この日、買い物に出かけていると前の方にそこそこの量の買い物袋を持ったおばあちゃんが歩いていた。
「こんにちはおばあちゃん、重そうだけど大丈夫?」
「あら、こんにちは、いやーね、張り切っちゃっていろいろ買ったんだけどね、歳には勝てないみたいでね、苦労してるんだよね」
「みたいだね、結構な量だもんね、これどうぞ」
「ありがとうね・・・ふー、助かったよ」
「家まではどれくらいなの?」
「んんー、後15分ぐらいかねー」
「15分か、それなら俺が持ってあげるよ」
「そうかい?迷惑じゃないかね?」
「大丈夫だよ、特に用事もないしね」
「そうかい?それならお願いしようかねー」
「了解、もう少し休憩するかい?」
「そうだね、もう少しだけ休ませてもらおうかね」
その後は少しの間おばあちゃんと話をしながらおばあちゃんが回復するまで待つことにした。
「ありがとうね、もう大丈夫だよ」
「そっか、それじゃあ行こっか」
その後おばあちゃんと荷物を持って歩いておばあちゃんの家へと向かった。
「ここだよ、ありがとうね」
「なに、気にすることはないよ」
「お礼と言っちゃなんだけど少しウチのよっていかないかね?」
「おばあちゃん家に?まぁ良いけど」
「それは良かった、さ、どうぞどうぞ入っておくれ」
そう言われて俺はおばあちゃんの後をついて行った。
「広い家だね、ここに一人で?」
「孫と一緒に住んでるよ」
「お孫さんか」
「ちょっと待ってておくれ」
ガラガラ
「今帰ったよ」
「ばあちゃんお帰り、遅かったな」
「いやー、年甲斐もなくいろいろ買いすぎちゃってね、助けてもらったんだよ」
「うわ!こんなに大量に」
「いやー助けてもらわなかったらどうしようかと思ったよ」
「そうだろうな」
「それでね、助けてもらった俺にウチによっていってもらうんだよ、お礼をかねて」
「おおそうか、んで?その人はどこに」
「ああ、それならアタシの後ろに」
「後ろ、ああ!ありがとうございました!」
「なんか聞き覚えのある声だと思ったら有咲のおばあちゃんだったのか」
「って!結城さん!?」
「あらなんだい、有咲の知り合いの人だったのかい」
「い、いや、知り合いと言うか何と言うか、その、えっと//////////////」
「なるほどそう言うと事かい、そういや結城さんだったね」
「ええ、要 結城です」
「結城さんや、今日ウチに泊まっていかないかね?」
「ば、ばあちゃん!?」
「んー、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな」
「結城さん!?」
「はは、どうぞどうぞ、有咲は部屋を片付けて来なさい」
「あーくそ!分かったよ!」
「ささ、どうぞ上がってくださいな」
「お言葉に甘えて」
その後は俺と有咲とおばあちゃんとで話をしながら晩飯をいただき、今俺は先に風呂をいただいてるところだ。
「しかし家が広いだけあって風呂も広いな」
そんな感じで思っていると。
ガラガラ
風呂の扉が開いた。
「ゆ、結城さん、湯加減はどど、どうだ?」
「おう、いい感じ」
「そ、そうか・・・・・・・っすーーーーーーーーよし!」
バン!
「ん?」
「私も入るな!」
「お、おう」
そう言って振り返ってみると、何故かタオルを巻かずに現れた有咲が入ってきた。
「やっぱり胸デカイな」
「な/////」
「ん?どうした」
「い、今で、デカイって」
「あれ?俺そんな事言った?」
「お、おう/////」
「無意識のうちに言ったみたいだな」
(やべー、勢いで入って来たけどめちゃくちゃ恥ずかしい)
「とりあえず突っ立ってないで入るか洗うかしたらどうだ?」
「そ、そだな」
その後は有咲が恥ずかしがった以外はないごともなく終わった、そして就寝の時間になった。
「結城さん起きてるか?」
「ん?どうした?」
「あ、あのさ、一緒に寝てもいいか?」
「ん?おう、良いぞ」
「そ、そうか!」
「ほれ」
「そ、それじゃあ入るぞ」
「おう、いらっしゃい」
「あ、あのさ、その、ギュってして欲しい」
「ん?こうか?」ギュ
「!!!/////こ、これはおたえにもやってるのか」
「たえのやつに?あいつからはあるけど、俺からはないんじゃないか?寝ぼけてたら分からんが」
「そ、そうか!ふふふ」
「しかし今日の有咲何て言うか変わってるな」
「変わってる!?」
「いや、何と言うか普段の有咲じゃ考えられないような事ばかりしてるからな」
「た、たしかになきょ、今日だけは、な」
「なるほど」
「さ、さぁ寝ようぜ」
「そうだな、それじゃあお休み」
「おやすみ(ヤバイ!こんな近くに結城さんが、めっちゃ良い匂いする、はぁ〜〜)」
その後結城は熟睡、有咲は興奮のあまりあまり寝れずにいた。
次の日の朝に結城は帰って行った、その際に見送りにはおばあちゃんのみで有咲は寝不足で逆にその時間に寝てしまったのであった。
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