要 結城の日常   作:テンツク

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132話

ー次の日ー

 

 

 

ピンポーン

 

「んあ?誰だ?」

 

 

ガチャ

 

「やっほー兄さん」

 

「リサか、それにお前らもどうした?」

 

「実は昨日モカに兄さんから勉強教えて貰たって聞いてさ、私らにも教えてくれないかなーっと思って」

 

「まあ確かに教えたがお前等そんなに成績悪かったか?」

 

「んー特に悪いって訳でもないんだけどさ、やっぱりギリギリで赤点回避するよりかは余裕持っときたいじゃん?」

 

「なるほどな、それだったら紗夜に教えてもらえば良いじゃねーのか?」

 

「     」ウズウズ

 

「紗夜でも良いんだけど、紗夜って結構スパルタでさ、私とあこがダウンするかもしれないんだよね」

 

「それで成績が安定するなら安いもんじゃねーのか?」

 

「     」ウズウズ

 

「ミユならリビングで寝てるから行ってこい、さっきからそのうずうずがうざい」

 

「!・・・・分かったわ」ピュー

 

「友希那は相変わらずだなー」

 

「てかあいつは勉強大丈夫なのかよ?」

 

「んーどうだろ、確かあたしとあんまり変わんなかったような気がするけど」

 

「そんじゃあとりあえずはリサとあこに勉強教えれば良いのか?」

 

「うん!」

 

「お願いします!」

 

「あの」

 

「どした?」

 

「私達も・・・・勉強を・・教えてほしいな」

 

「お前らも?特に教えれるほど悪いわけでもないだろ?」

 

「そうですね、ですが勉強するにあたって分からない所も出てくるので、そこのところを教えて頂けないかと」

 

「燐子もそうか?」

 

「うん・・そうだよ」

 

「まぁそれくらいなら良いか、そんじゃあ中に入れよ」

 

 

「「「「お邪魔します!!」」」」

 

 

 

 

ーリビングー

 

「ミユちゃん今日もカワイイわね、いっそこのまま連れて帰ってう家で飼うとか、いや、お父さんにバレたら何言われるか分からないわね、でも私の部屋に閉じ込めておけばバレないんじゃ、いやそうだとしてもミユちゃんが寝たりおしっこしたりするところも必要よね、そうなるとそれを買って帰らないといけないからそこでもしバレたりでもしたら面倒ね、いやいっその事・・・・・・・」

 

「あいつは何で人の家の猫を連れて帰る前提で話を考えてるんだ?」

 

「あははー、友希那はミユちゃんに目がないからね」

 

「猫であっても誘拐は犯罪だからな、てか風紀委員長よあれは風紀を乱してるんじゃないのか?」

 

 

・・・・・

 

 

「あれ?紗夜?っていない!?」

 

「紗夜さんならさっき結城さんの部屋に行くって言ってたよ?」

 

「言ってたよ?じゃなくて行ったんなら言えよ」ハァ

 

「      」スルスル

 

「何で燐子は服を脱いでるの?」

 

「え?上原さんに昨日ご連絡を頂いて・・・兄さんに勉強教えてもらうにはオッパイを揉ますと良いって・・・聞いたんで」

 

「あの淫乱ピンクが、また変な事を・・」

 

「でもさ、実際モカから聞いたんだけどさ、ひまりに勉強教えてって言われたときに胸揉ませてって言ってたって」

 

「本気で言う訳ねーだろ、冗談に決まってんだろうが、だからそのまま勢いで服を脱ごうとするな燐子」

 

「え?・・・ダメなの?」

 

「リサよ、この子純粋にダメかって聞いて来たんだが?燐子ってこんなんだったか?」

 

「最近兄さんに対してはこんなんだよ?」

 

「俺の中の燐子のイメージが」

 

「あ、ミユちゃんがこっちに来るよ!」」

 

「おはようさん、どうした?そんなに燐子の事見て」

 

「ニャー」

 

「は?燐子に抱っこされたいって?」

 

「いいよ・・・・おいで・・」

 

「ニャー」タンッ

 

「あ・・」ポス

 

「おうおう、躊躇なく燐子の胸に顔を埋めたなこいつ」

 

「ミユちゃんも燐子のおっぱいに魅了されたのかな?」

 

「燐子!私のミユちゃんを返しなさい!」

 

「いや、お前のじゃねーよ」

 

「ニャー」スリスリ

 

「あ・・ふふ・・気持ちいい?」

 

「ニャー」

 

「り”ん”こ”ーー!!」

 

「スゲーな、血涙流す奴初めて見た」

 

「あたしもー」

 

「あこもー」

 

「私もですね」

 

「「「うわぁ!!」」」

 

「どうしたんですか?」

 

「どうしたんですか?じゃねーよ、いきなり現れたからビックリしたわ」

 

「そうですか、結城さんのベット良いにお・・・何でもないです」

 

「今ぜってー良い匂いって言おうとしたなこいつ」

 

「あー!紗夜ズルい!あたしもまだやった事ないのに!!」

 

「早い者勝ちですよ」

 

「こうしちゃいられない!今すぐに行って嗅いでこないと!」

 

「それでは私は満足したので帰りますね」

 

「り”ん”こ”ーー!!」

 

「きゃ!友希那、そこは兄さん専用なので・・あん!」

 

「・・・・・あこ」

 

「どうしました?」

 

「今日あこ家大丈夫か?」

 

「今日は夜まで誰もいないので大丈夫ですよ」

 

「そうか・・・・・明日香ちゃんと六花ちゃんと仲良かったよな?二人も呼んで一緒に勉強するか」

 

「・・・・・そうですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後明日香ちゃんと六花ちゃんを呼んで宇田川家で勉強会をしましたとさ。

 

ちなみに友希那、リサ、燐子の三人は家に帰らずに、俺のベットで三人で一緒に寝ていた・・・・・・ギューギューじゃねーか、ぜってー狭いだろ。

 

 





完全無欠のボトル野郎さん、高評価ありがとうございます!









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