東方軍器伝   作:RYUやん

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自分「よ~し書き終わった~。えーと今回の文字数h……6000超え!?」


能力、そして帰還

 ~幻想郷・博麗神社~

 

「それじゃあ最初に弾幕は弾幕ごっこの略よ」

 霊夢は神社の居間でまるで説明をする気が無い魔理沙と一緒に仁に説明していた。

 

「弾幕ごっこはスペルカードルールに基づいた『人間でも神様と同等の強さを発揮できる』決闘の事ね」

 

「確かスペルカードルールは霊夢と霊夢のお母さんて作ったんだっけ?」

 と魔理沙は隣に座っている霊夢に聞いた。

 

「そうよ、あの吸血鬼達が来たときに作ったのよ。まあ、とりあえずスペルカードルールについては後で話すけれど最初に弾幕は3つの種類の力を使うわ」

 

「その力って、俺の中にある“霊力”とかか?」

 

「そう。それと他の力には魔力と妖力が有るわね」

 

「それは何が違うんだ?」

 

「簡単に言えば霊力も妖力も魔力もぶっちゃけ全部同じよ」

 

「え?て言うことは使う人によって名前が違うとか?」

 

「まぁそう言うことね。けれど神様が使う“神力”だけは違うみたいだけど…、私はあまり知らないわ」

 そう言うと霊夢はテーブルの上のお茶を持った。

 

「そ、そうなのか」

 

「本題に戻るけれど弾幕は当たると痣が出来る位だけど勿論辺りどころが悪いと死ぬわ」

 

「……弾幕ごっこ(・・・)なのにか?」

 仁はこの時何故か一種の狂気のようなモノを感じた。遊びで人が死んでしまう辺りには仁は無邪気は時に凶器になるという事を感じていた。

 

「そうね……けれども滅多に死ぬことなんて無いわ。」

 そんな事になるなら私と母さんが直ぐに取り消していたわ。と言いお茶をすすった。

 

「それじゃあスペルカードルールって何だ?」

 

「スペルカードルールっていうのは弾幕ごっこの文字通りのルールよ」

 

「それで?」

 

「そのスペルカードルールは………

 

 ~30分後~

 

「まあ、こんぐらいかしら。どう仁、弾幕ごっこのルールは分かった?」

 隣で机に伏せながら寝ている魔理沙を無視して霊夢は聞いた。

 

「あ、ああ。大体の事は分かった…けれど一つ忘れていた事が有るんだけど良いか?」

 

「良いけど。忘れていた事なんて有ったかしら?」

 と霊夢は首を傾げていた。

 

 

「俺のあの武器を出す能力の名前ってどうすれば良い?」

 仁にとっては弾幕ごっこの説明も重要だったがそれよりも彼の中では先ほどから優先順位がそちらに行ってしまっていた。

 

「名前をどうすれば良いかって言われても、その能力がその銃って武器をだすだけじゃないと思うし何回かその能力を試してみたら?」

 

「能力は俺の予想通りだと……こうか!」

 そう言うと仁は立ち上がり先程の様に手のひらを上に向ける格好で能力を使った。

 

「……これは日本刀…だよな?」

 その仁の手の平にはゲーム内でよくみるモノよりも少し刀身が長く柄に鳥が描かれてる日本刀が現れた。

 

「刀もでるのね」

 

「そうみたいだな、んじゃ次は、っと!」

 次に仁はアサルトライフル系統の銃を持つ構えをした。そして仁はゲーム内でのお気に入りの銃の想像をした。

 するとやはり光が現れその構えに合うように銃の形を作り終えたら弾けて消えた。

 

「何だそれ?さっきの銃と全然違うな」

 と、いつの間にか起きていた魔理沙が言った。

 

 出てきたのはドイツ製のアサルトライフル【G36】と呼ばれる銃だった。

 

 そして仁は先程出た武器達に全て触れるように手を置いたそして頭の中で仁は消えろと言ったすると仁が触っていた武器は光の粒子となって消えた。

 

「よしっ!この調子でどんどん出すぞ!」

 

 

 ~10分後~

 

 その後、仁は中世に使われるような剣を出したり手榴弾などの爆発物や更には暗視装置のような装備品そして武器のアタッチメント等を作り出していた。そしてそれらの武器を扱うとき仁は初めて触ったのにも関わらずその武器の扱い方を見に覚えが無いのに知っている事にも気が付いていた。

 

「……改めて見ると貴方の能力って凄いわね」

 

「自分で言うのもなんだが確かにな…」

 

「あとその銃を使うとどうなるの?」

 と霊夢が仁の横にある消さずに置いてあるG36を指差しながら言った。

 

