要 結城の日常   作:テンツク

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139話

 

ー結城宅前ー

 

結城宅の前には三人の人影があった。

 

「やっぱり二人とも来たんだねー」

 

「そう言うリサさんだって来てるじゃないですか」

 

「そりゃーモカからあんな事聞いたら心配じゃん?」

 

「確かにね、でも兄さんが風邪なんて珍しいわね」

 

「確かに、あんまり聞いたことないかも」

 

『『『こんな絶好のチャンスを逃すわけないじゃん/ないでしょ/ないじゃない』』』

 

「それじゃあ早速行きますか」

 

「そうだね」

 

「そうね」

 

そう言って三人は玄関まで行きそこで蘭が。

 

「じゃあ開けるね」

 

「「うん/ええ」」

 

さも当然のように合鍵を使って玄関を開けたのである、それを見た二人もさも当然のような感じでそれを見ていた。

 

ガチャ

 

「開いたよ」

 

「それじゃあまずは兄さんの様子を見に行きますかー」

 

「「うん/ええ」」

 

そう言って三人は躊躇なく家へと入って行った。

 

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ー紗夜・美咲ー

 

 

ガチャ

 

「??」

 

「どうかしましたか?」

 

「いえ、玄関が開いたような音が聞こえたような気がして」

 

「そうですか?もしかしたら京香さんですかね?」

 

「いえ、京香さんは今日日菜と若宮さんと一緒に仕事のはずですのでそれはないかと」

 

「そうなんですか?」

 

「ええ、日菜が昨日嬉しそうに鬱陶s・・・話をしていましたから」

 

「そうなんですか、それじゃあ誰ですかね?」

 

「もしかしたら私の聞き間違いかも知れませんから気にしないでください」

 

「そうですか?あ!そろそろ兄さんのタオルを変えないといけないですね」

 

「もうそんな時間ですか、それでは私が行ってきますね」

 

「はい、お願いします」

 

紗夜はタオルを水で濡らしそれを持って結城のいる部屋へと向かった。

 

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ー痴〇未遂の三人ー

 

「!リビングに誰かいるみたい」

 

「声的に紗夜ちゃんと美咲ちゃんかしら」

 

「だね、紗夜さんがいるなんて」

 

『『『もしかして紗夜/ちゃん/さんも私と同じ考えで!!【!違います!】』』』

 

『でもここで紗夜に見つかって持ち物を確認されるとアレの事もバレかねない」

 

『紗夜さんに見つかるともしかしたらアレもバレるかもそれはマズイ』

 

『紗夜ちゃんの事だからきっと私達の持ち物も確認するわね、そうなるとマズイわね』

 

そう思った三人はアイコンタクトを送り合い、意見が合致すると忍び足で結城の部屋へと向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー結城の部屋ー

 

何とか部屋の前へとたどり着いた三人は息を合わせ扉を開いた、中にはベットがありそこには一つの膨らみがあった、三人はそれに近づき三人で掛け布団を掴み。

 

「「「兄さんお見舞いに来たよ!!」」」

 

っと言って勢いよく掛け布団をはぎ取った【良い子のみんなはマネしないでね】

 

すると中から出て来たのはなんと。

 

「残念そこはおたえちゃんでした!!」ドヤ顔

 

何故かドヤ顔でベットに寝転んでいた、たえであった。

 

「「「な!?何でおたえ/ちゃん/花園さんが兄さんのベットに!!」」」

 

たえの登場に三人は驚きを隠せなかった、すると三人の後ろから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いつからこの部屋が結城さんの部屋だと錯覚していたんですか?」某死神?風

 

「「「なん・・・・だと・・・」」」某死神風






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