要 結城の日常   作:テンツク

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102話

ロゼリアの5人はその後急いで水着に着替え、急ぎ足で結城が待つであろう、中へと向かっていた。

 

「ほらほらみんな!早く早く!!」

 

「今井さん、そんなに急いでは危ないですよ!」

 

「りんりん、大丈夫?」

 

「う・・・うん、だ・・大丈夫だよ・・あこちゃん」

 

「・・・・・・」

 

リサは、今にも走りそうな勢いで早歩きをし、それを紗夜が注意し、あまり動くことが得意ではない燐子が必死にそれについて行こうとして、バテバテになり、あこがそれを心配をし、その後ろを友希那がついて行っている、そんな図になっている、すると前方から数人の女子がワイワイ話しながら、彼女達の横を通り過ぎて行った、その時の会話を聞こえ、5人は足を止めた、その会話はと言うと。

 

 

「最後に行った、流れるプールにいた家族良かったよねー!」

 

「うんうん!!何かほっこりした!」

 

「あの女の子達も可愛かったけど、あのお父さんもカッコ良かったよね!」

 

「あ!分かる!お母さんも、超美人だったよね」

 

「・・・・あれ、家族じゃないらしいよ」

 

「「「「え!!??」」」」

 

「え?ウソだよね?」

 

「ううん、会話を聞いてたんだけどさ、あの男の人とは初めて会ったらしいよ」

 

「え?ウソでしょ!?」

 

「女の子達が何でも勝手にあの男の人の上に乗っかったって言ってたから、違うと思う」

 

「ええーー!!そうなんだー、美男美女で、お似合いだと思ったんだけどなー、違うんだー」

 

「それだったら声かけとけば良かったよー!!」

 

「「取り逃したーーー!!」」

 

「せめて名前だけでも聞いておけば良かったね」

 

「・・・・・・私聞いちゃった・・・・」

 

「「「「え!?ウソ!?ズルい!!」」」」

 

「と言っても、本人に直接聞いた訳じゃないんだけどね」

 

「「「「なーんだービックリさせないでよー」」」」

 

「それじゃあどうして聞けたの?」

 

「あの女の子達が、あの人と別れる時に、聞いてたのを、たまたま通り際に聞いたんだ」

 

「それでそれで!!なんて名前なの!?あの男の人の名前!!」

 

「結城さんって言うらしいよ」

 

「結城さんかー、今度どこかであったら、声掛けてみよっと!!」

 

「あ!ズルい!私も!」

 

などと言う会話を聞いたロゼリアの反応はと言うと。

 

「結城さんの話かしら?」

 

「多分そうじゃないですかね?ねぇりんり・・・ヒィ!」

 

「??どうしたの?あ・・・こ・・・」

 

「「「・・・・・・・・」」」ハイライトオフ

 

友希那がこの時悟ったことは、『この子達、本当に結城さんの事が好きなのね』それと同時に『何か、さっきにの人たちを殺しかねないわね』の二つの感想を思っていたのであった。

 

「へぇー、そんなに美人の人と一緒に居るんだ」

 

「みたいですね、この気持ち、どうしてくれましょうか」

 

「そうですね、ここはいっそその女の人を」

 

「「・・・そうだね/そうですね」」

 

「3人ともどうしちゃったの!?」

 

「はぁ、ほら、結城さんを待たせているのだから、早く行きましょう」

 

「そ、そうですね」

 

「「「・・・・・・分かった/分かりました」」」ハイライトオフ

 

友希那の言葉を受けて、再び中へと向かったのであった。

 

 

 

『こ、これからはみんなで居る時は、結城さんにあんまり抱き着かないようにしないと』

 

あこはこの日から、みんなが居る時に、結城に抱き着かないようにしようと、決意したのであった。

 

一方、友希那はと言うと。

 

『あの人の水着可愛かった』

 

さっき通り過ぎて行った集団の中の一人で、唯一結城の名前を聞いたの女の子のネコの柄が入った水着の事を考えていたのであった。

 





伊咲濤さん、シロカナタさん、シャチとガム大好きさん、Kiriya@Roselia箱推しさん、高評価ありがとうございます!!!

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