姉貴からの連絡から数日、今俺はCIRCLEに来ていた、何故来たのかと言うと、あの電話の相手を考えた結果、何人か思い当たった子がいたからだ、と言っても、ここにいるのかどうかは分らんのだがな。
「おっす、まりな」
「あ、結城君、どうしたの?」
「ちょっと人探しをな、今日は誰か来てるのか?」
「今はみんな来てるよ、今は合同バンドの練習してるよ」
「合同バンド?」
「うん、近々ねパスパレのライブがあるんだけど、そこでもう一回みんなでやらないかってなったみたい」
「へー、結構大きめの感じなのか?」
「そうみたい、詳しい事はそこまで聞かされてないからなんとも言えないけどね」
「へー、それはそれは」
「どうする?会って行く?」
「ああ、ちょうど探し人も居るみたいだしな」
「探してるのって、彼女達なの?」
「そ、ちょっと訳ありでな」
「そうなんだ、もうすぐ時間で終わるから、行こっか?」
「そうだな」
俺とまりなはあいつらのいるスタジオへと向かった。
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スタジオ前に着いた所で、ちょうど曲が終わったみたいだ、タイミング良過ぎねーか?まあいいや、中に入るためにまりなが扉を開けて、中に入って行ったので、後に着いて俺も中に入った。
「みんなお疲れ様!」
「「「「「「お疲れ様です!!」」」」」」
「うん、順調に進めてるかな?」
「バッチリです!」
「バッチリよ!」
「「はいはーい、うるさいから引っ込んでよーねー」」
そう言って有咲と美咲は香澄とこころの首根っこを掴みながら奥へと引きずって行った。
「まりなさん、何かありましたか?」
「んー、私と言うよりはこっちかな」
「「「「「こっち??」」」」」
そう言ってみんながこっちを一斉に見て。
「「「「「・・・・・・・・」」」」」
しばらく固まった後。
「「「「「キャ、キャーーーーーーー!!」」」」」
「ギャーーーー!!」
悲鳴にも似た、いや、むしろ悲鳴か、を全員であげたものだから、鼓膜がやられそうになった、流石にこの人数ではヤバい。
「ゆゆゆゆ、結城さん!!??」
「あば、ああああああ」
「えっと、そっと、こっと、えっと」
などと訳の分らん造語がいっぱい出てきて、スタジオ内はカオスな空間になっていた。
「俺外に出てるから、落ち着いたら呼んでくんねー?」
「そうだね、ここは一回そうした方が良いかも」
まりなの返事を聞き、俺は外に出て行った。
~数分後~
「結城君、もう良いよ」
「おう」
まりなからOKが出たので、俺は再び中へと入った。
「もう良いか?」
「「「「「大丈夫です!!」」」」」
「そうかい、なら良かったよ
「結城さん、今日はどうされたんですか?」
「ちょっと野暮用でな、人探しをな」
「「「「「人探し??」」」」」
「ここに来たって事は、私達に用が?」
「そう、ちょっと手伝いをお願いしたくてな」
「手伝い、ですか?」
「そ、実はな」
俺は撮影の内容の事だけをみんなに説明をした。
「「「「「ブライダルの撮影!!??しかも京香さんがカメラマンを!!??」」」」」
「そ、それで、その新婦役?を頼みたくてな」
「それは私達全員何ですか?」
「いや、全員だと、数名は撮影にならなさそうだからな、俺が選んだ、まぁやるかやらないかは本人次第だがな」
「それで、結城さんが選んだのって、誰なんですか?」
「ああ、それは・・・」
「「「「「それは・・・」」」」」
「7人いてな、言っていくと、紗夜、燐子、蘭、つぐみ、彩、麻弥、美咲の7人だ」
「私ですか!?」
「わ、私!?」
「あたしなんだ?」
「私も!?」
「やった!」
「自分っすか!?」
「私!?」
「この7人はどうしてだったんですか?」
「ああ、それはなアンケー、ゲフンゲフン、この7人なら撮影がスムーズにいきそうだからな、リサとか、沙綾とかも考えはしたけど、沙綾は前に一回やったんだろ?」
「ええ、前に一度、させてもらいました」
「それに、何か似合いそうだから選んでみた」
「それは麻弥ちゃんもって事ですか?」
「ちょっと千聖さんどう言う事っすか!?」
「麻弥は、麻弥は・・・分かるだろ?」
「なるほど、そういう事ですか、納得です」
「今の会話で何を納得したんっすか!?」
「それはな」
「それはね」
「「・・・・ふふ・・・」」
「何なんっすかその不気味な笑みは!?」
「それでさ、新婦役は7人だけどさ、その相手の新郎役は誰がやるの?京香さんがカメラマンって事は、プロの人が?」
「まぁリサの思ってる事はみんな思うだろうな」
