次に出てきたのはアフターグロウだった。蘭とモカはいつも見るような感じの表情なのだが、ひまりと巴は何故かすんごい笑顔でいる。なんでアンタ方はまだ演奏もしてないのにそんなに笑顔何だい?あとそれと、
「あの、月島さん」
「はい?何でしょうか?」
「つぐみの奴、大丈夫なんですかね?」
「あはは、ガチガチですよね」
そう、他の四人と比べて、つぐみは一人だけガッチガチなのだ。そんなにライブ馴れしてないのか?
「でも彼女達なら大丈夫だと思いますよ」
「だと良いんですけど」
そんな事を思っていると、演奏開始前にモカがつぐみの所に行き、何かを言い始めた。
言い終えたモカは元の位置に戻って行った。つぐみはというと、さっきと違って、真剣な表情になっていた。
「あれなら大丈夫そうだな」
「そうですね」
蘭がみんなの事を見渡し、正面を向くと、
「聞いてください!Y.O.L.O!!!!!」
そしてアフターグロウの演奏が始まった。
「♪~~♪~~♪~~」
こいつらの演奏も聞くのは初めてだな。しかし、
「上手いな。ポピパの奴らとはなんか違う感じの上手さだ」
「そうですね、幼馴染ならではですかね」
「ああ、ありえそうですね」
しかし、蘭は牛込さんや香澄と違って、楽しむと言うよりは・・・
「なんと言うか・・・蘭の歌い方って楽しませると言うより・・・聞かせるって感じですかね?」
「確かにそうかもしれないですね。でもそれが良いって言うお客さんも少なくないんですよ?」
「確かに一長一短かもしれないですけど、好きな人は好きって感じですかね・・・」
そうして月島さんとあいつらの演奏を聴きながら話していたら、
「♪~~♪~~!!」」
どうやら終わったようだ。五人は片づけをしてステージの端にさがって行った。こら巴、こっちに向かって手を振るんじゃない・・・・ひまり、お前も。
「いつもこんな感じに一バンド、二、三曲って感じなんですか?」
「そうですね。今回みたいに長時間やる場合はこんな感じですね」
「なるほど」
おっと、次の準備が完了したようだ。ライトが点き、次のバンドが出てきた。出てきたのは良いのだが・・・
「あれ・・・あいつらもなんでいんの?てか出て大丈夫なのか?」
そう、次に出てきたのはパスパレだったのだ、いや、お前さん達アイドルでしょうが、ここじゃなくてテレビに出なさいよ。
「彼女達はまだ出来立ての頃に、ここにお誘いしたんです」
「なるほど、それなら大丈夫・・・なのか?」
と思ったが、気にしない方向で行こうと思ったので、考えるのをやめた。どうやら準備が
終わったようだ。
自己紹介をしていたが・・・・スルーでいっか。
「それでは聞いてください!SURVIVORねばーぎぶあっぷ!」
そしてパスパレの演奏が始まった。
「♪~~♪~~♪~~」
演奏が聴いて思ったのは、日菜と麻弥は上手い方だなーと思った。千聖も上手い方なのだが、まだ少し粗いって言うのかな?たまにぎこちなくなる印象だな。後の二人は・・・・
「なんであの二人はあんなに緊張してんだ?」
そう、イヴと彩は緊張しているせいで、たまに音がずれていたりするのだ。イヴの方は何とかなっているが・・・彩さーーーん、自分で音程外したのに気づいて顔を赤くしないの。こら千聖、お前さんそれに気付いて、若干体がプルプルしてるぞ。笑いかけてんじゃないの。
「♪~~♪~~♪~~」
お、彩の奴、調子を戻してきたのか?ずれがなくなって来たじゃんか。
「♪~~♪~~♪~~!!」
そんなこんなで何とかパスパレの演奏も終わり再び準備のために一時休憩となった。
といっても、俺はずーーっとイスに座っていただけなのだがな。
次のバンドの準備が終わり、ステージのライトが点いた。
だいこんの丸さん☆9評価ありがとうございます!
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