ー撮影日当日ー
俺は今麻弥に言わてあいつのいるであろう芸能事務所へと向かっている、事の発端は二日前になる、家でくつろいでいると、麻弥から電話がかかってきて。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『あ!要さんっすか?』
「おう、麻弥か。どうしたよ?」
『実は困ったことがありまして』
「困ったこと?どうしたよ?」
「えっと実は・・・・」
ー麻弥が結城に説明中ー
『てな事がありまして』
「ほーー、なるほどな、んで?俺にどうしろと?」
『えっと、その相手役を要さんにお願いしたいと思いまして』
「俺?」
『はい、自分そのー、あのー』
「まぁ何となく察しはつくが、それは俺で良いのかよ?雑誌なんだろ?」
『そこのところは心配ないっす。雑誌に使うのは自分の部分だけみたいなので、要さんがそれに写ることはないっす』
「なるほどな。それなら心配ないと」
『ダメでしょうか?』
「まぁそこまで乗り気ではないが、俺じゃないと、麻弥が無理で、そうすると撮影にもならねーんだろ」
『そうっすね』
「ならしかたねーじゃん、やってやるよ」
『ホントっすか!?』
「だが断る!」
『ええ!?どっちっすか!?」
「いや、良いぞ、やっても」
『えーーー!ならさっきのはなんだったんっすか!?』
「いや、何となく言いたかった」
『そうっすか。それじゃあ大丈夫と言う事で良いっすか?」
「ああ、それより、どこでそれをやるんだ?」
『えっと、それが指定とかが無くて、自由にして良いみたいっす』
「そうか、お前さんはどこか行きたいとことかあんのかい?」
『自分っすか?自分は・・・あ、一つ行ってみたいとこが』
「あるのか。ならそこにするかな」
『え?でも、良いんっすか?』
「良いも悪いも、お前さんがメインなんだから、そこで遠慮しちゃいかんでしょうよ」
『そうっすか?ならそこに行きましょう!』
「了解。あ、そうだ。そこは外なのか?」
『あ、はい、そうっす』
「外か、時間は何時からなんだ?」
『一応自分達は十時からっす』
「十時か、ならそこに行ったら、ちょうど昼飯の時間ぐらいか・・よし」
『どうしたっすか?』
「いんや、気にしなさんな。お楽しみっつうことで」
『はぁ・・』
「直接そこに行くのか?」
『いえ、一旦要さんに事務所に来ていただいて、軽く説明を受けてから、撮影を開始っすね』
「なるほどな、了解」
『時間は九時半ぐらいには来てもらえれば』
「OK、それじゃあまた当日に」
『はい!よろしくお願いしますっす!』
「おう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
てな事があったもんで、今こうして歩いている。おっと、そんな事を考えているうちにどうやら着いたようだ。
「えっと、確かここだったな。えっと確か入り口にいるって言ってたが、何処にいんだ?」
俺は目的地に着いたが、入り口にいるはずの麻弥を探したがいなかったので、周りを探すことにした。すると一人の女性がこちらに近づいてきたのだ。この人誰だ?なんて考えていたら、
「あの、もしかして、あなたが要さんでしょうか?」
「え?あ、はい、そうです」
「あ!よかった!私パステルパレットのマネージャーをしているものです」
「あ、これはどうも、要 結城です。それでいったい?」
「あ、そうでしたね。あなたをお迎えに来たんです」
「あれ?麻弥が来るって聞いてたんですが?」
「そうだったんですけど、まだ撮影じゃないので、変にスクープみたいに撮られても困りますので、それを避けるために私が来ました」
「ああ、なるほど、そうですか」
「それじゃあ中に行きましょうか」
「ええ、お願いします」
俺はマネージャーさんの後を追い、事務所へと入っていった。
いたんじさん、テュールさん☆9評価ありがとうございます!
この作品に評価してくれましたか?
-
高評価した
-
高評価まではしてない
-
中評価した
-
低評価した
-
まだ評価してない
-
評価しない