ーパスパレsideー
「はーい、一曲お終いですよー、後何曲あったっけめんどくさ」
「「「「「「「「「「うわぁぁぁ!!!!!」」」」」」
一曲目が終わり聞いていた学生達は盛り上がりをみせた。
「結城さんすごーい!す・・・・んごいるんって来たよ!!」
「確かに凄かったですね、しかも結城さんだけではなく、五人全員のレベルが高いです」
「兄さんの歌声がカッコヨカッタです!」
「ホントだね!」
「でも兄さん、マイク入ってる事知ってか知らずか知らないけどめんどくさいって言ってるけど良いのかしら?」
「あはは、確かにそうですね、でも結城さんの事ですしその辺は気にしていないのかも知れませんね」
「それはあり得るわね、兄さんそんな感じのとこあるから」
「お兄ちゃんらしいと言えばらしいね」
「そんじゃあ次に行きますかね、それじゃあ二曲目に行くから静かにねー」
結城がそう言うと学生達は一斉に静かになりステージの方を見た。
「静かになったねー、それじゃあ二曲目行くよー、せーの」
「♪~~♪~~」
結城の掛け声と共に演奏が開始された。
「さっきと違って大人しめの曲だね」
「ええ、なにかしんみりするわね」
「そうだね」
「♪~~♪~~」
Aメロが終わりサビに入った。
「心から愛せる・・・」
サビに入った途端に五人は知らず知らずのうちに涙を流していた、それは五人だけではなく、他の学生達も同じように涙を流していたのだ。
「何ででしょうか、サビに入った途端にいきなり涙が出てきました」
「イヴさんもですか、自分もなんですよね」
「そうだね、私も同じだなー」
「お兄ちゃんの歌声でかな?」
「間違いなくそうでしょうね、いえ、正確にはこのバンドだからでしょうね」
「「「「そうだね/そうですね」」」」
「さっきの演奏もそうだけど、ここまでレベルの違う演奏を聞かされるなんてね」
「ホントだね、自分の演奏がちっぽけに思えてきちゃうよ」
「「「・・・・・・・」」」
「これからもっと頑張らなくちゃ」
「「「「ええ/うん/はい!/ですね!」」」」
「♪~~♪~~♪」
こうして二曲目の演奏が進んでいくのであった。
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ーアフロsideー
一曲目を聞き終えた彼女達はあっけにとられていた、何故ならいつもふわふわしているイメージだった結城の歌声を聞いて驚かされたのである。
「結城さん、歌上手いね~」
「う、うんそうだね!」
「て言うか上手いなんてレベルじゃないだろ、兄さんもそうだけど、他の四人のレベルも何なんだよあれ」
「凄かったねー!ねぇ蘭!!」
「・・・・・・」
「蘭?蘭!?」
「え?あ、ゴメン何だっけ」
「お兄ちゃん達の演奏凄かったねって言ってたの!」
「うん、凄かった、私達のレベルより遥かに」
「おお~蘭がそこまで言うなんて~」
「な、何?何か変?」
「いやいや~、蘭がそこまで言うって事は相当高いレベル何だなーと思って」
「確かにな」
「うん、そうだね、てかみんなも気づいたんじゃないの?」
「そうだね、バンドとしてもそうだけど、個々の演奏もレベルが高いよね!」
「ホントだねー、今あの演奏しろって言われても出来る気しないもん」
「蘭はどうだ?」
「私・・・・・・私も無理かも、あの人達と一緒に演奏しろって言われても無理だと思う」
「ちなみにモカちゃんも無理で~す」
「アタシも無理だな」
「「私も」」
「でもこれはいい機会なんじゃないか?」
「巴、それってどういう事?」
「だってよ、こんな近くでこんなレベルの高い演奏が聞けてるんだぜ?演奏の技術の一つ二つを学んで帰れるんじゃないか?」
「そうだね、巴の言う通りかも、ここで何かしらの技術を盗まないにしろ、学んで帰ろう」
「「「「おお~/うん!おう!」」」」
「静かになったねー、それじゃあ二曲目行くよー、せーの」
「お、次の曲が始まるな」
「♪~~♪~~」
「バラードかな」
「だね~」
「「「・・・・・・」」」
五人はクロックのメンバーから何かを得ようといつも以上に真剣に演奏の聞いていた。
そしてサビに入り。
「心から愛せる・・・」
サビに入ったところで。
「「「「「!!!」」」」」
「さっきと全然感じが違う」
「そうだね~、ってひーちゃん大丈夫~?泣いてるよ~?」
「え?ほ、ホントだ」
「確かにアタシも若干泣きそうになる、つぐ大丈夫か?」
「う、うんグズッ、大丈夫・・・」
「大丈夫じゃないな、しかしこれはこれで」
「うん、凄いね、さっきの曲とはまた全然違う」
「「「「・・・・・・」」」」」
『兄さんなんでこの事黙ってたんだろ』
『結城さんこんなに歌うまかったんだな~」
『あの声で囁かれたいな』
『兄さんと一緒に演奏したら楽しいかもな』
『お兄ちゃん・・・・凄いなー』
『『『『『『これから兄さん/お兄ちゃん/結城さんの見る目が代わりそうだよ』』』』』
これを機にアフロのメンバーの結城への印象が変わった瞬間なのであった。
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