「いやちょっと待っててくれ」

 そう言うと仁はG36を持ちマガジンを抜いて中身を確認した。

 

「……やっぱりか」

 分かりきってはいたがやはりマガジンの中身は実弾だった。

 

「悪い霊夢、こいつは弾幕と違って確実に人を殺すモノで、下手に使うことが出来ないんだ……」

 さすがに仁にはそんなものをバカみたいに撃つことは出来ないのだった。

 

「なあ仁、その銃ってやつで弾幕出すことは出来ないのか?」

 唐突に魔理沙が仁にそんなアイデアを出した。

 

「……え?」

 

「いや、だからその銃って武器で弾幕出すことは無理なのか?」

 

「確かに、そのアイデアは良いわね。この前の永遠亭の医者の弓矢とかあの半人半霊の庭師が刀でも弾幕を出していたから、不可能では無いと思うわ」

 

「いや弓矢は分かるけど、刀ってなんだよ…でもそれをどうやって銃で?」

 刀と弓矢の事が気になったがそれよりも先にその疑問を優先した。

 

「さっきみたいに作る事は出来ないの?」

 

「一応やってみるよ……」

 そう言うと仁は立ち上がり、能力を使う前に頭の中で多少のイメージをした。

 

(弾幕か…さっき霊夢は弾幕には霊力を使うって言ってたから、マガジンの役割は霊力を溜めておく場所ってとこかな……)

 この時点で彼は霊力の使い方を全く知らないので、この弾幕を撃てる銃を作るのは、ほぼ賭けのようなモノだった。

 

「よしっ!イメージは出来たから次は作ってみるか」

 そして仁は銃を構える様な格好をした。すると光の粒子が銃の形を作り出し、先程と同じように弾けるように消えそこに有ったのはさっきと同じ銃ー【G36】だった。次に仁は博麗神社の外に出て庭から50m離れた木に狙いを付けた。

 

「霊夢!魔理沙!もしもの時に備えて耳塞いでてくれ!」

 と仁はろくに自分の対策もせずに言った。

 

「「分かったわ(ぜ)!」」

 何で耳を塞ぐのか分からなかった二人の少女は言われるがままに耳を両手で押さえた。

 

 そして仁はゆっくりとG36のトリガーに指を架けた。

 

(頼む、上手くいってくれ!)

 そして仁は銃のトリガーを引いた。

 

 するとG36はタン!!というモデルガンのような音を出し銃口から薄い赤色の光弾を撃ち出した。その時仁はまるでモデルガンの様な音にも関わらず反動を感じていた。

 

「仁!やったぜ!成功した!」

 と博麗神社の居間に居る魔理沙が大喜びしながら叫んだ。

 

「やったぞ!魔理沙!」

 当然仁も喜んでいたが格好はそのままにして首だけを博麗神社の方に向けて叫んだ。

 

「良いじゃない仁!」

 霊夢は何故かまだ耳を押さえながら言った。

 

「霊夢もう耳は大丈夫だぞ!とりあえず俺はもう少しやりたい事が有るから!」

 そう言うと仁はまたG36を構えて木に狙いを付けて撃った。するとG36は本来の装弾数の30発(今は一発撃ったので29発)撃つとG36はカチっと音を発てて光弾を出さなくなった。

 

(なるほど装弾数は元々の銃と一緒になるのか、って事は拡張マガジンとか付けたら弾数増えるのかな?)

 そう言うと仁は右手でマガジンを取り外し、それを消したあと新しいマガジンを作りだしG36に装填した。そして同じように木に向かってトリガーを引くとG36はタタタンという音を出しながら光弾を撃ち出した。

 

(よし、これも成功と)

 次に仁は的にしていた木の近くに行き弾幕が当たった箇所を確認した。弾幕が当たっていた所には幾つもの弾痕が出来ていたがどれも見た感じ殺傷力があまり高そうではなかった。

 

「これぐらいなら大丈夫かな…」

 そう仁はその木に触りながら呟いた。

 

「おーい仁!霊夢がお前の能力の名前を考えたぞ!」

 と魔理沙が神社の縁側から叫んだ。

 

「分かった!直ぐに行くよ!」

 そう言うと仁はG36を消し神社の方に向けて駆け出した。

 

 

「それじゃあ仁、今から私が決めた貴方の能力の名前を発表するわ」

 

「あ、ああ頼む」

 

「仁、貴方の能力は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ありとあらゆる武器を作りだしそれを操る程度の能力』よ」

 

「……長くね?」

 

「しょうがないでしょ、貴方の能力を見ているとそうとしか言え無いんだもの」

 そういうと霊夢はお茶を飲み始めた。

 

「ありがとうね霊夢。これで私が動く手間が無くなったわ」

 と、仁の横から大人の女性の声が聞こえた。

 

「うおっ!紫いつの間に!」

 仁の横には紫のゴスロリドレスを着た女性が座っていた。そして前に居る少女達はやはり慣れているのか特に驚く様子が無く、くつろいでいた。

 

「あんたねぇ、寝坊しておいてそれは無いわよ……」

 と、霊夢がジト目で紫に言った。

 

「ごめんなさいね、この時期はどうしても起きるのが難しいのよ」

 

(子供か!)

