要 結城の日常   作:テンツク

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20話

さて、ここの場所の説明がまだだったな。今ここは弦巻家の庭?広場?みたいな所だなぜ弦巻家かと言うと、どうやら日菜がこころに頼んだらしい。こころ自身も軽く了承し、喜んでいたらしい。それで花見の事をこころがハロハピのメンバーに言い、沙綾と仲がいいはぐみが沙綾に花見に誘い、んで、その時一緒にいたポピパのメンバーにも伝わり、特に香澄が大はしゃぎしていたらしい。まぁそんなこんなで今は俺、姉貴、ポピパ、パスパレ、ハロハピのメンバーで花見をしている。

 

 

「しかしこの弁当上手いな。買って来たのか?」

 

「いえ、これは私と花音先輩、山吹さんと市ヶ谷さんとで作ったんですよ。こころのいきなりの提案で」

 

「へー、そうなのか?しかし君らだけでこの量を?」

 

「いえ、さすがに私達だけだと無理なんで、こころの所の人たちに多少は手伝ってもらいました」

 

「最初はポピパとハロハピのみんなで作ろうと思ってたんですけど」

 

「こころちゃんと香澄ちゃんが暴れだして」

 

「おたえと薫先輩が訳の分からん味にしようとしたりしたんですよ」

 

「それで、これは花見までに間に合わないと思ったんで、私達4人と使用人の方たちとで作ったんです」

 

「有咲おかえり。そうなのか、てか有咲と花音は料理出来たんだな?」

 

「私はおばあちゃんに教わりながら覚えたんです」

 

「私はたまに美咲ちゃんや千聖ちゃんとかとお泊り会したときとかに一緒にやって覚えました」

 

「そうだったんだな。えらいじゃん」

 

俺はそう言って二人の頭を撫でた。すると沙綾と美咲がもの欲しそうにこちらを見ていたので。

 

「お前らも今回はお疲れさん。ありがとな」

 

そう言って二人の頭も撫でた。

 

「んじゃあ向こうの事はほっておいてこっちはこっちでゆっくり食おうぜ」

 

「「「「はい!」」」」

 

「あのー自分たちもご一緒しても大丈夫っすかね?」

 

そう言われたので、見てみると、彩、千聖、麻弥、りみがいた。

 

「おうお疲れさん、なんとか抜け出せたんだな」

 

「はい、あの後こころちゃんとかが来て、京香さんがそっちで盛り上がったので、その隙に」

 

「そうかい、俺はかまわんがお前らは?」

 

「私は全然良いですよ」

 

「「「私も」」」

 

「だそうだ、こっちに座ってゆっくりしな」

 

「「「「はい!」」」」

 

こうして俺、沙綾、有咲、りみ、美咲、花音、彩、千聖、麻弥で桜を見て花見を楽しんだ。

ちなみにもう一方の姉貴、香澄、たえ、イヴ、日菜、こころ、はぐみ、薫の方はと言うと、まぁメンバーを見てわかる通り、花見そっちのけでハチャメチャしていた、それを黒服さんがせわしなく動きまわって、いろいろ対処していた。

 

そん感じで花見をしていると、俺たちの方に二人の男女が来た。

 

「こんにちは。花見は楽しんでおられるかな?」

 

「ええ、それなりに、えっと」

 

「ああ、自己紹介まだだったね。私はこころの父の弦巻 厳だ。それでこちらが」

 

「こころの母の由愛です」

 

「これはこれは、俺は要 結城です。んで、あそこで娘さんと遊んでいるのが姉の豊川 京香です」

 

「君が要君だったか、娘と使用人からいろいろ聞いているよ。娘からは良くしてもらっていると、使用人からはいろいろ助けて貰っていると」

 

「あれは助けているで良いのかな?」

 

「えっと、良いんじゃないでしょうか・・・あはは」

 

「というと?」

 

「いえ、基本うるさいので、頭にチョップか、音だけすごいハリセンで引っぱたいてる黙らしてるんですよね。まぁなんか知らないですが、当の本人は何故か喜んでますけど」

 

「確かにこころと言い戸山さんと言い、あのハリセンで叩かれた後にもう一回されたがりますよね」

 

「でも確かにあのハリセンって音はすごいけど全然痛くないよな」

 

「そうだね」

 

「まぁでも基本的にはやりませんよ。どうしようもない時だけですので、ご心配なく、基本的にそちらの使用人さんがそれまでに抑えてくれているので」

 

「そうだったのか」

 

「ええ、まぁ基本的には楽しくわいわいやってますよ」

 

「そうか、それを聞けて安心したよ」

 

「あのー、一つよろしいでしょうか?」

 

そう言ってこころの母親の由愛さんが俺を見て。

 

「はい、なんでしょうか?」

 

「要さんはさっき京香さんのお姉さんだと言ったおられたのですが」

 

「ええ、、あんなんでも一応姉ですよ」

 

「もしよろしければあのですが京香さんのサインをいただけないかと思いまして」

 

「妻が彼女のファンでね。彼女がここに来てから何度か頼もうかと思っていたらしいのだが、恥ずかしがって中々言えずにいたのだ」

 

「そうなんですね、いいですよ、姉貴に言ってみますよ、まぁ一発でOKするでしょうけどね、なんならお二人も話してみますか?」

 

「「え?」」

 

「こんな機会ですしね、俺らとだけじゃなくてお二人とも話をした方がいいと思いましてね、どうでしょうか?」

 

「ホントに大丈夫なのかね?」

「大丈夫なのですか?」

 

「ええ、大丈夫ですよ」

 

「それならお願いしようかしら」

 

「分かりました、それじゃあ言ってきますね」

 

俺はそう言って姉貴の元に行って。

 

「姉貴ちょっと良いか?」

 

「ええ、良いわよ。どうかした?」

 

「ああ、こころの母親が姉貴のファンらしくてな、サインが欲しいんだとよ。んでその後にお二人とも姉貴と喋りたいらしい」

 

「あらそうなの!?あれがここちゃんのご両親なのね、そんなことで良いなら喜んでやらしてもらうわよー」

 

そう言って姉貴は二人のもとに行き、何かを話した後に三人で屋敷の中へと入って行った。その事をこころに言うと、『私も混ざりたいわ!』と言ってダッシュで屋敷の中へと入って行った。俺はさっきの場所に戻り。

 

「ただいま」

 

「「「「「「「「おかえりなさい!」」」」」」」」

 

「んじゃ再開しようか」

 

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」

 

 

再び花見を再開しみんなと花見を楽しんだのだった。

 





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