要 結城の日常   作:テンツク

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おふざけ回です!!


117話

 

吹雪祭も最終日の今日、何とか仕事も終わり今俺達は出し物の片付けをしている所だ、まぁなんやかんや和気あいあいとしながら片付けをしていると、赤司が急に。

 

「そう言えば岳斗と大輝、それに修平、調整は出来ているかい?」

 

「ああ完璧だ」

 

「俺も大丈夫だ」

 

「俺はいつでもOKだぜ!」

 

「それは良かったよ」

 

っといきなり男鹿と黄瀬、それに変態に何かの確認をしだしたので俺は赤司に。

 

「どうかしたのか?」

 

「ああ、この後の事を確認していたんだよ」

 

「この後の事?何かあったっけ?」

 

この後って確か片付けをして、その後にキャンプファイヤーじゃなかったっけ?

 

 

「ああ、それはこれだよ」

 

そう言って赤司は俺に一枚の紙を渡してきた、俺はそれを確認してみると。

 

 

”SHAMOROCK"

 

”Wherever me are”

 

”バクチとダンサー”

 

”ココロガオドル”

 

”meron”

 

などなど10曲の題名が書かれていた、俺は赤司に。

 

「これは前金だよ」

 

 

「赤司・・・・・これは?」

 

「やれ」

 

「赤司?」

 

「やれ」

 

「男鹿?」

 

「やれ」

 

「黄瀬!?」

 

「「「やーれー(若本〇夫さん風)」」」

 

三人のその言葉を聞いて俺は。

 

「要は逃げ出した」

 

「「「「「しかし回り込まれてしまった!!」」」」」

 

「お前ら―!!」

 

赤司達から逃げようとすると女性陣が出口を塞いできた。

 

「要、もうあきらめる事だね」

 

「やっぱりあれ俺に歌わせる気だったのかよ!!俺そんなん聞いてねーぞ!」

 

「だって君に前もって言うと逃げるじゃないか」

 

「・・・・・・」

 

クソ、赤司の奴図りやがったな、歌うのなんてまっぴらゴメンだ、どうすれば。

 

何かないか思い、ポケットを確認してみると、何故かキュウリが入っていた、何で?とりあえず俺はそのキュウリを持って。

 

「お助けくださいキュウリ神様ー!!」

 

「「「「「「「キュウリ神!?」」」」」」」

 

何で俺もこんな事言ったんだろうと思ったのも矢先、いきなり。

 

「そなたの願い叶えようじゃないか」

 

「「「「「「「「「「誰!?」」」」」」」」」」

 

どこからともなく一人の女の子がそこに立っていた。

 

「私か?私はお値段以上のカッパだ!!」

 

「「「「「「「「「「カッパ!?」」」」」」」」」」

 

カッパなんてホントに居たのかよ!!

 

≪このカッパは某東の方の発明カッパです≫

 

「キュウリくれるならそなたの願いを叶えようじゃないか」

 

「マジで!?ほらこれ!」

 

「確かに受けとった、さーそなた願いはn」

 

「キュウリ神様」

 

「ん?ボリボリ、何だ?ボリボリ」

 

「こちらで手を打ちませんか?」

 

そう言うと赤司はダンボール一杯のキュウリを差し出した。

 

「・・・・・・・若者よ頑張るのだぞ」

 

「テメェ!裏切りやがったなーーーーー」

 

「それじゃあ私は帰るするかね」

 

「ご苦労様です」

 

「あ、そうそうこれはお礼だよ」ポイ

 

そう言うとカッパは何かを俺に向けて投げてきた。

 

 

カチ

 

その音と共に俺は手錠らしき物で両手両足を捕獲された。

 

「おい!これなんだよ!」

 

「あれは?」

 

「あれはカッパ印の発明品だぞ!はいこれ鍵ね、満足したらこれを使えば外れるぞ!」

 

「分かりましたありがとうございます」

 

「それじゃあな」

 

そう言ってカッパはどこかに去って行った、俺達は茫然としていた。

 

「さて、これでやる気になってくれたかい?」

 

俺は赤司にそう言われ、考えた、考えた結果。

 

「かしこま(某53万のF様風)」

 

「さて、要が諦めてくれた事だし、外してあげるよ」

 

そう言うと赤司はこちらに来て。

 

カチ

 

鍵を使って手錠らしき物を外してくれた。

 

「あー外れた、ったくあのカッパは一体何だったんだ?」

 

「「「「「「「「「「こっちが聞きてーよ/聞きたいよ!!」」」」」」」」」」

 

「それで?約束は守ってくれるんだね?」

 

「ああ、分かりましたよ」

 

俺は諦めて赤司達に付き合うことにした。

 

 

 

 

 

 

 

それから時間が経ち、俺達は今体育館のステージ袖に来ている。

 

「てかさ、このメンバーってクロックだよな?」

 

「「「今更かよ!!」」」

 

クロックと言うのは俺達五人が去年の夏限定で組んでいたバンドの名前だ、俺がボーカルで赤司がキーボード、男鹿がベースで黄瀬がギターで変態がドラムだ、何故夏限定だったかと言うと、俺が飽きたからである。

 

「しかし何でまた急にまたクロックを?」

 

「ああ、実はSNSでこんな記事を見つけてね」

 

そう言うと赤司は俺達に携帯を見せてきたそこには。

 

彼らは何者なのか!!超実力派バンドが突如某動画サイトに登場!!

 

「これって確か一番最初の時のやつじゃね?日付的に」

 

「そうだよ、最近になってこの記事があるSNSサイト内に出てね、聞いてみたいって声が沢山あってね、どうせなら今日ぐらい一日限定で復活も良いんじゃないかと思ってね」

 

「なるほどねーお前等は納得してんの?」

 

「ああ、俺と黄瀬はむしろ率先した方だ」

 

「俺も久々にお前らと演奏したかったしな」

 

「俺はこれを機にモテモテになってやるぜーー!」

 

「あらそうなのね、ったく」

 

 

そんな感じで話していると、俺達の前に演奏している吹奏楽部の人達の演奏が終わり、ステージ袖へと帰ってきた。

 

「あ、お疲れ様です」

 

「「「「「「ありがとー!!」」」」」」

 

キャッキャッ

 

 

俺が吹奏楽部の人にお疲れ様と言うと何故か嬉しそうに去って行った、するとステージの上で司会の人が。

 

「さて!これで全項目が終了いたしましたが!何と!今日はこれだけではございません!サプライズゲストがございます!それではどうぞーーー!!」

 

司会の人がそう合図を出したので、俺は四人の方を向き。

 

「そんじゃあ行きますか」

 

「「「「おう/ああ!!」」」」

 

そう掛け声をかけ、ステージへと向かったのだった。

 






カリュクスさん、きときとさん、高評価ありがとうございます!!!








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