要 結城の日常   作:テンツク

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100話

 

ある日のCiRCLE内の一室での出来事、この日はこの一室ではロゼリアが練習を行っていた、その練習後の出来事。

 

 

練習を終えた彼女達は片づけをしている時だった、メンバーの一人の今井リサが他のメンバーにある提案をしていた。

 

 

「ねーねー、今週の土曜日にさ、みんなでプールに行かない!?」

 

「「「「プール?」」」」

 

「そ!最近出来たさ、トコナッツパークって言う所なんだけどさ!」

 

「はいはい!あこ行きたい!」

 

リサが質問すると、あこがノリノリで行きたいと言って来た、しかし。

 

「私はいいわ、そんな事より練習したいもの」

 

「そうですね、私達には遊んでいる暇なんてないですからね」

 

「わ、私は・・人混みが・・」

 

っと言った感じで反対する者もいた。

 

 

「ええー!?良いじゃんかー!みんなで行こうよー」

 

「私達には時間が無いのよ、私は遊ぶことより、やる事があるのよ」

 

「そうですね、私も遊ぶのなら、自主練をしますね」

 

「ごめんね、あこちゃん」

 

「リサ姉ぇーどうするー?」

               ・・

「仕方ないなー、それじゃあ私達3人で行こっか」

 

「ホント!?やったー!!あれ?でも3人って?あことリサ姉ーだけじゃないの?」

      ・・・・・・

「まぁねー、女は私達だけだよ」

 

「??どういうこと??」

 

「実はね、今回は兄さんに一緒に行かないって、聞いておいたんだ」

 

「そうなんだ!!結城さんが一緒に行ってくれるんだ!」

 

あこのその一言がまずは紗夜と燐子の耳に入り。

 

「今井さん、今言ったことは本当なんですか!?」

「今井さん!兄さんが行くって本当ですか!!」

 

「うわぁ!ビックリした!!う、うん、そうだけど」

 

「そうですか、それなら私が行かないわけにはいかないですね」

 

「そうですね、兄さんが行くのに行かないわけにはいきませんね」

 

「え?でも二人とさっき行かn」

 

「「何か言いましたか」」ズズイ!!

 

「い、いえ、何でもないです」

 

「そうですよね、ならばいいのですが」

 

『『兄さん/結城さんが行くことを知ったら、ものすごいやる気になった』』

 

「ま、まぁ私的には嬉しいから良いんだけどさ」

 

そんな事を話していると、リーダーである友希那が。

 

「何をしているの、早く片づけをしなさい、まったく、結城さんが来るからって、みんな浮かれ過ぎよ」

 

「ごめんごめん、よっと、これでOKだね」

 

「そうですね、それで?結城さんにはこの事は」

 

「もちろん言ってあるよ、すぐにOKをくれたよ、その後泊まる事も含めてね」

 

「あら、もしかして、結城さんの家に泊るのですか?」

 

「そうだよー」

 

「お泊りだって!りんりん!楽しみだね!」

 

「うん、そうだね、あこちゃん!」

 

「それはもちろんミユちゃんもいるのよね」

 

「「「「うわぁ!!」」」」

 

「ビ、ビックリした、本気で驚いちゃったよ」

 

「そんな事はどうでも良いのよ、それより、ミユちゃんは居るんでしょうね?」

 

「う、うん、そりゃあ兄さんの家に泊るんだから、ミユちゃんはいるとでしょうよ」

 

「そう、なら早速行きましょう、何をしているの、早く準備をしなさい!!」

 

そう言って友希那は勢いよく部屋を出て行った、唖然とした4人だったが、正気に戻り、慌てて友希那を追って行った。

 

「待って友希那ーー!!兄さんの家に泊るのは土曜だってば――!!」

 

 

4人は慌てて楽器やらを片付けて、友希那の後を追って行ったのであった。







戦刃さん、水無月@殺し屋ボンゴレさん、黒き太刀風の二刀流霧夜さん、h2o2さん、高評価ありがとうございます!!!

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