要 結城の日常   作:テンツク

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191話

 

こんにちわ、戸山 明日香です、私は今ある建物の前で立ち止まり、非常に困っています、それが何かと言いますと・・・・私が苦手な歯医者さんです、今までココだけには来ないと誓って歯磨きを続けて来たのですが、最近は少し食べたぐらいだと良いと思い怠っていたのです、その結果・・・うう。

 

「よーよーそこのねぇちゃんよー(棒)」

 

「うわ!って、結城さん?」

 

「おいーす、結城さんでーす」

 

「どうしたんですか?こんなところで?」

 

「散歩だよー、それよりも君は何をしてるんだい?」

 

「えーっとですねー」

 

「ふむ」

 

「・・・・・」

 

「・・・・・」

 

「・・」

 

「早く言いなさい」

 

「うう、実はですね、虫歯になっちゃいまして」

 

「明日香ちゃんが?香澄じゃなくて?」

 

「はい」

 

「珍しいこともあるもんだな、香澄が大騒ぎするのは分かるが」

 

「それで今入ることに躊躇ってまして」

 

「怖いの?」

 

「・・・・はい」

 

「でも治療しないとダメじゃないの?」

 

「はい、そうなんですが」

 

「治療はしたいけど怖くて勇気が出せないと」

 

「はい」

 

「なら付き添ってあげよっか?」

 

「ホントですか!?」

 

「良いよー」

 

「それじゃあお言葉に甘えて」

 

「それじゃあレッツラゴー」

 

私は結城さんについてきてもらい中へと入っていった、受付を済ませて順番が来るまで待つこととなった。

 

「大丈夫?何かすげー震えてるけど」

 

「だだだだだ大丈夫です!」

 

「大丈夫じゃないね」

 

「あう」

 

「そうだねー、そしたら頑張れたら何かご褒美をあげようじゃないか」

 

「ご褒美ですか?」

 

「あ、100万円頂戴とかはやめてね、準備するのめんどくさいから」

 

「言いませんよ、ご褒美って何でも良いんですか?」

 

「出来る範囲でなら良いよー」

 

「そうですか・・・・・それじゃあ」

 

「何?」

 

「これが終わったら二人で遊びに行きませんか?」

 

「二人で何処かに行くってこと?」

 

「はい」

 

「良いよ、それじゃあ明日香ちゃんが無事に耐えて治療終わったら遊びに行こうか」

 

「はい!」

 

そんな事を話していると私の順番が来たので怖い気持ちを抑えながら中へと入っていった、そして30分程度で治療はお終いとなった。

 

「はい、お疲れさまでした」

 

「ありがとうございました」

 

「お大事にね」

 

「はい」

 

私は治療室を出て結城さんのところへ向かった。

 

 

「お待たせしました」

 

「お、無事に終わったか、それじゃあ行きますか」

 

「はい!」

 

私達は歯医者を出てショッピングモールへと向かった。

 

 

「ここで良かったの?」

 

「はい!」

 

「へー、何か以外だね」

 

「そうですか?」

 

「どっちかと言えば香澄のイメージが強いかな」

 

「ああ、確かにお姉ちゃんは好きですね」

 

私達が何処に来たのかと言うと・・・・・ゲームセンターです、私達は今ショピングモール内にあるゲームセンターへと来ています。

 

「さて、それじゃあ何からしようか?」

 

「そうですね、それじゃあUFOキャッチャーからやりましょう!」

 

「了解、あそこだな」

 

私達はUFOキャッチャーのあるエリアへと向かった。

えーーっと、結論から言っていいかな?言うね、結論から言うと、結城さんやるやつ全部一発で取っちゃってたんだけど、凄すぎ。

 

その後はレースゲームで遊んだり、メダルゲームで遊んだり、銃で撃つやつをやったりして結城さんと楽しく遊んだ、私がへましたりすると笑ってくれたりしてたから私的には良かった、何か無理やり連れてきたみたいだから嫌われたらどうしようかと思った。

 

「ん?どうした?急に黙り込んで、楽しくなかったか?」

 

「いえ!めちゃくちゃ楽しいです!でも・・・」

 

「?」

 

「何か無理やり連れてきたみたいで、結城さんの迷惑になってるんじゃないかと思って」

 

「迷惑?ははは!まさか、どうせ暇してたんだ、こんなことで迷惑なんて思うかよ」

 

「そうですか?」

 

「それにご褒美をやると言い出したのは俺なんだから、明日香ちゃんはそんな事気にしなくて良いんだよ」

 

そう言うと結城さんは私の頭をワシャワシャと撫でてくれた。

 

「そんな事を考えてるよりも、楽しむことを考えたほうが良いぞ?」

 

「そうですか・・・・・そうですね!」

 

「そうそう」

 

「それじゃあ、最後にやりたいものがあるんです!」

 

「ん?」

 

「あれです!」

 

「あれ?・・・・ああ、プリクラか」

 

「はい!一緒に撮りませんか!」

 

「良いね、撮ろうか」

 

私達はプリクラ機のとこへ向い中に入って撮る準備を始めた、始めたのは良いが。

 

『やばい、今になってすごく恥ずかしくなってきた』

 

結城さんがいろいろしてくれているのだが、恥ずかしさで中々近くに近寄ることが出来ない。

 

「これで良いかなっと、何してんの?そんなに離れて」

 

「いえ!えっと・・・・」

 

「??ほら撮影始まっちゃうよ」

 

結城さんがそう言うとすでにカウントダウンが始まっていた、それにテンパった私を結城さんが。

 

「ほれ」

 

そう言って結城さんの腕で私を抱き寄せたのだった。

 

「うひゃ!」

 

そんな声と驚いた表情のまま撮影が完了してしまった。

 

「ぷふ!すごい顔」

 

「笑わないでくださいよー////」

 

「だってな・・・・ふふ」

 

「もう!」

 

「ほらほら、撮り直すからそんな怒らないの」

 

「あ」

 

「ん?」

 

「あの、それも欲しんですけど、良いですか?」

 

「これを?すごい顔だけど」

 

「そこは良いんですよ!////」

 

「まぁ明日香ちゃんが欲しいんだったら俺は別に良いんだけど、他にも撮るだろ?」

 

「はい!いっぱい撮りましょう!」

 

「あいよ」

 

私達はその後もいっぱいプリクラを撮り続けました。

 

 

 

 

 

 

そのプリクラを家で家族にバレないように見てニヤニヤしていたのであった。

 

 

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