 仁はあえて心の中で紫にツッコんだ

 

「そういや紫の能力は何なんだ?」

 と唐突に仁が言った。

 

「そう言えば、言ってなかったわね……私の能力は『境界を操る程度の能力』よ」

 

「境界?」

 

「簡単に言うと壁みたいなものよ」

 そう言うと紫は自身の横に昨日使っていた例の謎空間を作り出した。

 

「これは『スキマ』と言って私の能力で作られたモノよ。このスキマは移動や収納や罠にも使える便利なモノよ」

 と最後におかしな単語がまじっていた気がするが仁はとりあえず無視して聞いた。

 

「それよりも紫、俺はちゃんと家には帰れるのか?」

 もう少し紫の能力について仁は聞きたかったがやはりこの事について聞いておきたかった。

 

「安心なさい、もう少ししたらちゃんと帰すわ」

 

「それじゃあ此処に来るときはどうすれば良いんだ?」

 多少忘れかけていたが仁には妖怪退治をするという仕事があるのでその件でも幻想橋に訪れる事が有るかも知れないのでこの事についても知っておきたかったのだ。

 

「実はさっき貴方の部屋に行って、そこから幻想郷に通じる扉を作っておいたわ」

 

「そうなんだありがとう…じゃねぇよ!!何してくれてんだお前!!見つかったらなに勝手にドア付けとんじゃワレェ!って怒られるの俺なんだぞ!」

 仁は興奮しながらこの年(もう少しで終わるけど)で一番のツッコミをした。

 

「大丈夫、私がその扉に細工をして他の人には見えない様にしてあるから」

 

「それなら良いけが。あとその扉は何処に繋がるんだ?」

 扉を開けたら女性の着替え中という体験談をある友達から聞いていた仁はそう言うことにならないように対策をしたのであった。

 

「それなら貴方の後ろの壁に取り付けてあるわ」

 と、仁の後ろの壁に指を指しながら紫は言った。

 

「はえーよ仕事が……」

 

「いつの間に付けていたのよ!で、その扉は何処に有るの?」

 確かに仁には後ろにある名前は分からないが明るい色をした木材で作られた洋式のドアが見えるのに霊夢にはまるで見えていないような反応だった。

 

「なあ紫、これがさっき言ってた細工ってやつか?」

 壁をペタペタと見えない扉をさわろうとしている霊夢とそれを見ている魔理沙を見ながら仁は紫に聞いた。

 

「そうよ。それで今のところこの扉が見えるのは私と貴方だけね」

 

「まあとにかく、これで何時でも家に帰れるってことか」

 

「そう言うことね。あと仁、貴方の能力で刀は作れるのよね?」

 

「ああ、使えるけどせいぜい初心者に毛が生えた程度でしか扱えないんだよ」

 とそう言うと仁は特に意味もなく刀を作りだして紫に見せた。

 

「それじゃあ丁度良いわ。貴方来週の土曜日に幻想郷に来て頂戴」

 

「えっ!何で?」

 

「ちょっと貴方に会わせたい人達が居るのよ」

 

「ま、まあ良いけど」

 

「それで良いわ。じゃあ私はこれで」

 そう言うと紫は立ち上がり扇子を取り出した。

 

「じゃあ俺も行くよ」

 

「ええ、それじゃあまた会いましょう仁。あっ、そうだ仁貴方の荷物そこにあるから持っていきなさい」

 

「じゃあな仁、また今度な!」

 と霊夢と魔理沙は言った。

 

「ありがとう!んじゃまたな!!」

 と、仁は自分と紫にしか認識出来ない扉を開けて中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 扉を開けるとそこは仁の部屋ではなく紫の『スキマ』のような空間になっておりその空間の奥に入る時と同じような木の扉が置いてあった。

 

「……俺の部屋だ」

 その扉を開けると仁が住んでる家の仁の部屋だった。

 

「まあ紫が言っていたし、ここに着くのは当たり前か…」

 すると仁の携帯のメッセージアプリの通知音が鳴った。

 

