ーアフターグロウ編ー
ガラガラ
「ヤッホー!お兄ちゃん元気ー!?」
「えっと、元気・・・・なのかな」
「ひまり、病院何だから静かにしろよ」
「そーだよひーちゃーん、モカちゃん達が追い出されちゃうよ~」
「えへへ、ごめんごめん、嬉しくてつい」
「えっと、それで君達は?」
「あ!そうだった、アフターグロウのリーダーの上原ひまりだよ!」
「あたしは宇田川巴」
「青葉モカちゃんで~す」
「それで、りんご剥いてくれてる君は」
「あ!羽沢つぐみです!」
「そう、てかアフターグロウって?」
「アフターグロウは私達のバンドの名前だよ!」
「バンド?って事は楽器弾いたりするんだ」
「ああ、ちなみに私はドラムだぜ」
「私はキーボード、はい、あーん」
「つぐってますな~、モカちゃんはギターで~す」
「私はベースだよ!つぐズルい!」
「ありがと、それで一つ良いかな?」
「「「「????」」」」
「さっきからこっち(逆側)で一生懸命にニオイを嗅いでる子がいるんだけど、この子も君らの友達?」
「「「???・・・蘭/蘭ちゃん!?」」」
「蘭~そんなとこで何してんの~?」
「スンスン、何って兄さんのニオイを嗅いでんの」
「もー!蘭ーそんな事しに来たんじゃないでしょー!」
「スンスン、兄さんの記憶を戻す話でしょ?忘れてないから大丈夫」
「えっと・・・・」
「ひまりそっち持ってくれ」
「うん!」
「いくぞ、せーの!」
「ちょっと二人とも離して!ニオイを嗅げない!」
「ほら、そんな事より記憶を戻すのに良いもんがあるんだろ?」
「うん、この紙だよ」
「蘭ちゃんその紙は何?」
「秘密、それじゃあ兄さん、この紙にこれを押してくれたら私達の事思い出すよ」
「紙?」
そう言って幸人が蘭から紙を受け取り中身を見て見ると、そこにはある文字が書かれていた、その文字は。
[婚姻届]
「・・・・・・え?」
「何も心配しなくて良いよ、さぁグイッっといっちゃって!」
「いやいやダメでしょ!?」
「お兄ちゃんその紙なんだったの?」
「婚姻届」
「「「「・・・・・・・・は?」」」」
「ほらこれ」
[婚姻届]
「大丈夫、もう何も怖くないよ」
「いやいや、いきなりこんなん渡されたら怖いんだけど!?」
「大丈夫、あなたは私が守るもの」
「何か俺の気のせいかは知らないけど、守られると言うより襲われそうな気がするんだけど」
「お兄ちゃん!絶対にハンコ押しちゃダメだよ!?」
「兄さん絶対に押すなよ!?」
「お兄ちゃんダメだよ!?」
「何?三人共、それはもしかして押せって言う振り?」
「「「違ーう/ちげーよ!!」」」
「うるさいですよ!病院の中では静かにしてください!!」
「「「ごめんなさい」」」
「あなたが一番うるさいじゃない」ボソ
「何か言ったかしら?」
「・・・・・いえ、何も」
「そう、病院内では静かにね」
「「「「はい」」」」
「あ、看護婦さん、検査ってこの後でしたっけ?」
「ええ、また時間になったら呼びに来るわね」
「は、お願いします」
「それじゃあ静かにね」
そう言って看護婦は部屋を後にした。
「ビックリした―」
「だな」
「ビックリしたね」
「三人共あんなのにビビッてたの?情けない」
「そう言ってる君は足が生まれたての小鹿のようになってるけど」
「こ、これは武者震いだよ」
「何で戦おうとしてるんだよ」
「それより!あの人とはどういった関係なの!!」
「どういったって、ただの患者と看護婦さんだけど」
「嘘だ!!」
「いやいや、それ以外にないでしょ、あ、りんご貰って良いかな?」
「でも仲いいみたいだったけど、はい、あーん」
「あむ・・・・そうかな?あの人だけじゃなくても他の人ともあんな感じだけど?りんごありがとう」
「でもあの人の何て言うか、圧みたいなの凄かったな」
「ホントだね」
「ああ、あの人元ヤンだからじゃないかな」
「「「元ヤン!?」」」
「らしいよ、詳しくは聞いてないけど、他の看護婦さんが教えてくれたから」
「そりゃああんな感じになる訳だ」
「そうだねー」
「凄いね」
「元ヤンだか元・・・・・ヤンだか知らないけど、あんなのに私は負けない!!そして!必ずや兄さんを手に入れてみせる!!」
ガララ
ガシッ
蘭って子が大声で何かを宣言した瞬間に扉が開き、さっきの看護婦さんが部屋の中に入って来て、そのまま蘭ってこの頭を鷲掴みをした。
「・・・・・・えっと」
「私さっき静かにしろって言ったよな?」
「・・・・・・はい」
「私の話し聞いてなかったか?」
「・・・・聞いていました」
「ほう、聞いていたのにも関わらず、あんなデカい声をだしたと」
「・・・・・・」
「・・・・・・・ちょっとお姉さんとお話ししようか」
「・・・え?おば・・・あ」
「・・・・」ニコォーー
「・・・・・死ぬしかないじゃない!」
バタン
「「「「・・・・・・・」」」」
ガラガラ
「あれ~?みんなどうしたの~」
「「「「・・・・・何でもない」」」」
「あれ~?蘭は~?」
「マミられたよ(拉致られたよ)」
「???」コテン
その後彼女の姿を見たものはいなかったと言う。
蘭のキャラが崩壊してるけど、大丈かな?
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