あの後、しばらくすると、三人は落ち着きを取り戻し、買い物に行く準備を始めた、俺は先に外に出て待つことにした。
「つぐ、ありがとな」
そう言って俺はつぐの頭を撫でた。
「あ////いえ、お役に立ててよかったです」
そんなことを話していると、身支度を終えた三人が下りてきた。
「おう、もう大丈夫か?」
「はい!お待たせしました!」
「そんじゃ行くか」
「「「はい!」」」
「んじゃあ行くわ」
「はい!またお越しください!」
「ほら、お前らも」
「「「ありがとうございました!」」」
こうしてつぐに挨拶をすませ、俺たちは目的地へと歩き出した。
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あれからしばらく談笑しながら歩くと、目的地に着いた。
「そういや、今日はなにを買いに来たんだ?」
「今日は私服を買いに、後はイヴちゃんがなぜかボウリングしたいらしくて、それもかねてここにしたんです」
「なるほどな。確かにここは両方あるから、別々に行くよりかは楽だわな」
「そうなんです!ここの中のお店にかわいい小物のアクセサリーが売ってあるお店もあるんですよ!」
「はいはいそうかい。それよかイヴよ、なんでボウリングしようと思ったんだ?」
「はい!学校でみなさんがお話しているのを聞いてやってみたくなりました!」
「そうかい、そんで?先にどこから行くんだ?」
「最初は私が行きたいと思っていたお店に行こうかと思います」
「最初は彩が選んだ店か」
「その次に服を見て、最後にボウリングっていう順番で行こうかと思ってるんです」
「良いんじゃねーか?んじゃ行くか」
そう言って、俺たちは店に向かった。
少し歩いたところに、彩の目的であるアクセサリー屋が見えた。
「ここなんです!行きましょう!」
そう言って彩は店に入っていったので、俺らも入ることにした。
店の中は女の子向けって感じの店だった、俺は特に気にすることもなく、商品を見ながら歩いていた。
「ほんと、いろいろあるな。ん?これは」
俺はあるものを見つけ手に取った。
しばらく見て回ると彩は満足した笑顔でこっちを見てきた、欲しいものは買えたみたいだな。
「満足したか?」
「はい!」
「なら次行くか」
「「「はい!」」」
次は千聖の目的の服屋だ。ここではある程度千聖たちがワイワイしながら服を選んでいると、千聖がこっちに来た。
「そういえば、花音を尋も・・花音に聞いたのだけど、服を選んだあげたそうですね」
「おい、隠しきれてねーぞ。確かに選んでやったぞ。金は払ってないがな」
「それでは、私達のも選んでいただけます?」
そう言ってきて、よく見ると、後の二人も期待のまなざしをしてこっちを見ていた。
「はいはいわーったよ」
俺は断っても無駄だと判断し、選んでやることにした。
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二人の買い物を終え、イヴの目的であるボウリング場へと来ていた。
♪~~♪~~
「ここがボウリング場ですか!すごいです!」
「とりあえず受付に行くか」
やるために、受付に行き、登録用の用紙をもらい記入をはじめた。
「ほんじゃあ誰からにするか?」
「はい!私が良いです!」
「それじゃあ次は私ね」
「なんでそうなるかは知らんが、イヴは3番目でもいいか?」
「はい!大丈夫です!」
「ほんじゃ、俺は最後っと。よし、じゃあ行くか」
そう言って登録用紙を出し、靴を借りて、エレベータに乗ってボウリング場に向かった。
エレベータがついて扉が開くと、イヴのテンションがさらに上がっていた。
「えっとここだな。んじゃ始めるか」
「「「はい!」」」
こうして、ボウリングが始まった。
彩、千聖と投げ、イヴの番なのだが。
「えっとユウキさん。これはどうすれば」
そう言ってきた。そういや初めてだったな。
俺はイヴに近づいて
「ここの穴にこうやって指をはめるんだよ、んでこうして」
そう言いながら俺はイヴに手取り足取り教えてやった。
「「・・・・・・・」」
なんか変なオーラをかもしだしてる二人がいるがこの際無視だ。
そしてある程度教えたところで
「ハイ!」
という掛け声とともに球を投げ7本倒した。
「倒れました!」
「イヴちゃんすごい!」
「ええ、初めてなのにすごいわ」
彩と千聖に言われ、イヴは嬉しそうにしていた。
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「今日は満足できたか?」
あの後楽しみながらボウリングをし、今は帰り道を歩いている。
「はい!とても楽しかったです」
「ええ、とても有意義に過ごせました
「とっても楽しかったです!」
三人も満足したみたいで良かったわ。
「「「結城さん!今日はありがとうございました!」
「どういたしまして、それじゃあ俺はこっちだから気を付けて帰りなよ?」
「「「はい!」」」
「あ、そうそうこれやるよ」
そう言って俺は一つの袋を渡した。
「これは?」
「シュシュっつうんだっけかな?髪留めみたいなやつだ。あのアクセ店見つけてな。お前らに合いそうだったから買ってみた。まあそれをどうするかはご自由に」
「もらっちゃっていいんですか?」
「そのために買ったからな」
俺がそう言うと三人は嬉しそうな表情をして。
「「「ありがとうございます!!」」
「どういたしまして。んじゃな」
「「「はい!さようなら!」」」
そう言って俺は家へと向かった。
ーーーーーーー
私達は結城さんからもらったものを見ていた。
「千聖ちゃん、イヴちゃん、今日本当に結城さんを誘ってよかったね」
「ええ本当に、一緒にいてくれるだけでも、私達からしたらありがたいのに、こんなものまでもらえるなんてね」
「はい!とても嬉しいです!」
「これはさらにパスパレの活動を頑張っていかないといけないわね」
「「うん(ハイ)!」」
私達はこれからさらに頑張っていこうと決意したのでした。
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