吹雪祭回となります、何話かを分けてやっていきます。
吹雪祭当日
「さて、いよいよ当日となったわけだが、結城よ」
「ん?何?」
「頭のそれは一体なんだ?」
「ああこれ?猫耳のカチューシャだけど」
「それは見れば分かるんだが、俺が言いたいのは何でそれを付けてるのかって話だ」
「ああ、なんかさっき塩見からこれつけて接客するように言われてな」
「にゃはは」メソラシ
「はー、まあいい、結城はそれで良いのか?」
「ん?まぁ良いんじゃねーの?せっかくだし」
「まぁこっちはお前が良いのなら止めはしないが」
「さて、話もついたことだし、おさらいをしようか、まず、午前中は僕達がやるで良いんだね?」
「ああ、料理をテツヤと新田、それと夏樹が、後の結城、雪音、それと宮本は接客だ、これは大丈夫か?」
「「うん!」」
「うい」
さっき出て来た女子生徒Aは宮本 志希、彼女は一言で言うなら・・・・・・眼鏡っ娘だ!マジメな性格で、何事にも真剣に取り込む、故に、頑張り過ぎて空回りすることもしばしば。
「そんで、一時からは俺達が代わって、料理を俺と、速水、そんで肇が、変態と大輝、そんで塩見が接客って事で問題ないな?」
「おう!」
「ああ」
「ええでー」
はい、さらに出て来た新キャラ、男子Aと女子生徒B、二人の紹介もしておこう、まず男子Aの名前は黄瀬 大輝、彼は見た目だけで言えば、変態(小松)と似たようなチャラそうな見て目ではあるが、実際は超がつくほどのマジメな生徒である【ちなみに入試で一番の点数を出したのが黄瀬である、次いで赤司と結城が同率で並んでいる】
続いて女子生徒B、彼女の名前は塩見 美嘉、いたずら好きでよく変態にドッキリやいたずらをして困らせている、結城に猫耳のカチューシャを渡したのは彼女である【何故渡したかと言うと、それを見た新田と速水の反応を見るためである】
「よし、そんじゃあ結城達は準備をしてくれ、俺達は一時までは自由にして良いぞ」
「よっしゃー!カワイイ子ちゃんが俺を待ってるぜー!」ピュー!
「ったく、アイツは」
「あれ?もう人っていたっけ?」
「九時からだからまだだよ」
「そうか、それよりどうだ雪音、これ似合ってるか?」
「うん!とっても似合ってるよ」
「そうか・・・・」
ワイワイ
「あいつってとことんマイペースだよな、普通は怪しむはずなのに、逆に楽しんでるよ」
「はは、それが結城のいいとこなんじゃないかな、それより」
「「「「カワイイ/////」」」」ハナジ
「君達は早くその鼻血を止めてきなよ、流石に料理に鼻血を入れる訳にはいかないからね」
「「「「う、うん/あ、ああ/////」」」」
「ったく、それじゃあ俺も行くとするわ、後の事は頼むなテツヤ」
「ああ、任せてくれ」
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あれから時間が経ち、ついに開店?の時間が来た。
「さて、時間になったね、それじゃあ各自よろしく頼むよ」
「「「「うん!」」」」
「あーい」
「それじゃあ開店だ!」
赤司の言葉と共に、入り口の扉が開かれ。
「「いらっしゃいませ!」」
俺と雪音が開幕の挨拶を行った。
「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」
「二名です」
「二名ですね、それではこちらの席にどうぞ」
俺はそう言って一番最初のお客さんを席へと案内した。
「こちらがメニューとなっております、お決まりになりましたらお声掛けください」ニコッ
「「は、はい////」」
えーっと、これで良いんだっけかな、確か赤司が『結城、結城は接客した後最後にそのお客さんに向かってハニカムんだよ』って言ってたからな、何が良いんだろうか?【結城君は自分の容姿をよく理解していません】
「こちらの席にどうぞ!」
「オムライスと紅茶が二つずつですね」
雪音も宮本さんも問題なさそうだな。
「あ、あの!」
「あ、はい」
「えっと、オムライスとフレンチトーストを一つずつと、コーヒーを二つください」
「はい、オムライスとフレンチトースト、それにコーヒーですね、少々お待ちください」ニコッ
お客さんから注文を聞き、赤司の元へ行き。
「赤司ー、オムライスとフレンチトースト一つずつ、後コーヒーを二つねー」
「ああ、分かったよ」
俺は赤司に注意をし終えると、次のお客さんを入れるために入り口へと向かった。
「次の方どうぞ」
俺がそう言うと、入って来たのは。
「「あ!お兄ちゃん!」」
「兄さん!」
「「結城さん!」」
っと、入って来たのはドラム組の沙綾、巴、あこ、麻弥、花音の五人だった、あれ?俺こいつらに吹雪祭の事言ったっけ?
