~数時間後~
昼寝から目が覚めた俺は、体を動かそうとしたが動かなかった、原因は分かってはいる。
「えへへ//」
「zzz・・・」
「・・・・」
「えへ・・・えへ・・」
「クゥー、クゥー」
原因である彼女達は良くも悪くも気持ちよさそうに眠っている、そのおかげで動けないのだ、え?退かせばいいじゃないかって?そうしたいのはやまやまなんだが、いかんせん彼女らの抱き着く力が強いもんで、腕も足もしびれて動かなんだわ・・・・どうしよ。
そんな事を思っていると。
「ん、んー、あれ?結城さん?」
「おきたか?つぐみ」
「これは夢だよね、結城さんが私の部屋に居るはずないもんね・・・zzz」
「いや、ここ俺の部屋って聞いてないや」
一瞬つぐみが起きたかと思ったがすぐに寝てしまった、それにしても千聖のやつやけに静かだな。
そう思った俺は顔を千聖の方に向けると。
「・・・・・」ドンッ!
無言で目の前で目を開けている千聖がいた、それに驚いた俺は頭を勢いよく後ろに倒してしまい、その結果。
ゴンッ!
鈍い音を立てて、リサの顔に俺の後頭部が直撃した。
「痛った~、何々?」
「すまん、俺の後頭部が直撃した」
「結城さんの後頭部?また何で?」
「逆側を見れば分かるよ」
「逆側?よっと。って、うわ!」
「横向いたらこの顔があるんだぜ、ビックリしてさ」
「確かにこれはビックリするかも」
「それより大丈夫か?」
「うん、痛くはあったけど、大丈夫」
「そっか、しっかし、こいつ寝てんのか?」
「起きてると思うけど、千聖?」
「・・・・・zzzz」
「「寝てる!?」」
「こいつ目開けたまま寝てるぞ」
「なんか怖いね」
「一種のホラーになりそうかもな」
「確かに、目覚めていきなりこれを見たらやばいかも」
「それより、時間も時間だからさ、こいつら起こしてくんねえ?」
「了解!」
こうしてリサにより全員が起こされ、下へと行くのであった・・・俺?俺はしびれて動けないから先に降りといてくれって言っておいた。
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~数十分後~
ようやく動けるようになった俺は起き上がり、体の動作確認を行った、しびれもだいぶ取れて、元に戻ってきた、すると扉が開き。
「「「「「結城さん、晩御飯出来ました!」」」」」
と言われたので、一緒にリビングに降りると、そこには一人の人が俺らの晩飯であろう肉を食べていた、その正体はと言うと。
「なんでお前がここに居るんだ?・・・たえ」
そう、そこに居たのは不法侵入の常習犯である、たえの奴が、黙々と肉をほうばっている光景がそこにはあった、俺らに気がついた、たえの一言目は。
「お肉おかわり!!」
という何とも場違いな発言だった。
「おい、ちげーだろ」
「あ!そうだったね、ごはんおかわり!」
「「「「「「もっとちげーよ!/違うよ!」」」」」」
さらにバカ発言を言うもんだから、全員で突っ込んだ。
「???みんなどうしたの?早く食べないとなくなっちゃうよ?」
「なんでお前は無くす前提で話しをしてんだよお前は」
「??それはお兄さんのお家だからだよ?」
「なんか、会話のキャッチボールが出来てないような気がするんだが?」
「「「「「出来てないですね」」」」」
「それで?あとどれくらい残ってるんだ?」
「えっとね、これ!」
そう言って俺に見せてきたもは、皿半分ぐらいしか残っていない、肉の皿だった。
「他はどうした?」
と、俺が聞くと。
「??全部食べたよ?」
自信満々に言って来たのだ、それを見た五人はと言うと。
「「「「「・・・・・・」」」」」
ハイライトが何処かに行った目でたえの方を見てから一言。
「「「「「ちょっとO・HA・NA・Siしようか?」」」」」
「え?あ、え?、うん、分かった」
そう言って、六人はリビングから出て行ったのであった。
その後、何が行われ、どうなったかは分からないが、俺は予備の肉の準備することにしたのであった。
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