あれからパスを使って、色々なアトラクションやあこが持ってきたビーチボールで遊んだりし、今はウォータースライダーの所に来ている。
「これがウォータースライダー?」
「も、もの凄く高いです、こ、こんなに大きなアトラクションなんですか!?」
「へー、確かに高いな」
「ここのスライダーはゴムボートに乗って、びゅーんって滑るアトラクションなんだ!しかも六人乗りだからみんなで一緒に乗れちゃうんだよー!」
「って、みんなの分のパス取っちゃったけど大丈夫!?」
「そ、そうだ!りんりん、こういうの苦手だよね!激流下りもウェーブプールも見学してたし!」
「白金さん、苦手なら乗る必要はないわ」
「そうだな、無理して乗る必要はないだろうしな、まぁそこは自分で決めな」
「うんうん、無理しなくて良いからね!」
「・・・・・(ずっと怖そうなアトラクションは避けて来たけど、本当にこのままで良いのかな?自分を変えたいと思うなら、小さなことからも逃げちゃダメな気がする・・これに乗れたら少しだけ変われるかも)」
「・・・・・・」フッ
「あの、やっぱり・・・わ、わたしも乗ります!」
「大丈夫なの?」
「は、はい、怖そうだけど・・・・みんなと一緒ならきっと」
「ほ、本当に大丈夫?燐子?」
「ほれほれ、本人が乗るって言ってるんだ、あんまり言うとその決意も鈍っちまうぞ?」
「で、でも兄さん」
「りんりん!・・・うん、きっと乗ってみたら楽しいよ!」
「それじゃあ行きましょうか」
「ええ、これはスリルがありそうね」
「って、紗夜と友希那も乗るの!?」
「?何か問題でもあるかしら?」
「や、二人ともこういうの興味なさそうだと思ってたんだけど」
「下で待っているよりは有意義な時間になりそうですから」
「興味はないのだけれど・・・今はあるわ、早く行きましょう」
「そ、それなら良いけど・・・」
「ほれほれ、あんまり気にしてたら楽しめねーぞ?」
「兄さん・・・うん!そうだね!」
話し合いを終えた俺達は、ウォータースライダーの乗り場へと向かった。
「それでは、みなさん準備は良いですか?では、行ってらっしゃい!」
ボートに乗った俺達に、係員がそう言って、スライダーが開始された、ちなみに乗り方はと言うと。
結 燐 後
紗 友
リ あ 前
ってな感じの乗り方に乗っている。
「行っくぞー!ゴーゴー!」
「・・・思ったよりスピードは出ていないみたいね?」
「はい、正直もっと速度が出るものかと想像していました」
「っと言っても、まだ滑り始めたばっかりだからな」
「このスピードなら、燐子も平気そうかな?」
「は、はい・・・このぐらいならまだ・・」
「ふっふっふ、こんなもんじゃないよ~!このスライダーの目玉の一つはうねうねしたカーブなんだ!」
「うねうね?」
そんな事を言っていると、そのカーブに差し掛かり。
「きゃああああああ!!」
「うわっ!思ったよりカーブ凄いね!」
「凄いと言うか、ボートから振り落とされそうだわ!」
「確かになっと!」
「カーブの連続で・・・これはなかなか面白いわね・・燐子、しっかりボートに掴まるのよ」
「は、はい!」
「わーーい!目が回りそう~!えっへへ、楽しー!!」
「・・・カーブを抜けたようね」
「みんな大丈夫?今のカーブ、結構ヤバかったね!」
「そうね、とてもスリルがあったわ」
「わ、わたし・・・・まだボートに・・・乗ってますか?」
「おう、乗ってる乗ってる」
「あはは、乗ってるよ!もう落ち着いたから目を開けて大丈夫だよ!」
「そうそう、だからしがみつくのは俺じゃなくて、ボートにしような?いろいろ困るから」
「「・・・・・・・」」ハイライトオフ
「ご、ごめんなさい・・・すごく怖くて・・・」
「だね、今のは流石にアタシもひやっとしちゃったよー」ハイライトオフ
「・・・随分長いコースだけど、まだ終わりじゃないのかしら?」ハイライトオフ
「(その目でこっちを見ながら言わないで欲しいんだがな)」
「まだですよ!もう一つの目玉が残ってますから!」
「「もう一つの目玉?まだ何かあるのかしら?」」
「はい!最後はすっごい急角度でプールを目がけて滑り落ちてくんです!!」
「「「急角度で・・・」」」
「滑り落ちる!?」
「あ、ほら見えて来たよ!」
「リサ!紗夜!前見ろ!」
「「前って・・・」」
「うわぁ!みんな、ボートに掴まって!」
「は、はい!」
「これは・・・」
「し、死んじゃう!」
「燐子、俺じゃなくてボートにって聞いちゃいねーか、仕方ねえ」
俺は片腕で我を忘れている燐子を抱き寄せるようにして、もう片方で、ボートを支え部分を掴んだ。
「「「きゃああああああーーー!!!」」」
そのままボートはプールに向かって、急降下して行き。
ざぶ~~~~ん!!
プールへと着水をした。
「はー、すっごく楽しかった~!!」
「ええ、刺激的で面白い体験だったわ、みんなはどうかしら?悪くないアトラクションだと思うのだけれど」」
「確かに面白かったが・・・」
「・・・・・・・」
「りんりん?おーい、りんりん」
「・・・・ご、ごめんなさい、今、頭が真っ白で」
「ちーーっとばかし燐子には刺激が強すぎたな」
「うう、めちゃくちゃ怖かったよ~~!!」
「・・・こっちもだったな」
「リサまで、乗る前は楽しそうにしていたのに」
「だって!あんなに凄いとは思わないじゃん!!」
「まったくだわ!こんなに危険なアトラクションだったなんて、本当に認可はおりてるの!?」
「はいはい、分かったから、二人も俺にしがみつくのはやめような、身動きがとれないから」」
「紗夜も怖かったみたいね」
「ちょっと意外」
「・・・・・・」クスッ
「どうしたんですか、友希那さん?」
「いえ、みんなのこんな反応を見るのも面白いと思って」
「?変な友希那・・」
「お前等、もう終わったんだから、離れろって!っておい、リサ引っ張るな!倒れるって、って・・」
ざぶーーん
「・・・・結城さんを助けに行きましょうか」
「そうですね」
こうして、一番の難所?である、ウォータースライダーは無事?にのりおえたのであった。
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