要 結城の日常   作:テンツク

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72話

ある日の事、街を歩いていると。

 

「お兄ちゃんー!」

 

っと声をかけられたので、後ろを見てみると、そこにはつぐみとひまりがいた、俺が二人に「よう」っと声をかけると、ポスッっと言う音とともに、二人が俺に抱きついて来た。

 

「おっと、どうした?」

 

「ひまりちゃんと遊んでたんだけど、そしたらお兄ちゃんを見つけたから声をかけたんだ!」

 

ちなみにこの二人は最近俺の事をお兄ちゃんと呼ぶようになった、最初はあのブライダルイベントの後につぐみからそう呼んで良いかと聞かれたので、OKと言ってやったのが最初だ、そこから次第にみんながそう呼ぶようになり、今では、つぐみ、ひまり、沙綾、彩、美咲、花音がお兄ちゃんと呼び、蘭、巴、リサ、燐子、千聖、イヴが兄さんと呼ぶようになった、他のみんなは今まで通り、名前呼びのままだ。

 

「今日は二人なのか?」

 

「うん、蘭ちゃんは友希那さんと何かするみたい、巴ちゃんは家族で旅行だって」

 

「モカは今バイトだよー」

 

ちなみに数名を除いては、みんな敬語なしで話すようになった、俺自身はもっと前からでも良かったんだけど、みんな抵抗があったらしく、そうはいかなかったけど、今ではみんなこんな感じで話すようになった。

 

「つぐみは店の方は良いのか?ひまりもバイトはないのか?」

 

「今日うちは定休日で休みだよ」

 

「私も休みだよ!」

 

「そうなのか」

 

「お兄ちゃんはどうしたの?」

 

「いや、特に何も、暇つぶしにぶらぶらとしてたところだ」

 

「「それじゃあ私達と遊ぼ!」」

 

「お、おう良いぞ」

 

「「やった!」」

 

「そんじゃあまずは飯にしよーぜ」

 

「「はーい」」

 

俺たちは昼食の場所を探すことにした。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

探した結果、ひまりのバイト先のでもあるファーストフード店に決まった、俺達は店に入った。

 

「「いらっしゃいませー」」

 

中からは知ったような声が聞こえてきた。それもそのはず、レジ居たのは彩と花音だったのだ。そういや前に来た時も一緒だったような… いや、あの時は確か彩じゃなくてひまりだったか、まあそんなことはどうでも良い。それより順番的にはレジは花音の方になりそうだな。

 

「いらっしゃいませ!こちらでお召し上がりですか?」

 

「ああ」

 

「ご注文は何になさいますか?」

 

「えっと、これのセットと、これの・・ってどうしたその顔、すごい顔になってるぞ」

 

「あ!ごめんなさい、これのセットですね、他にご注文はございますか?」

 

「あ、ああ、これとこれのセットを」

 

「お飲み物はどうしますか?」

 

「えっと、これとこれ二個で」

 

「以上でよろしいでしょうか?」

 

「はい」

 

「以上で1500円になります」

 

「ちょうどで」

 

「1500円ちょうどですね、少々お待ちください」

 

少し待つと、注文の品が来たので、それぞれ受け取り、空いてる席を探した。探していると、ある席に見知ったやつがいた。

 

「美咲じゃねーか」

 

「あ、お兄ちゃん、それにつぐみとひまり」

 

「美咲ちゃんこんにちは!」

 

「やっほー!」

 

「その子は?」

 

「うちの妹です」

 

「美咲の妹か、こんにちは」

 

「こんにちは!」

 

「お兄ちゃん達は三人で遊んでたの?」

 

「いや、さっき偶々会ったんだよ、それでお互い暇だし遊ばねーかって話になってな、そんでとりあえずは飯にしよーぜってことで今に至る訳」

 

「そうなんだ」

 

「美咲は?」

 

「あたしたちはお母さんが急な用事で家を出ちゃって昼ごはん代は置いて行って貰ってたから妹に何が食べたいか聞いたらここが良いって事でここにしたんだ」

 

「そうなのか、相席良いか?」

 

「もちろん、むしろお願いしたいぐらいだよ、ささ、どうぞ」

 

そう言って美咲は奥にずれて人一人分のスペースを作ってくれたので、俺はそこに座った。

 

「「ああーー!」」

 

「うるせーぞ、周りの迷惑になるから静かにな」

 

「「はーい・・美咲ちゃんめ」」

 

「フッ」

 

今の席的にはこんな感じだ。

 

俺 美| |

ーーー| |

ーーー|壁|

ひ つ| |

 

 

てな感じだ、え?美咲の妹はどこだって?それなんだがな。

 

「なんで君は俺の足の上に?」

 

「かっこいいから!」

 

「いや、答えになってないからね、美咲?」

 

「えーっと、もしいいんだったらそのままでもいい?」

 

「いや、まー良いんだが」

 

「なんか憎めないね」

 

「そうだね、あれだけ良い笑顔されちゃうとね」

 

「腹減ったし、食おうぜ」

 

「「賛成」」

 

こうして美咲と美咲の妹を含めた五人で昼食を食べる事となったのだった。

 

 

 




「あとがたりのコーナー!今回のゲストはこの方」

「どうも、アフターグロウのギターボーカルの美竹蘭です、よろしく」

「はい、と言う事で、今回のゲストは蘭ちゃんです!何か聞きたい事とかありますか!?」

「それじゃあ質問なんだけどさ、ネタってちゃんとあるの?」

「♪~~♪~~」メソラシ

「こっち向きなよ、まあ何となくそんな気はしたけどね、これからどうするの?」

「それはこれから考える!」

「うP主の頭で思いつくの?」

「♪~~♪~~」メソラシ

「思い浮かばないんだ、それじゃあやる事は分かってるよね?」

「ははーー」ドゲザ


「と言う事だから、今からうP主から説明させるね」

「えーっと、と言う事で、詳細は活動報告の方をご覧くださいませ」

「と言う事らしいから、まあ見るか見ないかはみんなに任せるよ」

「はい、っと言う訳で、今回はここまで!さよーならー」

「それじゃあまたね」

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