要 結城の日常   作:テンツク

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21話

花見が終わって数日が過ぎた日の事、俺は一枚の紙を眺めていた。

 

 

「そういやこれ、前に福引で当たったんだったな」

 

そう言って俺は一枚の紙を見ている。その紙は、この前買い物の帰りにミユが引いた福引の景品だ。内容はここから電車で少し行ったところに新しく出来た温水プールの割引券だ。

 

「温水プールか。確かネットで載ってたっけかな」

 

そう言って俺はパソコンで調べた。

 

「ああ、これか。ふーーん、そこそこでかい感じなんだな」

 

調べてみたがそこそこでかい感じの所みたいだ。普通のプールのほかに流れるプールやちょっとしたウォータースライダー的なやつもあるみたいだ。

 

「せっかく当たったわけだし行ってみっか」

 

そう決めた俺であったが、あることに気が付いた。

 

「あ、そういや俺、水着持ってねーや」

 

そう水着がねーんだった。あるにはあるのだが、ガキの頃のやつだからな。

 

「しゃーねー、買いに行くか」

 

そう言って俺は水着を買いに行く準備をして出かけた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

俺は今前にリサや美咲や彩達と行ったショッピングセンターに向かうため、今は商店街を歩いている、そこである店に立ち寄った。

 

「よう、はぐみ。元気にやってるかー?」

 

「あ!結城くん!いらっしゃい!今日はどうしたの?」

 

「どうしたのって、買いに来たからいるんだろうが」

 

「あ!そう言えばそうだね!今日は何を買っていくの?」

 

「んじゃあ、コロッケ2個と、からあげ100gくれるか」

 

「うん、分かった!ちょっと待ってね!」

 

そう応対して、はぐみは注文されたものを紙袋に入れていった。そして詰め終わると、

 

「はい!どうぞ!」

 

「サンキュー、ほいよお代」

 

「ちょうどだね。ありがとうね!」

 

「たまには食いに来ねーとなって思ってたからな。それより今日はソフトはないのか?」

 

「うん!今日はお休みなんだ!」

 

「そうか、それで手伝ってるんだな」

 

「うん!」

 

「じゃあ、お手伝い頑張ってな」

 

「うん!また買いに来てね結城くん!」

 

「おう、また来るよ」

 

そう言って俺は再び歩き出した。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

あれからしばらく歩いた後、途中で公園に寄って、先ほど買ったコロッケとからあげを自販機で買った飲み物と一緒に食べた。その後、目的であるショッピングセンターに着いた。俺は中に入り、水着が売っていそうなところを案内板で確認した。

 

「えっと、水着がありそうなのはっと・・・お、スポーツ店があるな。そこで見てみっか」

 

俺は水着が置いていそうなスポーツ店に向かうことにした。

 

「しかし、この時期にプールか・・・なんか変な感じではあるな」

 

そんなことを思いつつも、目的の店に向かった歩いていた。その途中で、

 

「あれ?結城さん?」

 

そう言われたような気がしたので、声の方を向いてみると

 

「やっぱりそうじゃん!結城さんじゃん!」

 

そこには声の主であるリサと、沙綾、ひまり、巴、美咲、花音がいたのであった。

 

 

 






櫛菜さん、元天パさん☆9評価ありがとうございます!


タグを少し追加しました、後、あらすじのところも少し変えました。

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