要 結城の日常   作:テンツク

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257話

〜12月25日〜

 

季節は冬、この日世間は賑わう者もいれば「リア銃爆発しろ!」と言う者もいるクリスマスがやって来るこの日、とうとう合同ライブの当日となったのだ、バンドメンバーをはじめ今日この会場にやって来るお客さんもみな楽しみにしていたこの日がついにやってきたのだ。

 

〜CLOCK〜

 

「とうとうこの日がやって来たな!」

 

「そうっすね!超楽しみっす!」

 

「テンション上げるのは良いけど上がりすぎて空回りすんなよ」

 

「ふふ、とうとう来たね」

 

「そうだな」

 

「緊張しているのかい?」

 

「俺がすると思うか?」

 

「いや、思ってないよ」

 

「でも何か悩んでるみたいっすけど」

 

「いやー、弁当どれだけ食おうか迷っててさ」

 

「また前みたいなこ事になるんだから少なめにしとけよ」

 

「だよなー、まぁ一回出た後間空くしその時食えばいっか」

 

「ホント結城ってこう言う時いっつもこんな感じだよな」

 

「変に緊張したって意味ないからな、俺の場合は」

 

「そうだね、僕達はやることをやるだけだからね」

 

「だな」

 

「っすね!」

 

「確かにな!」

 

「さぁそろそろ準備をしようか」

 

「「「「おう!」」」」

 

「CLOCKとして最後になるライブを精一杯楽しもうじゃないか」

 

「ほんとは嫌なんだけどなー」

 

「しかたねーだろ、来年になったら俺達は社会人になるんだ」

 

「やりたくても忙しくて集まれないっすからね」

 

「だよな」

 

「だから今日はその分まで精一杯楽しもうじゃないか」

 

「そうだな!」

 

「最初で最後の円陣でもやるか?」

 

「お!良いっすね!」

 

「良いな!良いな!」

 

「もちろん号令は」

 

「結城だよね」

 

「え?赤司じゃねーのかよ、リーダー赤司だろ?」

 

「こう言う時こそ結城じゃないかな」

 

「訳わかんねーけどそんじゃあ、最後のライブだ成功させようとか上手く盛り上げようとか思うなよ、俺等の音楽は俺等が楽しむ事が俺等の音楽だ、他の誰のためでもねぇ楽しむためだけに集中しろ、そうすりゃ客だって勝手に盛り上がる成功しようが失敗しようが楽しむ事だけは忘れんなよ、行くぞ!!」

 

「「「「おお!!」」」」

 

「CLOCKのみなさんご準備をお願いします」

 

「さ、行こうぜ」

 

「こう言う時に本当に頼りになるよ」

 

結城と赤司はお互いにノールックで拳をぶつけるのであった、それを見た三人もお互いに見合わせて拳をぶつけるのであったのだった。

 

〜会場〜

 

この日満員御礼になったライブ会場にはCLOCKを初め、様々なバンドのファンの人が入っており今か今かと待ちわびていた、すると突然ステージのライトが付きそこにCLOCKのメンバーが現れたのだ。

 

「「「「「「ワァァァァーーーー!!!」」」」」」

「「「「「「キャァァァーーーー!!!」」」」」」

 

「はーいみなさんこんにちわーCLOCKのボーカルの要 結城でーす」

 

「「「「「「ワァァァァーーーー」」」」」」

 

「はーい静かに」

 

シーン

 

「あっさり聞いてくれるのね、そんじゃあ改めて、今日の合同ライブに来ていただき誠にありがとうございます」

 

「僕達CLOCKを初め、ガールズバンドの子達にも協力をしてもらって今日があります」

 

「もちろん俺等のファンや、他のバンドのファンの人達も居ると思う」

 

「でも今日だけはそう言うのは全部取っ払って」

 

「出てくる全部のバンドのファンとして盛り上がって行こうぜーーー!!」

 

 

!!!!!!!!!!

 

「そしてこの場を持ってみなさんにお伝えしないといけないことがございます」

 

「「「「なーーにーー?」」」」

 

「実はですね、このライブをもちましてCLOCKは解散いたします」

 

・・・・・・

 

「「「「「「えーーーーーー!?!?!?!?!?」」」」」」

 

「突然の事でみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご了承ください」

 

「解散の理由ですが、結城の方から発表しますので」

 

「俺かよ、えーっと解散の理由はですね、来年俺達は新社会人として社会に出ます、ですので正確には卒業式だけど、まぁ世に出るのはこのライブが最後になりますって事です」

 

「僕達もみなバラバラになるんでね、CLOCKとしての活動が難しくなってくるんです」

 

「っと言う事で、このライブを持ちまして解散って感じになります」

 

「ですので」

 

「「「「「このライブを全員で最高のライブにしようぜ!!」」」」

 

「「「「「おぉぉーーーーー!!!!」」」」」

 

「それじゃ早速演奏の方に移るんだけど、今回はCLOCKの新曲をこの日のために作って来ました、てか今日しかやりません」

 

(客歓喜)

 

「とりあえず各バンド二曲ずつ演奏をして、その後俺等が一人ずつガールズバンドのメンバーと組んだ合同バンドで各一曲ずつ披露する形になっていますのでよろしくお願いしますねー」

 

「ちなみにだけど、携帯で撮るのは全然良いけど、それを動画サイトととかで流すのはやめてくれよ」

 

「まぁそんな事がバレたら赤司がどうするか分からないっすんから」

 

「普通に生活したいんだったらやめといた方が良いぞ、マジで」

 

「まぁ念押しとけば良いだろ、それよりあんまり話してばっかってのもあれだし始めようぜ」

 

「それじゃあまず先頭をいかせてもらうんは僕達CLOCKが務めさせてもらいます」

 

「俺等も盛り上げていくから」

 

「みんなも盛り上がっていってほしいっす!!」

 

「みんなで楽しもうぜー!」

 

(大盛りあがり)

 

「それじゃあ曲名を発表しますね、曲名は」

 

・・・・

 

「クローゼットです!」

 

ドサッ

 

「あれ?どうした?」

 

「どうしたじゃねーよ」

 

「どこをどう呼んだらそうなるんっすか」

 

「あれ?違ったっけ?」

 

「ちげーよ!」

 

あははははは!!!

 

「僕の方から改めて発表させてもらいますね、曲名はChrome Set(クローム セット)です」

 

「あ、ホントだ、いやーごめんなさいねー」

 

「それじゃあ改めて結城」

 

「あいよ、それでは聞いてください、Chrome Set」

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