千聖の準備を待っていると何やら視線を感じたので見てみると、千聖の愛犬のレオンがこちらをじっと見つめていた。
「お前さんはお利口だな」
「ワフ」
「 」ジー
「 」ジー
「 」ジー
「 」ジー
「 」ジー
「 」ジー
「お手!」
「ワン!」ポン
「おかわり!」
「ワン!」ポン
「ち○×2!」
「ワフー!」ババン!
「バキューン!」
「ワフ」コテン
「よーしよし!」某ゴロウさん並みに撫でる
「ハ!ハ!ハ!」
そんな感じで結城がレオンと戯れていると、準備を終えた千聖が戻って来て、その光景を見た千聖の発した言葉とは!?
「私だって兄さんにあんな所やそんなところを触られた事ないのに!レオン!そこを変わりなさい!」
なのであった、それを聞いた結城が思った事は。
『人間にこれをやると色々アウトだろ、特に女性にやると』
っと思うのであった。
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何とか千聖も落ち着きを取り戻し、撮影の場所へとやって来た。
「それではこの皇居の周りを一周散歩する感じで行きましょうか、お二人とも大丈夫かな?」
「はい、大丈夫です」
「あのー、一ついいっすか?」
「何か問題でもあったかな?」
「いえ、問題と言えば問題なんですけど、ミユって普段そんなに歩く方じゃないんですよね、気分屋と言うか、なんで途中から変わった感じになるんですけど大丈夫ですか?」
「変わった感じ?」
「えっと、こんな感じで、ミユ」
結城がミユを呼ぶと、ミユは軽々飛んで結城の頭へと行き丸くなった。
「えっと、こんな感じです」
「それで結城君が歩くって感じなのかな?」
「ええ、そうですね」
「・・・・それはそれで面白そうだからOK!」
「は、はぁー」
「それじゃあ撮影始めようか!二人は普通に散歩する感じで歩いてくれれば良いからね!それじゃあ行くよー!ヨーーイ、ハイ!」
「そんじゃあ行くか」
「ええ」
「ミユ、降りて歩くぞ」
「ミャー」トス
こうして撮影が開始されたのであった。
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撮影は順調に進んでいった、が、千聖の心の中ではこんな妄想を起こしているのであった。
『あれ?これって今思ったのだけど、兄さんと二人きりでデートって事よね[*違います*]そうよ!これはデート!そう!これでみんなとの差を広げる事が出来るは!だってみんなはまだ兄さんと二人きりでデートなんてした事ないでしょうから[*これは撮影であってデートではありません*]これはこの後に○なホテルに行ってあんな事やこんな事を、グフ!グフフフフフ!』
なんて事を考えているのであった、一方の結城はと言うと。
『そういや、最近銭湯に行ってなかったな、久しぶりに行こっかな、おばあちゃん元気かな?てかさっきから千聖がアイドルと言うか人としてしては行けない表情してるんだけど大丈夫か?これ撮影だよな?』
って事を考えているのであった。
その後も撮影が進み、そして。
「ハイ!カットー!お疲れ様でしたー!」
「お疲れ様でした」
「お疲れ様です」
「これで撮影は終わりだから千聖ちゃんは着替えに行こうか」
「はい」
そう言うと千聖は着替えに行った。
「結城君もありがとうね」
「いえ、良いんですけど、これって使えるんですか?途中千聖の顔がイッてましたけど」
「あー、あそこはカットするから大丈夫だよ」
「そうですか」
「うん、撮影は終わったけどどうするかい?一端僕たちと一緒に事務所まで戻るかい?」
「いえ、家までここからだとそこまで遠くないので、買い物がてら歩いて帰ります」
「そうかい?分かったよ、今日はありがとうね」
「いえ、良い映像になると良いですね」
「ありがとう」
「それじょあ俺はこれで」
「うん、気をつけて帰ってね」
「はい」
そう言って結城は帰った行った、それを監督は姿が見えなくなるまで見送ったのであった。
-後日談-
撮影後バスで戻っていた千聖とスタッフだったが、千聖が結城がいない事に気付き、スタッフに尋ねたところ、現場から歩いて帰ったと聞いた千聖は修羅の如く激怒し暴走、男のスタッフ数人でも抑えられず、何故かそこに置いてあった麻酔銃で何とか事なきを終えたのであった。
あの撮影が後日放送され、視聴者からは。
「レオン君可愛い!」
「ミユちゃん可愛い!」
「今日の千聖ちゃんは一段と綺麗!」
「あの男の人誰なの!?カッコよすぎ!」
などなどのコメントが大半の中、一部では。
「兄さんと、二人きりなのは許すまじ!」
「お兄ちゃんとデートだなんてずるい!」
「「「「○すべし×∞」」」」」
「ミユちゃん独占なんてズルいps.A.AiBA」血涙
などのコメントがTV局に押し寄せていたのであった。
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