「お前らか、とりあえず沙綾と花音、後巴、大学内では名前で呼んでくれ」
「「「あ、うん、分かった!」」」
「色々聞きたい事あるが、とりあえずは席だな、あそこの席に座ってくれ、椅子は持って行くから」
「「「「「はーい/はいっす!」」」」」
俺は五人を案内すると、赤司の元へ向かい。
「赤司、余分の椅子ってあったっけ?」
「ああ、椅子なら奥にあるよ」
「サンキュー」
「か、要君!」
「ん?」
「あ、あの子達って要君の、い、妹さん?」
「いや、ちげーよ?」
「で、でも、さ、さっきお兄ちゃんって!?」
「ああ、まぁ簡単に言うと近所の中の良いお兄ちゃんみたいなもんだ」
「そ、そうなんだ、仲が良いんだね」
「そうだな、あれの他にもいるんだが、たまに家に遊びに来たりもするからな」
「か、かかかかかか要君の、お、おおおおお、お家!?」カラン
「ん?おいおい、大丈夫かよ?手切ってないか?」手を持ち確認
「だ、大丈夫だよ!?」
「本当か?気を付けろよ?」
「う、うん!あ、ありがとうね」
「どういたしまして」ニコッ
「//////」
「てか、あれ?ここじゃないのか?」
「結城、椅子ならこっちだよ」
「え?ああ、そっちね、悪いな夏樹」
「良いって事さ」
「あったあった、赤司も夏樹のサンキュー」
「「ああ」」
俺は二人にお礼を言って五人の元へ向かった。
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「さて、夏樹、少しの間二人でやらなくなってしまったけど、大丈夫かい?」
「なーに心配いらないさ、これより忙しいのを体験してるんだ、これぐらいどうってことないさ」
「ふふ、それを聞いて安心したよ、それより」
「??どうした?」
「結城に褒めてもらわなくても良かったのかい?」
「な、何を////」
「はは、その様子だと恥ずかしかったのかな」
「そ、そんなことは・・・・/////」
「はは、まぁ後ででも僕方から言っておいてあげるよ」
「あ、ああ////」
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「待たせたな、はい、椅子」
「ありがとうございます!!」
「後これがメニューな、決まったら俺か、あそこの二人にでも声掛けてくれ」
「「「「「はーーい!」」」」」
俺は言い終えると、再び赤司赤司達の元へ戻り。
「赤司、さっきのオムライスとフレンチトーストはどんな?」
「ああ、出来てるよ、はい、どうぞ」
「さっすが、サンキュー」
俺は一番最初のお客さんの元へ向かい。
「お待たせしました、オムライスとフレンチトースト、コーヒーでございます、ごゆっくりどうぞ」
料理を置き終えると。
「すみませーん!」
っと声をかけられたので見て見ると、紗綾が手を挙げているのが見えたので、そちらに向かった。
「おう、決まったか?」
「うん、私と麻弥さんがナポリタンで」
「あたしとあこがオムライス」
「え、えっと私がフレンチトーストだよ」
「オムライス2にナポリタン2フレンチトーストが1っと飲み物はどうする?」
「全員オレンジジュースで」
「了解、少し時間がかかるけど良いか?」
「「「「「大丈夫でーす!」」」」」
「あいよ、そんじゃあ今から準備するな」
俺は注文を受けて、赤司達の元へ向かった。
「おーい、オムライス2にナポリタン2、そんでフレンチトーストが1ねー」
「分かったよ、結城、悪いんだがオレンジジュースを入れて持って行って貰えないだろうか?」
「OK、お任せあれ」
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その頃五人はと言うと。
「ねーねー、なんでお兄ちゃん猫耳何かつけてるんだろうね」
「確かにな」
「しかも何でかは分からないですけど、妙に似合ってますね」
「た、確かに、そうかも」
「ねーねー、それよりさ、あそこの女の人見てよ!すごい可愛いよ!」
「「「「???」」」
あこに言われて、そちらを見て見ると、そこには顔を赤らめながら結城と話をしている新田の姿があった。
「ね!?すごいでしょ!?・・・ってどうしたのみんな?」
「「「「・・・・・・・」」」」
四人は結城と話している新田を、睨みつけるように見ている。
それに気づいた新田も対抗するように睨みつけ、四人と新田の間で火花をちらしていた。
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だが当の本人はと言うと。
「あいつら見つめ合って何してんだ?てか新田ってあいつらと知りあいなのか?」
っと呑気な事を考えていたのであった。
「あとがたりのコーナー!!」
「どうもテンツクです!今回から吹雪祭編を開始しました、っが、ストーリー性と言うよりは、各パートのメンバーを1、2話でやっていこうと思っていますので、よろしくお願いいたします!」
「以上、テンツクからのお知らせのコーナーでした!」
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