断片のダスト   作:サンハテナ

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いつか書いたか忘れたし
続きも思いつかんけど
一応書いてあったからおいておく


変化

朝日が部屋のベッドの上を住人を照らす。

 

その姿は素っ裸で乳房も外性器にも何も着ていない。彼女は赤子のように、無垢で、ただ親指を咥えて寝ていた。

 

 

 

少女「う…うっうーん」

 

 

 

目を開けると私の部屋だった。いつもの場所のはずなのに、あまり現実味がない。

 

全て夢の続きのように形はボワッと白い。

 

明りは消えておらず、体は寝起きなのに汗だくで熱を帯びている。

 

悪夢をみた朝のようだが、私の記憶にその記憶はない。

 

 

 

少女「……?」

 

 

 

私はいつもと同じく準備して、準備をして?

 

気が付いた。私は何をすればいいかわからない。というかここがどこかもわからない。ここいたという存在を知っているということだけはわかるのに、全て何か嘘だか錯覚だかではないかと思えるほど、わからない。

 

説明を求めて、理由を求めて、私は外に出た。

 

 

 

彼女は掛け布団から無垢な少女のありのままの姿を晒して、体を起き上がらせ、外に出た。

 

もしも彼女を見つけるものがいたら、きっと彼女のことを無垢な少女だとは思わないだろう。

 

しかしそれが真実であることは、話してみて、立ち振る舞いをみて、感覚的にはわかるはずだ。それを信用するかは別として。

 

少女はその姿のまま、アパートのコンクリートの階段を慎重に四足でおりて、坂道を四足で駆け下りて下にある駅に向かう。

 

 

 

たしかあそこには大きな家があったはずだ。この四角い家と同じ、いやこの家のような壁はないがそれより幾分か大きな家があったはずだ。例え自分の居場所がわからなくても、そこにたどり着けば仲間に会えるはず。

 

 

 

真実を話すならこの少女はキツネから変化した女の子なのだ。しかも自分では変化に気づいていない。

 

だからこの状況が人にとってどんなに変な状況かも気が付いていない。

 

駅にやってきた少女はどんな扱いを受けるか想像に難くない、おそらく乗客は騒ぎ、駅員が飛び出し、そして捕まる少女。そうなればいくら無垢なる少女でも、誰も信用しない。

 

 

 

私は駅を一目するとそこに誰もいないことを認めた。おかしい、いつもならここにフレンズが数人いて、みんなで世間話なんかを話すのに加わるってのに、周りを見ても誰もいない。

 

 

 

そうか世間は真昼時だった。しかもここは無人駅、それでは誰もいまい、ならば見つかるはずもない。

 

これでよかった、これで一安心、そう思ったのも束の間、その音は大きな振動を持ってやってきた。

 

それは電車の音だった。答えは簡単だが、その慌てようは一通りではない。なぜなら、彼女にとって乗り物という存在がいることすら、認識していないからだ。彼女はホームをくるくると回った後に、ベンチの背もたれの上を駆け回り、そしてそのベンチの下に隠れた。幸いこのことが功を奏して、駅員の襲来から隠れることに成功したがビクビクとして動けなくなってしまった

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