要 結城の日常   作:テンツク

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159話

佐藤ますきは驚きを隠せなかった、先程人並み程度にドラムを叩けると言っていた男に違和感を持ち自らで確認をしその実力に驚きを隠せなかったのだ。

 

「すけぇー」*結城の演奏

 

「ほんと、凄いねー!」※ミユの踊り

 

「どう考えても人並み程度じゃねーだろ」*

 

「確かにー、あんな事私出来ないもん」※

 

「あれは私でも出来ねーよ」*

 

「そうかな?意外とますきちゃん出来そうじゃない?」※

 

「はぁ!?出来る訳ねーだろうが!?」*

 

「そう?」*

 

「「凄え/凄いなー」」

 

話が噛み合ってるようで噛み合ってない二人なのであった。

 

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「〜〜〜♪〜〜〜♪」

 

うん、久しぶりに叩いた割にはある程度叩けたな[*実はそのある程度がプロ並だと言う事を本人は知らないのであった*]

 

「お、おい」

 

「?あ、ますきちゃん、見てたの」

 

「あ、ああ」

 

「いやー、久々に叩いた割にはある程度叩けたよ」

 

『は?久々に叩いた?ある程度叩けた?バカバカバカ!あれで久々だ!?あれである程度だ!?それじゃあ本気でやったらどうなるんだよ!?etc』

 

「お、良い時間になったな、そろそろ行くか」

 

「ミャー」

 

「それじゃあ俺らはかえりますね」

 

「あ、はい!ご利用ありがとうございました!・・・行っちゃったね、ますきちゃ、うわ!!」

 

そこには念仏の如くぶつぶつと何かを言っているますきの姿がそこにはあった、それを見た彼女は回れ右をして去って行ったのであった。

 

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ー銭湯ー

 

あの後Galaxyを後にした結城は本来の目的でもあった銭湯へとやって来たのであった。

 

「いやー、久しぶりに来たな、おばあちゃん元気かな?」

 

そんな事を思いながら結城は中へと入って行った。

 

「いらっしゃいませ」

 

中に入ると何やら聞いたことのある声が聞こえた、そちらを見てみると六花がいた。

 

「あれ?六花(りっか)じゃん」

 

「六花(ろっか)ですよ!?」

 

「あれ?そうだっけ?まぁいっか、それで六花(りっか)は何でここに?」

 

「だから六花(ろっか)ですよ!?ここには住み込みさせて貰ってるんです」

 

「住み込み?」

 

「はい、私岐阜から来たんですけど、まぁ色々ありまして、お店のお手伝いをする代わりにタダで住まわせて貰ってるんです」

 

「へー、そうなのか、頑張ってるんだな」

 

「いえいえ、これくらいはしないとですから」

 

「おばあちゃんはいてるか?」

 

「おばあちゃんは今外に出てます、多分もう少ししたら帰ってくると思います」

 

「そうか、なら入りながら待つとしますかね、それじゃあこれ」

 

「あ、はい、500円ですね」

 

「ほい」

 

「ちょうどいただきます」

 

「それじゃあ入ってくるからミユは大人しくして待っててくれな」

 

「ミャー」トコトコトコ

 

そう言うと結城は中に入って服を脱ぎ始めた。

 

『そう言えば前にポピパさんが』

 

 

「お兄さんって見た目細そうに見えるけど、実は脱いだら凄いんだよ?」

 

「そうなの?」

 

「うん、腹筋なんて凄いんだから」

 

「見てみたい!!」

 

「だからと言ってそんな簡単に見せてくれる訳ねぇーだろ?[*実は凄い見たいと思っている*]」

 

「確かにね、私は見たことあるけどね」

 

「沙綾ホント!?」

 

「うん、確かにあれは凄かったよー」

 

「そんなに凄いんですか?要さんの身体って」

 

「まぁね、一度機会があったら聞いてみたら?」

 

「いやいや!?そんな事聞けませんよ!?」

 

「そりゃあそうだろ、それにそれではいどうぞって言ってませてくれる訳でもないだろうしな」

 

「確かにね」

 

「見てみたいなー」

 

何て会話を前にあった事を思い出した六花は。

 

『ゴクリ・・・す、少しだけぐらいなら、だ、大丈夫かな・・・・よし』

 

意を決した六花は番台の後ろの隙間からこっそりと中を覗いた、そして結城を見つけた六花は。

 

『ななななななななな!!!何たい!あの身体つき、バッキバキやなかたいか!た、確かに、ポピパさんが言ってたように腹筋がヤバかとよ、あ、あんな身体でだ、抱きしめられたら、う、ウチ・・・・・・』ボン!

 

などと妄想をし、顔を真っ赤にする六花なのであった。

 

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「おばあちゃん久しぶり」

 

「あらー、結城ちゃん、久しぶりだねー」

 

「最近すっかり来るのを忘れてたよ」

 

「なーに、来てくれるだけでありがたいよ、それよりも六花ちゃんが変なんだけど何か知ってるかい?」

 

「いや?俺も知らないな」

 

「そうかい?何だか顔が赤いから心配になっちゃってね」

 

「まぁさっきまで元気だったし、大丈夫だと思うよ」

 

「そうかい?」

 

「だと思うよ!おーい六花(ろっか)」

 

「六花(りっか)です!・・・あ」

 

「とりあえず落ち着け、な?」

 

「うーー、私のおたんちん(小声)」

 

「それより、大丈夫なのか?」

 

「あ、はい、大丈夫です」

 

「そうか?何か顔が赤いけど、あまり無理するなよ?」

 

「は、はい!」

 

「大丈夫そうだな、それじゃあ俺は帰るよ」

 

「そうかい?また来ておくれよ」

 

「ああ、また来るよ、六花もまたな」

 

「は、はい!」

 

「ミユー行くぞ」

 

「ミャー」

 

そう言って結城は帰って行ったのであった。

 

 

後日六花はポピパのメンバーに先日での銭湯での出来事を話し、6人で盛り上がったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




喰鮫さん、ユッケ氏さん?高評価ありがとうございます!

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