要 結城の日常   作:テンツク

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5話

あの後しばらくゲーム組が白熱しているのをカレーを食べながら見学していた。

 

結果を言えば巴の圧勝だった。その次にたえとひまりが同点で2位となり、最下位は香澄だった。なんであれだけクッ〇マスを何回も踏めるのだろうかと思いながら見ていた。最初の方はみんなで笑い話に出来ていたのだが、あまりの多さに後半からはなんかかわいそうに見えてきていた。当の本人はと言うと最初は踏んだらダメだと知って落ち込んでいたがなぜか最後にはマスを踏むたびに喜んでいたのだ。まぁ本人がよさそうだから良いのか?

 

その後は昼食を食べながらみんなで交代しながら遊んでいたのだが、なぜか最後の方ではクッ〇マスを多く踏んだ人の勝ちというなんか斬新な感じになっていた。

 

ちなみに昼食は簡単にサンドウィッチやおにぎりを作り、ゲームしている子もつまめるようにした。

 

しばらく遊んでいてふと時計を見ると、そこそこ良い時間になっていた。

 

「もうこんな時間か、君たち帰らなくても大丈夫なのかい?」

 

俺のその声にみんなが時計を確認し。

 

「もうこんな時間か、ばあちゃんが心配するだろうし私は帰ろっかな」

 

「私も、さっきお姉ちゃんから連絡があって、もうすぐご飯だからって言ってたから私も帰るね」

 

「うちも、同じ感じかな」

 

「私も!妹からそろそろ帰ってきなさいって連絡が来てた」

 

ポピパの子達はみんな帰るようだ。

 

「私たちもそろそろ帰ります」

 

アフターグロウの子達もどうやら帰るようだ。

 

「私はもちろんここでご飯食べてから帰るね」

 

「「「「「はい?」」」」

 

この子はまたいったい何を言っているのか、とんでもないこと言ってるよ。

 

「いや、お前も一緒に帰れよ」

 

「??ダメなの??」

 

「ダメに決まってんだろ、ったく、お前昨日食わしてやったろうが」

 

「「「昨日?」」」

 

「ああ、こいついきなり家に来て」

 

『ごはん食べに来た!!』

 

「って、玄関開けた瞬間そんなこと言いだすんだぜ?」

 

「それでおたえにごはんを作ってあげたんですか?」

 

「いや、最初は頭ひっぱたいて家に帰したんだが、そのあとも何回も何回もきて」

 

『ご飯食べるまでは私は帰れない!!』

 

「って、決め顔で言って来てな、そろそろ近所迷惑になる可能性もあったから仕方なく食わしてやったんだよ」

 

そう説明すると、アフターグロウの子達はなんとも言えない表情になり、ポピパではりみが苦笑いをし、沙綾と有咲は頭を押さえて深いため息をし、香澄はなぜか目をキラキラさせていた。

なんでお前はそんな顔をしてるよ。

 

「昨日こっち食ったんだから、自分家で食べなさい」

 

「ダメ、今日も食べ「「はいはーいそこまでね(な)帰るよ(ぞ)ー」」あーーーご飯ーーー」

 

たえのやつがわがままを言い始めたところで沙綾と有咲が引きずって行ってくれた。

それに続いてりみと香澄も挨拶をして出て行った。

 

「いつもこんな感じなんですか?」

 

「あいつがいるときはそうじゃねぇかな」

 

そう苦笑いをしながら言うと、アフターグロウの子達も苦笑いをしていた。

 

「そ、それじゃあ私らもそろそろ帰るか」

 

「そうだね、それじゃあ結城さん、今日はありがとうございました」

 

「「「「ありがとうございました」」」」

 

つぐみがお礼を言うと、それに続いてみんなもお礼を言ってくれた。

 

「ああ、また暇なときにでも来ると良いよ」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

そう言ってアフターグロウの子達は帰って行った。

 

 

みんなが帰った後にある程度片づけをして、風呂に入り寝るために自分の部屋に向かった。

ちなみに食器とかの洗い物はみんなが手伝ってくれて終わってある。

 

部屋につき、扉を開けた。

 

ガチャ・・

 

「待ってたよ、お兄さん!」

 

なんと部屋に連れて行かれたはずのたえが俺のベットに寝転んでいたのであった。

 

~~終~~





次は誰を出そうかまだ決まってないから決めねーとなー。

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