要 結城の日常   作:テンツク

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4話

 

ーーーー数分後ーーーー

 

沙綾とモカが出ていき、数分したら二人が戻ってきた。かたやなにかスッキリしたような顔になり、かたや先ほどまでとは違い明らかに目に光がない状態で戻ってきて、「ゴメンナサイ」を連発していた。

 

「まぁ何をしたかは知らんが、やりすぎることは無いようにな」

 

「ええ、もちろんです、モカも反省したみたいなので、大丈夫ですよ」

 

そう笑顔で返してきたので、まぁモカのやつも同じことはやらねーだろと思った。

 

「山吹さんのパンが無くなっちゃったけど、結城さんご飯あるの?」

 

「そりゃああるよ、元々君らが来ること自体が予想外なんだから」

 

「確かにそうだよな、私たちもおたえから連絡来るまでは行く予定はなかったからな」

 

「あたしらも、沙綾から行かないかって言われるまでは5人で喋ってただけだしな」

 

「てことは元々の原因はたえの奴なのか」

 

はぁ~と深いため息をついた後に周りを見ると、たえの奴がいなくなっていた。

 

「あれ?たえの奴はどこいった?」

 

「「「「え?」」」

 

俺の質問にみんなが見渡すがいなかった、すると上から誰かが下りてくる音がし、勢いよく扉が開き。

 

「みんなでこれをやろう!!!!」

 

っと、たえの奴がおれの部屋あるゲーム機を持ってきた、しかも無断で。

とりあえず俺はたえに近づき、腕を振り上げて、

 

 

ゴツン!!

 

 

たえの頭にゲンコツをかました。

 

「お前なー、せめて一言ぐらい言えよ」

 

「「「おたえ(ちゃん)・・・」」」

 

そう後頭部を抑え、悶えているたえにそう言うと、みんなが苦笑いをしていた。

 

「ゲーム!?やろうやろう!みんなでやろう!」

 

と、さっきまでOTL状態だった香澄が勢いよく飛びあがって言ってきた。

 

「「「香澄(ちゃん)・・・」」」

 

「はぁ、なんか君らを見ていたら、なんかこっちが、ねえ~」

 

何とも言えない感情になってくるね。

 

「まぁやるのは構わないよ、誰かこの子たちの相手してやってよ」

 

「じゃああたしもやろうかな」

 

「巴がやるならあたしも!」

 

そう言って巴とひまりが二人の相手をしてくれるらしい。あれ?

 

「巴、ミユはどした?」

 

「ん?ああミユなら、つぐの所に」

 

それを聞いてつぐみの方をみると、つぐみの足の上で気持ちよさそうに寝ているミユがいた。

 

「そんなところにいたのか」

 

「私は全然気にしないので大丈夫ですよ」

 

「そう言ってくれると助かるよ」

 

そんなことを話しているとゲーム組が始まったようだ。

俺はとりあえず朝飯用の作り置きしてあるカレーを温めることにした。

ちなみにゲームはマ〇〇パーティーだ。

 

「カレーですか?」

 

「うん、そ、作り置きしてたからね」

 

「「おいしそう」」

 

「食べるかい?」

 

「「「「良いんですか!?」」」」

 

「なぜか増えたが、まぁかまわないよ。つぐみはどうする?」

 

「え?私ももらっちゃって良いんですか?」

 

「ああいいよ」

 

「それならお言葉に甘えさせていただきます」

 

「あいよ、じゃあみんなはそこの棚にお椀があるからごはんをよそいな。蘭はつぐみの分も入れてあげな」

 

「「「「分かりました!」」」」

 

それからみんなで準備をし、ゲーム組以外でカレーを食べた。

ちなみにいつの間にか復活していたモカも一緒に食べた。

 

 

 

 

 

 

 

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