要 結城の日常   作:テンツク

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42話

次にステージに出てきたのは問題j・・・ハロハピのメンバーだった。ステージの中央には、こころがいる。

 

「みんな、元気にしていたかしら!?次は私達ハローハッピーワールドの演奏よ!みんなで笑顔になりましょう!」

 

なーんて言いながら観客席にダイブしたよ・・・・・ダイブ!?

 

「えっと、あれ大丈夫なんですか?」

 

「あはは・・・えっと、本当はダメなんですけど、こころちゃんを含め、お客さんも慣れちゃいまして、今では」

 

そう言って月島さんが見る方を見ると、何故かこころが胴上げされていた。

 

「・・・・・・・」

 

正直声が出せなかった・・・・・よし諦めよう。このグループに常識は通用しない。

そう思い込み、他も見てみると、テンションMAXなはぐみに、女性客に囲まれている薫・・・・おい待て、なんでお客さんがステージに上がってるんだ?

 

「あれもいつもですか?」

 

「はい・・・いつもです」

 

なるほど、諦めだな。次にあわあわしている花音がいて、後は・・・・・・。

 

「クマ?」

 

「ああ、ミッシェルの事ですか」

 

「ミッシェルていうのか・・・あれ?」

 

「どうかしましたか?」

 

「あ、いえ、知りあいが一人いないもんで・・・・・ってまさか」

 

「あーー・・・多分、要さんが思ってる事、あってるかもしれません」

 

今の月島さんの返事で、あのミッシェルが何者なのか判明した。俺はミッシェルに向けて両手を合わせて、

 

「ご愁傷さま」

 

と言っておいた。もちろん本人には聞こえてはいないが・・・いないはずなのだが、何故かこちらに向けて敬礼している。

 

っと、そんな感じになっていると、こころの奴も満足げに演奏を始めようとする。

 

「それじゃあいくわ!せかいのっびのびトレジャー!」

 

そうして演奏が開始された。

 

 

 

 

「♪~~♪~~」

 

ハロハピの演奏を聴いているが。

 

「これは演奏なのか?」

 

「まぁ一応演奏はしているので、大丈夫だと思います」

 

何故俺がこう思うのかと言うと、今ステージにいるのは花音と美s・・・ミッシェルのふt・・・1人と1体だけなのだ。他の3人はというと、

 

「さあ!あなたも一緒に盛り上がりましょう!」

「ああ、なんて美しいんだ・・・儚い・・・」

「はぐみはまだまだ大丈夫だよーー!」

 

と言う風に曲と曲の間で、観客席に乱入しているのだ。

 

「「あははは・・・」」

 

俺と月島さんは互いに苦笑いをしていた。

 

「♪~~♪~~!」

 

そうして、何とか演奏が終わったみたいだ。挨拶を済ませてはけて行くと、最後のグループ用に準備が開始された。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

次の準備が終わり、次のグループが出てきた。それを見た俺は、ああ、って感じになった。それにしても、

 

「あいつらが出てきたら・・・今までと違うな、盛り上がり方が」

 

「そうですね。多分、お客さんの多くは彼女達の演奏を聴きに来たんだと思いますね」

 

「へー、あいつらってそんなに上手いんですね」

 

そう、最後に出てきたのはロゼリアの奴らだった。真ん中に友希那がいて、その周りに、紗夜、リサ、燐子、あこがいる・・・・こらリサとあこ、こっちに手を振っていないで集中しなさい。紗夜、注意を・・・・お前もか・・・。燐子は・・・分かってたよこんちきしょう・・・友希那は、お前もこっちを見るな・・・ってあれ?ああ、なるほど。

 

「友希那ちゃん、固まっちゃいましたね?」

 

「ああ、こいつでしょうね」

 

「ミユちゃんですか?」

 

「ええ、あいつ、ミユの事好きですからね」

 

「そうなんですか?」

 

「なんなら試してみますか?」

 

「試す、ですか?」

 

「ええ」

 

そう言って、俺は肩に乗っているミユを頭の上まで抱き上げ、あいつらに見えるように見せた。すると、友希那の顔がみるみる輝きだしていき、若干前のめりになった。俺はそれを確認するとミユを足元に下ろした。ちょうどこの位置はあいつらからは見えていない。

すると友希那の顔が明らかにテンション下がりっていき、なんか絶望した顔になっていった。それを見えていたリサと紗夜が顔を伏せて笑うのを堪えていた。

 

ちょっとの間これを繰り返し遊んでいたが、演奏が始まらないと思って、ミユを頭の上に乗せた。友希那も真剣な表情に戻り、他のメンバーも表情が変わった。

 

「それでは聞いてください。BLACK SHOUT」

 

友希那が曲名を言うと、演奏が始まった。

 

「♪~~♪~~♪~~」

 

初めて聞くが、確かに上手いな。

 

「確かに聴く価値がありますね」

 

「そうなんですよ、彼女達はとても上手なんで、結構いろんな所でライブをやったりしてるんですよ」

 

「へーー、なーーる」

 

「要さんも彼女達のファンに?」

 

「うーーん・・・俺はならないですねー」

 

「え?そうなんですか?」

 

「うーん、確かに上手いのは分かってるんですけど、何か一回聞ければ良いかなって感じですかね」

 

「それはなぜですか?」

 

「うーん何て言うか・・・重いって感じですかね」

 

「重い・・・ですか?」

 

「ええ、まぁこいつなに言ってんだぐらいに聞いてもらえれば良いんですけど・・・何となくあいつら、特に友希那と紗夜は、他の事を取り入れないような気がするんですよね。自分らのバンドだけですべてやる、みたいな感じで、俺はどちらかと言うと、音楽はテンションが曲って言えば良いんですかね?そう言ったのをどっちかというと聞く方なんですよ。そんな感じなんでね、こんな感じで聞いてもあいつらに失礼かなっと思っていまして」

 

「なるほど、確かに好きな感じの曲は、人それぞれですね。でも友希那ちゃん、グリグリ以外の子達と、合同で一曲作ってあるんですよ?」

 

「へー、あいつがねー」

 

そんな感じに月島さんと演奏を聴いているが、

 

「♪~~♪~~」チラッ

 

さっきから友希那とリサがちょくちょくこっちをちらちら見てきている。君たちは演奏に集中しなさい、まったく。

 

「♪~~♪~~」

 

しかし、他のバンドも上手いが、確かに他とは違うな・・・なんか、お偉いさんが好きそうって感じのあれだな。

 

「♪~~♪~~!」

 

おっと、どうやら終わったみたいだ。ロゼリアのメンバーはステージからいなくなり、ステージの幕が下りた。それを確認した俺は椅子から立ち上がった。

 

「おかえりになるんですか?」

 

「ええ、終わったみたいなので」

 

「まだ最後の曲が残ってますよ」

 

「最後の曲?」

 

 

 

どうやらまだあったみたいだ。

 

 






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