要 結城の日常   作:テンツク

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107話

 

12月25日 クリスマス

 

クリスマスパーティー当日、これから数時間後にはこの会場に子供達が来て、クリスマスパーティーが開催される予定だ、予定なのだが、またしてもと言っていいだろうか、後時間しかないのにも関わらずここに来て、こころの思いつきが炸裂する。

 

「そうだわ!どうせなら演奏も一緒に加えましょう!」

 

「「「「「・・・・・・・は?」」」」」

 

「待て待て、お前はいきなり何を言い出す、演奏するだ?」

 

「ええ!だってその方が絶対楽しいじゃない!」

 

「無茶言わないでよ、演奏するって言ったって、誰がするのさ?」

 

「そんなの、私達に決まってるじゃなの!」

 

「えっと、私と沙綾、そんで兄さんは子供達にプレゼントをあげる係だから、それ以外でやるって事?」

 

「ええそうよ!」

 

「てことは、こころに蘭、薫に日菜と彩の五人でやるって事か?結構厳しくねーか?ボーカル三人にギターも蘭も入れたら三人だぞ?これでどうやって演奏をするんだよ?」

 

「そこは大丈夫よ!別に楽器を演奏しなくても、歌を歌うだけで楽しいはずよ!」

 

「ま、まぁ確かに歌うだけならそこまで時間はかからないかもしれないね」

 

「私の歌声を子猫ちゃんに聞かせるなんて、ああ!なんて儚い」

 

「それ良いね!すごいるん!ってくるよ!」

 

「そうでしょ!絶対に大丈夫よ!そうと決まれば準備しなきゃ!」

 

「「おおー!!」」

 

そう言ってこころがどっかに行き、その後を、薫と日菜が追って行った。

 

「お前らは行かなくて大丈夫なのか?あれ、完全にやる流れになってるけど」

 

「「あ!ヤバいかも!」」

 

若干放心していた蘭と彩に俺が声をかけると、二人は慌てて三人の後を追って行った。

 

「ったく、あいつのいきなりの思いつきと行動力は一体どっから出てくるんだ?」

 

「あはは、確かに凄いよね」

 

「ま、まぁ振り回される側はたまったもんじゃないんだろけど」

 

「そうだな、さてと俺達もプレゼントの用意をしないとな」

 

「「うん!」」

 

俺達は俺達で、子供達に渡すプレゼントの準備にとりかかった。

 

 

 

 

---------------------------

 

 

あれから数時間が経ち、ついにパーティー開始の時間になった、俺達プレゼント組はステージの袖で待機している、俺達以外の五人は、ステージの上に立っている、そして、時間が来て、ステージの幕が上がった、俺達は、こっそりと覗いて、子供達の様子を見て見た、すると、そこには結構な数の子供達が来ていた。

 

「これは驚いた、結構いるな」

 

「そうだね、弦巻家が主催するから、あんまり来ないかと思って心配したけど」

 

「来てくれましたね」

 

「そうだな」

 

俺達が安堵をしていると、ステージから。

 

 

「みんな!今日は来てくれてありがとう!」

 

「みんなー!元気かなー?」

 

「「「「「「はーーーーい!!」」」」」

 

「うんうん、いい返事!これはとっても、るんってくるね!」

 

「そうだね、子猫ちゃん達じゃなくて、マダムたちも楽しんで行っておくれ」

 

「「「「「薫くーーん!!」」」」」

 

「ああ!儚い」

 

「あはは、え、えっと、今日はみんなで美味しい料理を食べたり、子供達はプレゼントもあるから、楽しんで行ってね!」

 

「そ、それじゃあパーティーを始めたいと思いますので、クラッカーをみんな持って」

 

 

 

「みんな持ったわね!それじゃあ行くわね!メリークリスマース!!」

 

「「「「「「「「メリークリスマース!!」」」」」」」」」

 

パンッ!パンッ!、パンッ!パンッ!

 

「それじゃあパーティーの始まりよ!最初は私達の演奏よ!曲はす○○なホ〇ディよ!」」

 

 

♪~~~♪~~~

 

 

「近づいている、冬の足音・・・・・」

 

 

こころ達の演奏が始まった。

 

「さてと、そんじゃあ俺達も準備しますかね」

 

「「OK!/うん!」」

 

俺達は俺達で次の準備を始めた。

 

 

 

---------------------------

 

 

あれからしばらくたち、ある程度時間が過ぎた所で。

 

「そんじゃまあ行きますかね」

 

「「おおー!」」

 

俺達はプレゼントが入った袋を持って、会場へと入って行った。

 

 

バン!

