ーー井ノ島に行く当日ーー
今日はアフロのメンバーと井ノ島に行く日だ、しかし朝早いな、今日のために親父に連絡を入れたら二つ返事で車を貸してくれたのには驚いたが、ありがたいことだ、そろそろ家を出る時間になったため、家を出て車へと乗り込んだ、ちなみにワンボックスカーの車だ。
俺は車のエンジンをかけ、あいつらがいるであろう駅へと向かった。
~~数十分後~~
あれからしばらく車を走らせ、駅へと着いた、そこであいつらを少し探すと、ちょうど五人組で話をしているグループを見つけたので、軽くクラクションを鳴らした、するとあいつらはそれに気づいてこちらに来た。
「よう、待たせたか?」
「いえ、まだ時間までは少しありますから、全然ですよ」
「のわりにはそちらの二人はお眠のようだが」
「「「あはは・・・」」」
巴、ひまり、つぐみの三人は元気なのだが、蘭とモカが明らかに眠そうだ。
「お前らは後ろに座りな、二人だから少しは寝転べるだろうから寝てな」
「「はーーーい」」
「あとの三人は自由に決めてくれ」
俺がそう言うと三人でジャンケンを始めた。
どうやら勝ったのはつぐみのようだ、つぐみは助手席に乗り、その後ろに巴、その後ろに蘭、んで、俺の後ろにひまりが座り、その後ろにモカが座る形となった。
「全員乗ったな、んじゃあ出すぞ」
「「「「「お願いしまーす!!」」」」」
俺は車を出し、井ノ島に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
駅からしばらく走らせたところで、俺は一つの質問をした。
「そういやなんで井ノ島なんだ?」
「前に雑誌で井ノ島の夕日がめちゃくちゃ綺麗だって載っていて、見に行きたかったんです、それでどうせだったらみんなで行きたかったんです」
「なるほど、それでみんなは行くことで一致したが、蘭のとこと、つぐみのとこの両親が心配をしてこうなったと」
「そうなんです、ごめんなさい」
「別に気にしちゃいねーよ、てかひまりは夕日より○○って言う店だろ」
「えええ!?なんでですか!?」
「いやな、行くことになったから、少し有名どころを調べてたらなそこを見つけてな、あ・・・・・って感じになったわけだ」
「そこのお店はなんのお店なんですか?」
「なんでも全国的に有名なパンケーキ屋らしいぞ」
「「あーーーなるほど」」
「ちょっとーー!二人も納得しないでよ!!」
「違うのか?」
「違わないです・・・」
「「あはは・・・」」
「でもでも!それだけじゃないですからね!」
「わーたわーた、あんま大声出すなってーの」
「あう//////」
「あはは・・それより結城さん、どうやって行くんですか?」
「ああ、高速使うんだよ、その方が電車で行くより確実に早いからな」
「「「なるほど」」」
そんな感じで話していると高速の入り口に着いた、俺は入り口で金を渡して、通行券を受け取り、高速道路へと入って行った、それと同時に蘭とモカが起きた。
「おう、起きたか」
「うん、ここって高速道路?」
「そうだぞ」
「おーーそれじゃあ途中でサービスエリアに寄って行きましょーー」
「お前のはただ食いもんを食いたいだけだろーがよ、ったく」
「そーとも言うーー」
「そうとしか言わねーよ、食うのわかまわんが金無くなっても知らねーからな、向こうに行って『さっき買い過ぎたー』とか言っても俺は知らねーからな」
「その辺はモカちゃんにおまかせあれー」
「・・・・・蘭、頼んだぞ」
「・・・・・善処します」
「まぁお前らもトイレとか行きたくなったら行ってくれよ、一応途中で寄る所は決めてるが、それ以外でも行ってくれれば、パーキングとかに寄るからな」
「「「「「分かりました!」」」」」
こうして井ノ島へと向けた高速道路での移動が始まったのだった。
蒼風 啓夜さん☆9評価ありがとうございます!
あと、あらすじの少し変更と、タグの追加を行いました。
最後に、なんと、ランキングにこれが載っちゃってました!(上の方とは言っていない)
読んでいただいている方、本当にありがとうございます!
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