カーンカーン、カーンカーン
「これより要 結城と美竹 蘭の結婚式を行います、汝要 結城殿、汝は妻美竹を愛する事を誓いますか?」
「はい」
「汝美竹 蘭殿、汝は夫要 結城を愛する事を誓いますか?」
「はい」
「それではこれより夫婦による誓いのキスを行います、さー!みなさん!シャッターチャンスですよー!!!」
「「「「「わぁぁぁーーーー!!!!」」」」」
「さー!それではお二人共ブチュっといっちゃってください!」
「いくぞ?」
「うん」
その後二人は誓いのキスを果たしたのであった。
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「蘭〜おめでと〜」
「モカ、ありがと」
「蘭!おめでとうな!」
「巴もありがと」
「あーあー、まさか蘭に先にお兄ちゃんを取られるなんてなー、でもおめでと!」
「ふふ、ごめんねひまり」
「蘭ちゃん凄く可愛いよ!」
「ありがと、つぐみ」
「蘭ちゃんおめでとー!」
「蘭!おめでとう!」
「うわ!香澄、こころ、二人共ありがとう」
「蘭ーおめでとう、これからが大変だよー」
「リサさん、ええ分かってます」
「これからはしっかりとしないと、私が兄さんを取っちゃうかもしれないわよ?」
「千聖さん、そうならないように頑張りますよ」
「美竹、良かったな、おめでとう」
「桜先生、ありがとうございます、ふふ、先生も早く良い人見つけないといけませんよ?もう歳何ですから?」
「ふ、お前に言われるとわな」
「えー、皆さま、お盛り上がりのところ申し訳ございませんが、これよりケーキ入刀を行いたいと思いますので、お席の方へとお戻りをお願いいたします」
「えー、皆さまお席にお戻りになられましたね、それではこれより夫婦になってからの初めての共同作業となるケーキ入刀を行いたいと思います!ではケーキカモーン!」
ガラガラガラ
「さー!大きなウエディングケーキがやって来ました、これよりこのケーキに結城さん、蘭さんのお二人でそこにあるナイフで入刀をしていただこうと思います!それではお二人、ご準備の方を!」
司会者の指示のもと、二人は寄り添いながらナイフを掴んだ。
「ご準備できましたね?それではこれより夫婦によるケーキ入刀を行います!お写真をお撮りになる方はこぞって前の方へお越し下さい!」
「では良いですか?それでは!ケーキ入刀!」
わぁぁぁーーーー!!!
「お二人によるケーキ入刀でございました、続いてそのままの流れでファーストバイトの方を行いたいと思います!それではまずは夫、結城さんから奥さんの蘭さんへのファーストバイトを」
「・・・・これくらいか」
「それでは皆さん、せーのでいきますよ!?せーの!」
「「「「「アーーーーン!」」」」」」
「あーー」
スカッ
ガン!
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「痛!」
「よー、ようやくお目覚めか?あ?」
「え?桜先生?あれ?ここは?」
「ここは補修室だが?補修中に居眠りとは良い度胸だなー?美竹?」
「あれ?兄さんは?」
「要君なら昨日で実習期間が終わってもういないだろうが」
「ちょっと何言ってるのかわからない」
「何で分かんねーんだよ」
「兄さんがいないなんて、嘘だ!」
「嘘しゃないからな、それと」
「何ですか?婚活の話ですか?先生も早くした方が良いですよ?行き遅れになっちいますよ?」
「上原がついさっき補修が終わってな、後補修で残ってんのが美竹、お前だけなんだよ、だから今は私とお前だけなんだよ、だからさ」
「今の発言について詳しく聞こうじゃねぇーか?なぁ?」
その後、蘭の姿を見たものは誰も居なかったのであった。
活動報告の方に、お知らせ?をのせておきますので、良ければそちらも見たいって下さい。
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