 

「メリークリスマース!」

 

「「「「サンタさんだー!!」」」」

 

「やあこんにちは(この子達って純真だなー)」

 

「サンタさんはここで何してるの?」

 

「今日は君たちにプレゼントを持って来たんだよ?」

 

「「「「「ホント!?」」」」」

 

「ああ、そうだとも、ちゃんと良い子にしていたかい?」

 

「「「「「うん!うん!」」」」」

 

「そうかそうか、そんな君たちに今からプレゼントをあげるからね、サンタさんの言う事を聞くんだよ?」

 

「「「「「分かった!!」」」」」

 

「ほっほ、それじゃあサンタさんの前に順番に並んでくれるかな、みんなの分はちゃんとあるから、ケンカしないようにね、ケンカしたらお預けだからね」

 

「「「「「はーーーーい!!」」」」」

 

俺がそれらしき事を言いながら子供達並ばせ、いよいよプレゼントを子供達に配る時が来た。

 

「みんな並んだね、それじゃあ一人ずつ順番にお名前をサンタさんに教えてくれるかな」

 

「はいはーい!古我 京谷です!」

 

「京谷くんね、京谷くんのプレゼントはこれだね、はい、どーぞ」

 

「ありがとー!!ママー!サンタさんからもらったー!」

 

「さて、次の子はお名前は?」

 

「樋口 奏です!」

 

「奏ちゃんね、奏ちゃんはっと・・・はい、どーぞ」

 

「サンタさんありがとー!!」

 

「さてと、どんどん行こうか・・・・」

 

それから一人ずつ名前を聞き、その子用のプレゼントをあげていき、そして。

 

「これで最後だね、はい、どーぞ」

 

「ありがとー!!」

 

「みんな?ちゃんとプレゼントはもらったかしら?」

 

「「「「「はーーーーい!!」」」」」

 

「それじゃあみんなでサンタさんにありがとうって言わなきゃね、それじゃあ私が先に言うからみんなも続いて頂戴ね!サンタさんありがとう!」

 

「「「「「サンタさんありがとう!」」」」」

 

「はっはっは、それじゃあサンタさんは次の子供達の所に行かないと行けないからね、これで失礼するよ」

 

「「「「「サンタさんバイバーイ!!」」」」」

 

「バイバーイ」

 

俺はそう言って会場の奥へと消えていった、そこから少し歩いた所で。

 

 

「・・・・・・・あー疲れた」

 

「兄さんお疲れ、それにしても多かったね」

 

「だな、あんなにいるとは思わなかったわ」

 

「お兄ちゃん、はい、水だよ」

 

「お、サンキュー沙綾・・・・・・・ぷはー!さてと、この後俺達はどうすんだ?」

 

「一応ここからは自由みたいだからあっちに行くんじゃないかな?」

 

「そうですね、ここにいても何もないですしね」

 

「そんじゃあ着替えて向こうに向かうとしますかね」

 

「「うん!」」

 

 

この後俺達も私服に着替え、会場の方に行き、子供達と一緒にパーティーを楽しんだ、こころの奴も満足しているみたいだし成功なんじゃねーかな。

 





「「「あとがたりのコーナー!!」」」

「どうも、うp主です」

「白鷺千聖です」

「はーい、まんまるおやm」

「彩ちゃん長いわ、手短にお願い」

「まだ言い始めたばっかりなのに!?」

「何かしら?」

「あ、何でもないです、えっと丸山彩です!」

「はい、今回はこの三人でお送りしたいと思います」

「それで、いきなりだけど、いいかしら?」

「はい、何でしょうか?」」

「薫の事なんだけど」

「!!!」

「もしかして、レパートリーないとは言わないわよね?」

「えっと、言い訳さてもらってもよろしいでしょうか」

「ええ、良いわよ」

「えっとですね、確かにレパートリーが無いのは認めます、はい、ですがね」

「何かしら」

「どんな感じにしたら良いのかが分からないんですよ!」

「っと言うと?」

「ほら、あの子さ、基本的にはさ、『儚い』ばっかり言うじゃん?」

「ええそうね」

「だからさ、適当、ではないんだけどさ、ある程度の会話にこれを入れればいっか、みたいな感じになっちゃってます、はい」

「なるほど、マジメな会話を入れずらいと」

「さようでございます」

「まあ良いわ、それじゃあこれからは気を付ける事ね、それか読者さんに聞くことね」

「ははーーー、ってな訳で、薫はこのままで、良いですかねー?」

「適当に返事してあげてくださいね、以上、白鷺千聖と」

「うp主がお送りする」

「「あとがたりのコーナーでしたー!バイバーイ!!」」


「・・・・・・・・あれ!?私は!?私まだ全然しゃべってn」

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