要 結城の日常   作:テンツク

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翡翠林檎さん!☆9評価ありがとうございます!


80話

ある日の事、家で夕飯を食っている時の事、チャイムが鳴り、出てみると、そこにはたえのお母さんのひかりさんがそこには立っていたのだ。

 

「ひかりさん、どうしたんですか?」

 

「うん、ちょっと結城君にお願いしたいことがあってね」

 

「俺に?」

 

「うん、実はね」

 

「あ、それなら一回家に入りましょう」

 

「ええ、、分かったわ」

 

そうして俺はひかりさんを家に招き入れた。

 

 

 

 

「どうぞ」

 

「ありがとうね」

 

「いえいえ、それで、どうしたんですか?急にお願いしたいだなんて」

 

「実はね、これなのよ」

 

そう言ってひかりさんは一枚の紙を見せてきた。

 

「何々、えっと、授業参観?」

 

「そうなのよ、実はね、この日どうしても外せない用があってね、旦那も仕事で二人とも行けなくなっちゃってね」

 

「もしかしてですけど、それを俺に?」

 

「そうなのよ!結城君なら、私としても弟みたいなものだもの、大丈夫よ!」

 

「いや、そこの心配はどうでも良いですよ」

 

「あら?そうなの?それじゃあ他に何かあるの?」

 

「おおありですよ、たえの行ってる花咲川でしたっけ?あそこは女子高でしょうよ」

 

「大丈夫よー、結城君ならモテモテだからさー」

 

「いや、だから」

 

「大丈夫よ、なんならそのままJKでもゲットしちゃえばー!?」

 

「・・・・・・ダメだこりゃ」

 

「とまあ、冗談はこれくらいにして、大丈夫、先生には私から言っておくからさ、花咲にに私と同級生の先生がいるのよ、それで何とかしてもらうわ」

 

「あ、はい」

 

「それじゃあよろしくねー!」

 

バタンッ

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

シーン

 

「・・・・・・・寝るか」

 

この日はもう寝る事にした。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

参観日当日

 

 

 

当日になり、俺はひかりさんに言われた通り、花咲川に来た俺は校門の前にいた、そこで待っていると、学校の方から一人の女性が歩いてきた。

 

「君がひかりの言ってた結城君かい?」

 

「あ、はい、えっと」

 

ああ、言ってなかったね、私は椎名 ゆかりだ、保険医をしているよ」

 

「あ、どうも、俺は要 結城です、一応今回はひかりさんの代理って形で来ました」

 

「ああ、ひかりから聞いてる、それじゃあ行こうか」

 

「えっと」

 

「ああ、気にしなくて良いよ、どうせあいつの発案なんだろ?」

 

「あはは、そうです」

 

「あいつに関していつもの事だ、そこは気にしなくても良い」

 

「分かりました」

 

「ああ、それじゃあ行こう」

 

そう言って椎名先生は校内に歩いて行ったので、俺も後ろをついて行った。

 

 

 

椎名先生の後をついて行っている時に。

 

「ブシドー!」

 

などとよく分からない掛け声が聞こえて来たので、振り向いてみると、誰かに抱きつかれたので、見て見ると、そこには制服姿のイヴがいた。

 

「イヴ?」

 

「はい!私です!」

 

「なんだ若宮、彼と知りあいなのか?」

 

「はい!兄さんとは仲良くさせていただいてます!」

 

「そうなのか」

 

「それより、どうかしたのか?」

 

「いえ!兄さんが見えたので!」

 

「そうなのか?それより授業は大丈夫なのか?」

 

「あ!そうでした!」

 

そう言ってイヴは歩いて行った。

 

「それじゃあ私達も行こうか」

 

「はい」

 

俺達は再び歩き出した。

 

 

 

そして少し歩いた所で、椎名先生が止まり

 

「それじゃあ君はこっちから入ってもらってくれ」

 

「分かりました」

 

「私は保健室に行くよ」

 

「はい、ありがとうございました」

 

「気にしなくていいよ、それじゃあご武運を」

 

そう言って椎名先生は歩いて行った、それを見送った俺は後ろの扉から教室に入った。

 






えーーっと、ちょっとしたご報告があります。



詳しくは活動報告の方で報告しますので、気が向いたら見て見てください

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