「違うんですか?」
「ああ」
「それじゃあ誰がやるの?あたしあんまり知らない人とはあんまりなんだけど」
「ああ、それに関しては気にしなくていいぞ」
「じゃあ誰がやるの?」
「俺」
「「「・・・・・え??」」」
「ん?」
「え?もしかして今結城さん、自分って言いました?」
「ああ言ったぞ」
「って事は私達の相手役って、結城さんなんです?」
「ああ、ダメか?」
「「「「「・・・・・」」」」」
「?」
「燐子、燐子はこういうの苦手だったよね、代わりにやってあげるよ」
「え?え?い、今井さん!?」
「紗夜、変わりなさい」
「湊さん、何かニュアンスが違いますよ?」
「蘭の所ってこんな感じの事、確かダメだったよね、だから代わりに私が代わってあげるよ!!」
「いや、良いよ、私がするから」
「つぐも苦手だったよな!?あたしが代わってやるよ!」
「嫌だ!私がする!」
「彩さん!代わってください!」
「嫌!こればかりはイヴちゃんの頼みでもダメ!」
「麻弥ちゃん・・・分かってるわね?」
「なんか千聖さんが怖いんですけど!?」
「美咲ちゃん?・・・・」
「花音さん・・・・」
「みんなどうしたんだろ?」
「香澄は気にしなくても良いよ」
「てか問題が増えるから、お前は黙ってろ」
「お腹減った」
「おたえちゃん」
「なんか大変な事になっちゃったね」
「そうだな、こんな感じになるとは思わなかったな」
「「あはは・・・・」」
「「「「「・・!・・!・・!!」」」」」あーだこーだ
「お前らー」
「「「「「・・!・・!・・!」」」」」
「ダメだこりゃ、沙綾、有咲」
「「はい?」」
「とりあえず、用件は伝えたから、俺は帰るとするよ」
「「そうですか、分かりました」」
「それじゃあ行くわ、決まったら連絡してきてくれって言っておいてくれ」
「「分かりました!」」
「まりなも邪魔したな」
「ううん、そんなことないよ」
「それじゃあ行くわ、またたまに来るよ」
「うん、待ってるよ」
「お前らもライブ頑張ってな」
「「「「はい!」」」」
「あと有咲、香澄の奴、お前のであろうキーボードで何やらやってるぞ」
「え?あ!香澄てめえ!!」
「あはは、香澄らしいね」
「香澄ちゃん」
「それじゃあな」
「「「はい!/うん!」」」
後の事を沙綾、りみ、有咲、まりなにまかせて、俺は帰った、え?なんで他には言わないのかって?だって後は香澄に、たえに、あこに、日菜に、モカ、こころ、はぐみ、薫だぜ?・・・・・・・無理だろ、てな訳で、彼女達に頼んだんだよ。
その夜に7人から連絡が来て、手伝いの件はOKを貰えた、なんとか他のメンバーを振り切ったらしい、これで何とか人は揃ったな、後は当日を待つとしますかな。
「はーいどうもーテンツクです!やってきましたあとがたりのコーナー!今回のゲストはこちら」
「どうも!、パステルパレットでドラムやってます、大和麻弥です!」
「はいって事で今回は麻弥ちゃんをゲストにお送りいたします、前回のアンケートにご協力いただいた方、ありがとうございました!!」
「今回の新婦役はみなさんのアンケートの結果で決まったんですよね?」
「そうだよー、本当は5人の予定だったんだけどね」
「票が一緒だったんですか?」
「そうそう、麻弥ちゃんと彩ちゃん、燐子ちゃんが、同じ票で、残りの1枠だったんだよね、どうしようか考えたよね」
「それはその三人を入れるか、入れないかって感じっすか?」
「そうそう、最初は4人にして、その三人は後のイベントで出そうかって考えたんだけどね」
「でも今回全員出したんですね」
「まぁ良いやみんな見たいって言ってくれたんでね」
「みなさんありがとうございます!」
prrrr♪
「「ん?」」
prrr♪
「出たら?」
「それじゃあお言葉に甘えて、はい?」
「ワタシメリーサン、イマイリグチニイルノ」
「「・・・・・」」
「ワタシメリーサン、イマカンナイニイルノ」
「「・・・・」」
「ワタシメリーサン、イマ、アナタタチノ、ウ・シ・ロ・ニイルノ」
「「・・」」ギギギギギ
「ワタシチサトッテイウノ・・・ワカルワネ」ニコッ
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ギャー~~~~~~!
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そんなこんなでこれからもこの小説をるん♪って感じでよろしくね♪♪
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