらに向けた。

 

 

 

 

そして、その少女の目には"光”がなかった。

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その少女の背中に魔法陣のようなものが出てきたと思ったと思った瞬間。

 

少年の意識が飛んだ。

 




まずは、投稿遅れました……すいません(;一_一)
今回は特になにもないのでこれにて…
誤字や脱字におかしな文章があったら報告して頂けると幸いです!
それではこんな小説を読んでくれてありがとうございました!!
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