「誰だろ……って紫かよ!?」

 そこには確かに紫の顔を模したような首だけのキャラクターのアイコンで名前に『ゆかりん☆』とついておりメッセージ欄には『ここからも指示したりするからよろしくね』とあった。

 

「ったく、いつの間にやったんだよ」

 ハァーと溜め息をつくと仁はその扉の横にある勉強机に向かった。

 

(にしても俺、トンでもない所に行ったな…夢みたいな時間だったな。何か懐かしい感じがしたのはなんでだろうな…)

 

「……そうか、父さんと母さんは2日・3日家空けてるんだったな」

 

「ま、とりあえず勉強しねーとな。さすがに慢心は駄目だしな」

 只今の時間、午前11時で勉強を初める時間には少し遅いが受験生である『普通の高校生』になる予定の仁は時間なんぞ気にせずに勉強を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~六時間後~

 

 

 仁は食事や休憩を挟みつつも慣れない勉強を約六時間もやっていたため、彼は某ボクシング漫画の主人公のように真っ白になりそうなオーラを放っていた。

 

 

 

「いや、さすがに頭が持たねえよ……」

 と、机に伏せながら仁は呟いた。するとプルルル!という一階にある家に備え付けられている電話が鳴り出した。

 

「ん?誰だろう」

 そう言い仁は机から離れ電話の番号を見ずに受話器を取った。

 

「もしもし神川です」

 

『もしもし仁、私だよ。』

 その相手の声はとてもダンディーな老人の声だった。

 

「あっ!爺ちゃん!どうしたの?」

 その声の主は仁の祖父の神川 謙二《かみかわ けんじ》だった。

 

『いや、少し様子が気になったもんでね。どうだ勉強の方は?』

 

「も、勿論大丈夫だよ」

 

『本当は?』

 

「数学が壊滅的です…」

 

『ハハハ!そんなことだろうと思ったよ、そうだ仁、近いうちに夢美の所に行ってきたらどうだ?アイツなら教授だからな、教えるのも上手いだろ…多分な』

 先程のようなシリアスな口調とはうってかわり謙二は陽気な口調に変わった。

 

「分かったよ、来週の金曜ぐらいに行ってくる」

 

『じゃあ夢美に会ったらよろしくいってくれ』

 

「あ、そうだ爺ちゃん。一つ良い?」

 

『ああ、なんだ?』

 

「そういえば爺ちゃんと教授はどういう関係?」

 

『……夢美は私が考古学者をやっている時の助手をやってもらっていてね。私の助手を始めた時は彼女は20歳だったのだが、その年齢で助教授を取れると言われていてね始めて聞いた時、私はとても驚いたよ、だがそれと同時に彼女に私の助手をやってもらいたくてね。それで頼んだら『喜んで助手を勤めますね!』って言って私の助手を引退まで勤めて貰ったのだよ』

 

「それで爺ちゃんのインディージョーンズみたいな訳の分からない調査に付き合わされたのか……」

 

『し、仕方が無いだろう、遺跡の中の洞窟に入ったら、そこが罠だらけの古代の人が造った宝物庫とは知らなかったんだから!』

 

「それは入る前に、爺ちゃんがしっかり調べなかったんだから悪いだろ…」

 

『と、とりあえず、私から一つだけ言うことがある…と言いたかったがあまりいい言葉が見付かんなかったから簡潔に済ます!』

 若干話を反らしつつ謙二は話を続けた。

 

「何?」

 

『仁お前なら大丈夫だ!元学者の私が言うんだ安心しろ!』

 と少々声を上げながら謙二は仁に精一杯のエールを送った。

 

「…ありがとう爺ちゃん、」

 

『とにかくネガティブには絶対になるなよ仁』

 

「ああ、俺頑張るよ!」

 

『良いぞ、そのいきだぞ!』

 

「それじゃあ爺ちゃん、またね」

 

『ああそうだ仁、夢美に宜しく言っといてくれ』

 

「さっき聞いたから大丈夫だよ」

 

『そうだったかな?まあ良いか。それじゃあまたな仁』

 

「うん、じゃあな爺ちゃん」

 と仁はカチャと受話器を置いた。

 

「んじゃ、もう一息頑張りますか」

 そう言うと仁は再び勉強机に向かった。




今回はえらく長めで内容がとてつもなく詰め込んでいる気がします(-_-;)
それと次回から小説内で登場する武器の説明を後書きに入れたいと思います
(今回は本編が長かったので次回に書きますお許しを!)

誤字・脱字・変な文が有ったらご指摘をしていただければ幸いです

それではこんな小説を読んで頂きありがとうございました(^.^)
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