要 結城の日常   作:テンツク

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214話

 

この日俺はこころの所の黒服さんに呼ばれて弦巻家へ来ていた。

 

「結城さん急にお呼び出しをして申し訳ございませんでした」

 

「それは良いんっすけど、どうしたんですか?」

 

「はい、実はこころ様が今度お一人で所属バンドのグッズをお売りなさるのです」

 

「ハロハピの?それだったらハロハピで売れば良いんじゃ?」

 

「結城さんのおっしゃることもごもっともなのですが、こころ様はお一人で売りたいみたいで」

 

「また何で?」

 

「何でも5人でお売りになるよりもたくさんの人と関われるからとの事で」

 

「なるほど」

 

「そこで結城さんに私と一緒にグッズ販売のお手伝いをしていただきたいのです」

 

「何で俺?」

 

「それはですね・・・」

 

「それは?」

 

「我々がお手伝いをしてしまうとこころ様の事が心配で我々が販売をしそうなのです!!」

 

「お、おう」

 

「なので、要様にこころ様が販売をしているところを見守っていてもらいたいのです」

 

「ようは黒服さん達だとこころのグッズ販売に手を出すから、俺だとその心配がないからお守をやってくれってことか」

 

「exactly!!その通りでございます」

 

「まぁそれは構いませんけど」

 

「それではよろしくお願いします、それとこれを」

 

「これは?」

 

「変装用の道具でございます」

 

「変装?」

 

「はい、要様だとバレてしまうと我々が販売を手伝わせたとお思いになられるので、今回我々は販売の準備をすると言うていで付いていきますので」

 

「なるほど、分かりました」

 

~~~~~~~~~~~

 

それから数時間が経ち、こころのグッズ販売をする会場へやってきた。

 

「それじゃあみんな今日はよろしくね!」

 

「「「はい!」」」

「はい」

 

「それじゃあ今日も笑顔で行きましょう!」

 

「「「Yes Ma’am(イエスマム) !!」」」

 

まぁそんな感じで準備を開始したのだが、何故か知らんがさっきからこころがこっちをちらちらと見た来るのだが・・・バレてる?

 

「こころ様、こちらはどこに置きましょうか」

 

「それはこっちにお願い!」

 

「は!」

 

「・・・」

 

「こころ様どうかなさいましたか?」

 

「・・・」ガタッ

 

「こころ様!?」

 

「ねぇあなた」

 

「ん?何d、んん!!どうかなさいましたかこころ様」

 

「あなた・・・もしかして結城かしら」

 

「いえ、私が結城様などではございませんが」

 

「いえ、あなたの匂いは結城の匂いよ」

 

「なんでお前まで匂いで判断できるんだよ・・・あ」

 

「やっぱり結城だったのね!!」バッ

 

「おま!いきなり!」

 

こころに俺だとバレたまでは良かったのだが、俺だと分かった瞬間に勢いよく飛びついて来た、俺は勢いに押され後ろにバランスを崩してしまった。

 

【やべ!】

 

こころに抱き着かれながら後ろで準備をしていた黒服さんも巻き込みながら倒れてしまった。

 

「んん!(いてて!)」

 

「あん///」

 

(あん?てか目の前が暗くて何も見えん)

 

「あ//ん//結城、動かないで//あんまり息もしないで//」

 

(この声、こころか!?ってか息すんなって、俺に死ねって事か!?)

 

「あん///結城さん動かないで~//」

 

(って後ろからも!?あ、黒服さんか)

 

「あんまり動かれるとイってしまいます~///」

 

「ん//ダメ、変な感じになってきちゃった//」

 

(だから何がどうなってるのか誰か教えてくれー!!)

 

「こころ様!何かすごい音がしましたが、ご無事ですか!」

 

「あん//」

「ダメー//」

 

「・・・・」ゴクリ

 

今の状態を説明すると、黒服さん→結城→こころみたいな感じになっており、

下敷きになっている黒服さんは倒れた勢いでサングラスが飛んでいき、尻餅をついた状態で〇字開脚みたいな感じになっており、さらには黒服の大事な部分に結城の頭がある状態になっており、その上にこころが乗っかかる状態になっているため、結果結城の頭を押し付けている状態なのだ。

次にこころだが、抱き着いた勢いでそのまま倒れたため、自分の胸の所に結城の顔をうずめている状態なので、結城が息をするたび、顔を動かすたびにこころ自身感じたことのない衝撃がこころの中に変な感情が芽生えようとしていたのである。

最後に結城ですが、二人に挟まれている状態なため息を使用にも、息をすればここころの胸に息がかかり、何とか抜け出そうと頭を動かすと二人が大変なことになるのであった(息が出来ないため少々危険な状態である)。

 

「は!こころ様!今すぐに結城様からお離れください!」

 

「ふぇ///」

 

「・・・」ゴクリ

 

「・・・」パンパン

 

「あ!結城!ごめんなさい!」バッ

 

「ぶはーー!!死ぬかと思った!!」

 

「はぁ//はぁ//結城さんって意外と激しいんですね///イっちゃいそうでした///」

 

「そ、そうね//何か変な気分になっちゃった///」

 

「そ、それは何かすまんかった、はぁ、はぁ」

 

「結城様大丈夫でしょうか?」

 

「ええ、何とか大丈夫です死ぬかと思いましたけど、それより」

 

そう言うと結城は膝をつき、そのまま土下座をし。

 

「二人ともすまなかった」

 

「私は大丈夫//」

 

「私はもっと激しくても良かったんですが///」

 

するとこころは結城に近づき、耳元で。

 

「このことはみんなには内緒ね♪む、胸以外も触りたかったらいつでも言ってね」チュ

 

「おま!はぁー、遠慮しておくよ」

 

「さぁ!みんな!残りも終わらしちゃいましょう!!」

 

「「「Yes Sir(イエッサー)!!」」」

 

「ほら!結城も行きましょう!」

 

そう言ってこころは手を出し。

 

「そうだなっと」

 

そう言いながら結城もその手を掴むのであった。

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