「でわ、これより話し合いを始めたいと思います」
「ちょっと蘭、それじゃあ何をするのかが見てる人分かんないよ」
「そうでしたね、ではこれより兄さんのファッションについて考えていきたいと思います、まずは自己紹介からだね、私は美竹 蘭それで」
「今井 リサだよー、んでもって」
「桐ケ谷 透子でーす♪そんで」
「なんでか分からないですけど仲間に入れてもらった広町 七深で〜す」
「今回はこの四人で兄さんのファッションについて話し合っていきたいと思います」
「あれ?彩も誘ったんじゃなかったの?」
「・・・・・・五人で話し合っていきたいと思います」
『『『忘れてたね(忘れてたね)』』』
「それで?兄さんのファッションについて話すって言ってるけど、何について話すの?」
「それはですね、リサさんは何回も兄さんの私服を見てると思うんですけど、兄さんって結構無難な服装しかしないんですよね」
「確かに無難って言うかシンプルに済ます感じだよねー」
「それがダメなの?」
「良いような気もするけどね〜、結城さんって変に凝った服着るよりかはあーやってシンプルにまとめてる方が良いような気がするんだけど〜」
「確かに結城さんって私服見たことあるけど、確かにシンプルな感じだよねー、あんなスタイル良いんだから何着ても似合いそうな気もするんだけど」
「まぁ兄さんの性格からしてあんな感じになるのは分かってはいるんだけどねー、何か勿体ないよねー」
「そ・こ・で!!今回はみんなに兄さんにどんな服を着て欲しいかを聞きたいと思って集まってもらいました!!」
「なるほどねー、ちなみに蘭はもう決めてるの?」
「もちろん」
「へー、それでじゃあ聞かせてもらっても良いかな?」
「うん、良いよ、まずはメイド服だね」
「「「・・・・ん?」」」
「??なにか変なこと言った?」
「いや、何かメイド服って聞こえたんだけど」
「ええ、言いましたよ」
「聞き間違いじゃなかったんだね〜」
「そ、それでまだあるの?」
「ええ、次はナース服ですね」
『何か思ってたのと違ったんだけど兄さんのナース服かー・・・・・ありかな』
「そ、それで、つ、次は?」
「後は執事服かな」
『『『これはまぁ普通かな』』』
「まだあるの〜?」
「最後はミニスカだね」
「あれ?でも前に女装させられたときにスカート履いてなかったっけ?」
「え?結城さん女装したんですか?」
「それは驚きだね〜」
「まぁ結構前だけどね、まだモルフォニカのみんなと会う前だからねー」
「へぇー、どうだったんですか?結城さんの女装姿って」
「もーーーー、似合いすぎてヤバかったよ、女としての自信無くしそうだったんだから」
「そんなに似合ってたんですね〜」
「ちなみにこれがその時の姿だよ」
「「・・・・・え?これ?」」
「うん、そう」
「いやいや、どう見たって別人じゃないですか〜」
「しかもめちゃくちゃ美人だし、確かにこれは自信なくすかも」
「みんなお待たせー、って何話してるの?」
「あ、彩お疲れー」
「「「お疲れさまです」」」
「うん、それで、何話してるの?」
「兄さんの女装の話だよ」
「あー、あれは凄かったよねー、全く別人だったもんねー」
その後数時間結城の女装の話で盛り上がった彼女達はしばらく何の話をするのかを忘れていたのであった。
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